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愛好家減少でも魅力は健在!? 愛媛のアマチュア無線 【#ヒキダシ相談】

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(質問)
父親が9月末に亡くなりました。昔からアマチュア無線をしていました。その無線機をどうしたらいいか悩んでます。
ただ無駄むだに処分はもったいないし、最後まで修理だと思うのですが、していたものものそままです。
ガンで急激に悪くなり亡くなったので本人も思うようにならなかったんだと思います。
使える使えないなどわからないことだらけなので、詳しい人がみて、使えるのは大事に使っていただきたいです。好きで大事にしていたモノたちだと思うので。

2025年11月4日 30代 女性(中予地区)

回答=ヒキダシ事務局

ご相談いただき、ありがとうございます。
お父様が長年大切にされてきたアマチュア無線機について、そのおもいを丁寧に引き継ぐための道筋を、ご紹介いたします。

  1. 状況整理と大切にすべきポイント
    長年趣味として使用されてきた機器であれば、状態やモデルによっては「使える」「価値がある」可能性があります。一方で、修理が必要・部品が揃っていない・運用免許との関係がある機器もありますので、まずは「現状を確認する」ことが優先です。

(以下略。#ヒキダシのサイトで全文をご覧ください)

「趣味の王様」と呼ばれたアマチュア無線。90年代をピークに愛好家は減少の一途。全国のアマチュア無線局数は以下のように推移している。

1952年度:193局
1994年度:136万4316局
2024年度:34万4105局

電波利用ポータルの統計(Excelファイル)

全盛期は国民の1%ぐらいがアマチュア無線をやっていた。
四国での推移はこちら。

2001年6月:4万1833局
2025年9月:1万5609局

情報通信統計データベース

愛媛県内の無線専門ショップはいまや数店。「永田無線」(松山市築山町)に話を聞いてみた。
社長の永田公俊さん(77)は旧野村町(現西予市)惣川の出身。中学時代からアマチュア無線が好きで学校を休んで免許を取りに松山まで来た、という筋金入り。

創業52年。地域の愛好家たちにとって頼りになる存在。
古い機材の買い取りについて質問すると「売れないからね」と肩をすくめた。
電化製品と同じで寿命があり、部品がない機種は修理も難しい。
引き取りになる可能性もあるが、まず実機を持って相談に来てほしい、とのこと。

永田無線にあった古い無線機
受信機と送信機が分かれている

愛好家は減り、高齢化が進む。
古い無線機にもニーズがないわけではない。「昔欲しかった」とかつての名
機を求める人も少数いる。しかし現役の愛好家は新機種に買い替えることが多く、いつ壊れるか分からない旧機種のニーズはそれほど多くないという。

アマチュア無線機も今やパソコンに繋いで使ったり、国を超えた通信に途中でネット回線を使ったりする。交信証明書のQSLカードもネットで申請することが増えた。ハイテク化が進むが「味気ないって言う人もいるけど、そういう時代よね」。

一方でじわりと用途も広がっている。
これまでも災害時には使えたが、社会貢献活動(ボランティアや消防活動、学校活動)でも使えるようになってきている。
(※資格者に限る。あくまで非営利の範囲内)

永田さんによると、県内の豪雨災害でもアマチュア無線が活躍した事例があり、意識の高い自治体や地域、そして医療機関は機材を整備しているという。
一斉同報はスマホにない利点。
携帯の電波が届かない山間部や、災害で携帯網がダウンした時の代替手段として期待されている。

永田無線にあった古い無線機

災害が激甚げきじん化してきた近年。
免許不要(登録は必要)のデジタル簡易無線(旧パーソナル無線)などとともに、携帯電話とは違う使い方が広がる可能性はあるのかもしれない。
アマチュア無線が歴史は古いけど、一周回って新しいコミュニケーション手段として注目される時代が来るかも、と愛媛のアマチュア無線界の生き字引と話して思った。

キャリア30年弱という松山市、会社員石崎隆一さん(40)にも話を聞いた。
父の影響で小学5年から始めた。
いったん遠ざかったが30歳台で仕事の関係からアマチュア無線を再開。今は車にアンテナを装備して聞くのがメーンになったが「いつか余裕ができれば、また電波を飛ばしたい」。

電波がどこまで飛ぶか。
かつては愛媛から北陸や海外と交信した、という話にロマンを感じていた。
こちらが話している間は相手が聞いて、相手が話している間はこっちが聞く、という電話とは違うコミュニケーションが楽しいという。
今後、アマチュア無線に新たな使い方や楽しみ方が生まれる可能性はある、と思うが「その時、使える電波が残っているかどうかですね」。
アマチュア無線の周波数帯が今後も減って(二次業務指定などで優先権が狭まることを含む)いけばそれも難しくなる、と危惧きぐしていた。

松山市のリサイクルショップ「しゃむろっく」(松山市山越6丁目)は無線機の買い取りをWebサイトでアピールしている。

岩本裕介さん(51)=株式会社スリーリーブス代表=によると、パーソナル無線機や古すぎるものNGだが完動品なら買い取るそう。
全商品に対する割合は1%あるかないか。なので販売はネットに限っている。店頭にはない。
しゃむろっくの主力のひとつがオーディオ製品。ファンやマニアの層が近いことから無線機を扱ってる面もあるという。

しゃむろっくのオーディオコーナー

「オーディオ同様、無線機も『思い出の品』的な面はありますね」

しゃむろっくは2010年ごろ創業、現在の場所に移転して3年。
リサイクルショップも大手の買い取り専門店が近年、愛媛県内に進出してきたことで、特色を出さないと生き残れない時代だという。

同店のもうひとつの主力ジャンルはアンティーク調の小物や家具。
懐かしい雰囲気漂うサンタの置物を眺めながら「アマチュア無線の現在地」を思った。

以上です。


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