土曜日の朝8時30分
土曜日の朝8時30分
寝ぼけ眼で
パンを齧り
コーヒーを飲む
クラシック音楽の番組だ
今日は
ワーグナーのタンホイザー序曲
心なしか
手負いの左手に
ティンパニーの音が響いて
痛いような気がする
ワーグナー作品は
何故 こんなに心を高揚させるんだろう
重低音に合わせて
左手がズキンズキンと痛む
聴いているだけで
心配ごとも忘れてしまう
不思議な高まり
他の作曲家にはない
魔法みたいだ
左手をかばいながら
コーヒーを飲む
土曜日の朝はクラシック音楽
我ながらいい趣味だと思ってる
いろんな音楽を聴くけれど
最後はクラシック
まるで 港みたいだ
