【ライブレポ】羊文学ツアー「soft soul, prickly eyes」に至るまでの2ヵ月
2024年9月6日。zepp nambaで羊文学のツアー「soft soul, prickly eyes」を観る。初めて生で観る羊文学。最高だった。
突然だが話は2ヶ月前に遡る。
羊文学は90年代の洋楽みたいな空気があっていいな。曲調も暗くて好きhttps://t.co/apVkQhxerB
— ヒモユキ (@himoyuki) July 3, 2024
このツイートが羊文学の音楽と正面から向き合った最初のタイミング。以前からバンド名だけは認識していた。昔から羊のショーンというかアードマン作品全般が好きだったので羊のショーンのカバーはリリース当初に聴いたと思う。でも「はいはいおしゃれおしゃれ」みたいな感じで心に引っかからずスルー。
一方でバンド名が入ったフェスTシャツを愛用していた。

しかしバンド名から感じる雰囲気と当時のアーティスト写真からふわふわした恋愛を歌うガールズポップバンドだと勝手に思い込み、興味の対象外になっていた。ドラムのフクダさんも個性的な女子だと思っていた。
しかし2024夏にYouTubeで流れた「burning」のゴリゴリなイントロを聴いて180度見る目が変わり、今までの代表曲を聴き漁る。
空間を埋めつくす轟音ギター、J-POP的な明快さとオルタナ的な混沌を両立させた音、内省的な歌詞。90年代に青春時代を過ごした40代に直球で刺さった。ギター&ボーカルを務める塩塚さんに惹かれたところも大きい。
その夏はSpotifyで曲を聴き漁り、YouTubeにある関連動画は全てと言っていいほど観尽くした。次第に高まっていく、生で観たい、ライブを観たいという気持ち。
すっかりハマった頃にはツアーのチケットなど残っておらず、横浜アリーナのチケットが数分で売り切れたなどという人気の度合いも知ることとなりいったん諦める。
こうなったらくるりの京都音博で観ようかと考えていたところ、ツアーの各会場で機材席開放という名目の当日券が出ていることを知る。これに賭け、当日は予め午後から休みをとるという念の入りようで告知を待つ。そして告知された。
[Ticket Info]
— 羊文学 (@hitsujibungaku) September 6, 2024
羊文学 TOUR 2024
"soft soul, prickly eyes”
本日開催のZepp Namba公演につきまして
機材席解放につき当日券販売が決定🎫
⏰只今13:00~販売開始(先着順)
🎫2階指定席:¥7,000-(税込)
🔗チケットご購入はコチラhttps://t.co/TZDPCCydNM
※電子チケットのみ… pic.twitter.com/v8tF7qoXgn
震える手でスマホを操作しチケットを確保。
会場に来てみれば、2階席の2列目ど真ん中という好位置。この位置が機材席だったということは撮影の予定があったものの流れてしまったのだろうか…その事情も勘案しつつ、聴き始めてわずか2ヶ月でここまで来たという感慨にふける。
肝心のライブについては、まだツアーの序盤だし多くを語るのは野暮だ。だから簡単にまとめるが、期待していた以上のものが観れたのは間違いない。
音がデカい。MCが下手で盛り上がらない様子にハラハラしたし、それはそれで緩くて良かった。なんだあのかわいい喋りは。過去の映像を観てるうちに自分の中で危うく神格化されつつあった”塩塚モエカ”が普通の人間であり、「疲れた」などと言っていていて安心した。とはいえ疲れてるのは良くないし、このツアーが終わったらちょっと休んでほしいと思った。「祈り」と「OOPARTS」のアウトロが轟音で音の壁が見えた。アニメの平家物語を観ている途中だったから「光るとき」の荘厳さに涙が出た。
今はここまで。聴き始めてから2ヶ月でここまでたどり着けたのはラッキーだった。聴き始めてこんなに早く生で観れたアーティストは今までにない。
願わくば次回はフクダさんが復帰した本来の羊文学を生で聴いてみたい。

以降は蛇足
開場直後にグッズを買ったがほとんど並ばずすぐ買えた。リフレクターのキーホルダーを買いガチャを回してステッカーをゲット
2階指定席でライブを観るのは初めてだったので、ライブ中は立てばいいのか座っておけばいいのか分からなかった。始まってみれば誰も立たなかったのでゆっくり座って観れた。全席座先指定のライブだと羊文学は立つか立たないか迷う感じの客層らしい。これはこれでいい
2階からなのでフロア全体が見渡せた。ライブが始まっても微動だにしない羊文学ファンに少し心配したけど、徐々に各々動き出したり手を振ったりし始めたので安心した。良くも悪くも大人しい印象
エフェクターを多用したギターの音作りをしている都合上あまり動き回れないけど、ときにフロアを煽ったりする塩塚モエカに意外なほどギターヒーロー感があった。かっこいいぜ
中盤の一番長くてダラダラしたMCタイムに昼休みの空気を感じた。後で思えば後半に向けてのいいアクセントだった
序盤にずっと降りていた素麺みたいな幕は心理的な距離みたいなものが取れて助かるというようなことを塩塚さんが言っていた
最初のMCタイムは幕が降りたままだったけど「意外とこっちからお前らのこと見えてるんだからな!」的なことを言いながらガニ股で変な動きをしつつ煽る塩塚
ラスト2曲で「合図するので一緒に歌おう!」となった曲、シンガロングするには難易度高過ぎ
ドリンクコインを久々にペットボトル飲料に引き換えたらzeppお馴染みのドリンクホルダがついてきたけど、南港時代のzeppでは長いショルダーストラップ型だったのが10センチぐらいのベルト付きカラビナになっていた
