15歳にしては
「その年代にしては」と、オンラインゲームに疎いことに疑問を持たれた。
世の中の15歳男子は皆、オンラインゲーム経験者なのか?
「いや、ぜんぜんやったことなくて」と言うと、
「何か事情があったのか」みたいな探りを入れられた。
「え」ってなったが、冷静になって考えてみると、そのコミニュティはオンラインゲームイベントがメイン?のコミニュティだったから、怪しまれて当然か、と納得した。
なんかよく分からずに入っちゃったんですよね~
落とし物を交番に届ける。
電車の席を譲る。
長時間待たされてもそれほど苛立たない。何か、待てちゃう。
待つことが出来る15歳はときどき珍しいと言われる。
おお。かわいがってくれ。
重宝してくれ。
僕を、価値がある存在だと大声で言ってくれ。
え?聞こえないな。もっと大きい声で言ってくれ。
待てちゃうことに関して…
「早くして」「速くして」と言う人にはかなりの事情があると想像する。
僕の彼女が意図的にじらす以外は、待つことに意味があるんじゃないか?
ええ、僕は、レアです。
いい方のレアなら自慢したいけれど、残念な方のレアです。
高校に受かったら、自分のスマホを持たせてもらえる。
高校に受かったら、YouTubeのどの動画も自由に見られる。
それまでは、おかんと共用のタブレットで、おかんと共用のLINEアカウントでしたが、不都合はありませんでした。
僕は公立中学校のバスケ部員で、土曜日の練習試合会場である知らない中学校へのアクセスを調べ、仲間に「どうする?何時のバスに乗る?」って相談するとき、それがおかんと共用であるがゆえに、なんか保護者たちのネットワーク(?)で、誰かの親の車に送迎されることになる。ありがたい。
ラインを誰と交換するかも、会話の内容も、オカンにつつぬけ。オカンはオトンにどんくらい報告してたのかは知らないが、オトンは僕にダメ出ししたことはない。
だからなんだ。
高校に受かるまで、僕には自分のアカウントというものがなかった。
オカンは、「ラップトップの画面やスマホの画面を見続けると頭が悪くなる説」支持派てか信仰者だった気がする。
ともあれ、僕は、You Tubeは、オカンと一緒にチャンネル登録した「TED」とか「とある男が」シリーズしか見られなかったし、それ以外の動画を見たければ、オカンに(なぜ見たいのか・いつまで見たいのか・それによって何が得られるのか)を説明しなきゃいけなかった。
最近ILLITの「it's me」の振り付けをマスターした。文化祭で笑いを取るために。
可愛い韓流アイドルが歌って踊ったら称賛の的。
癒される人も多いだろう。
僕らは敢えての、なぜか要所要所で裏声で「it's me」と叫び、極端な振り付けで笑いを取りに行く。
いや、必要でしょ?こういう存在がいるから、煮詰まった人もふと笑って、一瞬でも寛いでくれるでしょ?
「インターネットは、調べ物をするか、Eailの送受信かにしか使いません。
スマホの画面を見続けると、色々な感覚器がマヒして、ばかになる。
循環器もばかになったら、命に関わる。
オンラインゲームは危険が潜んでいます。やらないべき。
YouTubeは、許可された登録チャンネルのみ視聴可能。」
なので、オンラインゲームのイベントがあるそのコミニュティ的なものに参加するときは、飯も風呂も終わって、オカンが1階でテレビ見てて、僕は2階の自分の部屋で、スピコンの原稿を打っていることになってる。
だから通話もできないし、階段を上って来る音が聞こえたら即座にWordを全画面表示にする。
僕はそう言われてなんの疑問も持たなかった。
「そうなんだね」
オカンのアドバイスに従い、仲良くしたい人たちと仲良くできるかもしれないツールを身に付けなかった僕は、ときどき皆に言われる「マザコン」かな

僕の暮らす街には、市のナントカ課が経営する児童会館がある。この市の住民で18歳以下ならば誰でも利用できる。昭和の遊びだか伝統何とかやらで、独楽やけん玉の遊びを普及しよう活動がさかんで、僕も独楽を回せるようになった。紐の太さを選んで、巻いて・・・。けん玉は成功例ない(泣)ともあれ僕は小学生のときからここで遊んでる。図書室では塗り絵、プレイルームでボードゲームをする。おばけキャッチとか、なんじゃもんじゃとか、犯人は踊るとか。全力だから「大人げない」って突っ込みはナンセンスだよぼく。体育室は、18時までは小学生、19時までは中学生、21時までは高校生が使える。小学、中学と一緒だった友達と、高校で離れたけど、「水曜日の20時から21時」と約束して、仲間と遊ぶ。僕はバスケをしたいけど、久々に会う仲間がバレーボールっつったらつきあう。で、レシーブのつもりが両腕にはさまっちゃって失点して笑われて、僕も笑う。こういうの、いいよね。でも児童会館も18歳までだよ。

ぼくは3年後、どうなるのだろう。
最先端の何かを持つ人たちの、親切を分からず、親切に感謝も出来ない、とても孤独な人になるのかな。
15歳という年で、オンラインゲームもできないくらいじゃ、と馬鹿にして来る奴は「そのほかの価値があるんだよ」と撃退できる。
でも仲良くなりたいと思うグループの人が「15歳と言う年で、オンラインゲームを知らないって」と、僕には想像もできないような繊細なところで怖がるなら、僕は正直にマザコン歴史を語ろうと思う。
それでもだめなら・・・ぼくはどうすればいいの?
