「BLACK BOX DIARIES」。東京では1館だけで公開中。 色々と許可取りの件などでミスがあったとしても、伊藤詩織さんの苦闘は、もっともっと大勢の人々に観られるべきではないかと思います。
「BLACK BOX DIARIES」 伊藤詩織監督
性暴力を受けるという、
理不尽な体験をした伊藤さん本人が、
何があったのか、
どんなふうに裁判を闘ったのか、
その過程を必死に(と、私には見える)
記録したドキュメンタリー。
自分の身を削り、
血を流さんばかりの伊藤さん。
日本での
性暴力被害者への偏見、圧力は、
もの凄そう。
当事者は、大変だろう…。
数人の仲間がいるとはいえ、
映画の中でも紹介される
否定的な意見は、
「え、被害者に、
そんなこと言うのか!?」
というくらい、強烈です。
こんな状況で、
裁判を闘い続けるのは、
さぞ困難だったでしょう。

この映画、
許諾関係や映像の撮り方、
使い方などで、
何かと批判されてきました。
元・弁護人やジャーナリストの批判もあった。
しかし、
それでも、
公開するべき映画なのではないかなぁ。
性暴力の被害者が、
ジャーナリストとして、
なんとか、
その闘いの過程を記録した映像。
それはやはり、
大きな意味があると思います。
もっともっと
大勢の人が観られる環境になって欲しい。
私が観たのは、
品川のTジョイPRINCE品川。
東京で上映しているのは、
ここだけ、かな。
偉いぞ、TジョイPRINCE品川!!
僕もXで上映されている、
という情報に出会い、
「あれ、今、
上映してるんだ??」
くらいな感じだったもんなー。
上映館、
もっと増えるとイイのですが。
全国でも、
徐々に上映されるていくようです。
本も出ているけど、未読です。
読んでみるかなぁ。
被害を訴え、
顔出しで会見をすることを決めた時も、
家族から、
やめた方がいい、
やめてほしい、
など、
色々な意見があって、
伊藤さんは悩んだといいます。
家族からの言葉は
影響力あるだろうから…。
まぁ、
家族は伊藤さんが、
これ以上、
傷つくのを恐れたのだろうな…。
なんで日本、
被害者に
こんなに風当たりが強いンでしょうね…。
会見した伊藤さんの服装について、
やいのやいの言ったり。
本質は、そこじゃないと思うんですが。
映画は、
ノーナレーション。
伊藤さんのモノローグと対話と
テロップで進みます。
編集が上手いな、
と思って観ていたら、
編集者の名前のところに山崎エマの名前が。
なるほど。
あの注目すべきドキュメンタリー、
「小学校」
の監督の方でした。
腕ききに参加してもらっていたのですね。
それにしても。
山口敬之。
あまりにも卑劣。
仕事、就職の相談に来た伊藤さんに、
おそらく薬を盛って、
ホテルに連れ込んだ。
レイプの後、
「記念に(伊藤さんの)パンツを欲しがった」
などという話も
キモいとしか言いようがない。
そして、
安倍元総理との関係。
中村格警視庁刑事部長(当時)による
逮捕阻止指令。
なんだかなぁ。
権力に擦り寄ってさー。
これで元TBSの記者なんだもんなー。
で、
「総理」
なんていう、
安倍元首相に関する本なんか書いてることが、
気持ち悪いよね。
権力を批判、監視するのが
ジャーナリズムじゃないのかよ。
安倍晋三、麻生太郎との笑顔の3ショット写真もムカつくわー。
記者会見をする山口の話を
ジッと聞いている伊藤さん。
というカットは、
なんとも色々なことを考えさせられましたね。
ひところは、
「山口のおでこの写真を見ただけで、パニック」
だったというけど、
頑張ったというか、乗り越えた、というか。

映画の中で、使われて、
というか、流れて印象的だったのが、この曲。
グロリア・ゲイナーの
「I Will Survive」。
映画の途中で、
「この人、自殺しちゃうんじゃないか」
(そんなことはないことは
知ってはいるのですが)
と、心配なるくらいだったので、
本当に良く生き残ってくれた。
この映画については、
色々な意見はあるとは思います。
でも。
まずは、自分の目で観て、
考えていただけたらなぁ、
と思います。
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