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「気をつけて」で終わらせない。通勤・職場・家庭で使える『ゼロからはじめる危険予知訓練(KYT)』



いつもの通路、いつもの作業、いつもの帰り道。その中にある危険に、事故になる前に気づけるでしょうか。

雨の日のバスのステップ。
事務所の床を横切る充電ケーブル。
高い棚の物を取ろうとして、つい乗ってしまうキャスター付きの椅子。

どれも、特別な場所の話ではありません。

私は、雨の日のバスで足を滑らせた経験や、化学工場でアンモニアにばく露した経験があります。振り返ると、そこには事故につながる条件が重なっていました。

その経験も交えながら書いたのが、Kindle本 『ゼロからはじめる危険予知訓練(KYT)』 です。

「危ない」と気づいた、その先へ

危険予知訓練と聞くと、職場で絵を見ながら危険を挙げ、最後に「〇〇ヨシ!」と声をそろえる活動や昼礼で「ご安全に」と唱和する姿を思い浮かべる方もいるでしょう。

でも、大切なのは、その後です。

見つけた危険に対して、何を変えるのか。実際に危険は減ったのか。

本書では、「注意する」「よく確認する」という言葉から一歩進み、通路の障害物をなくす、設備で隔離する、作業方法を変えるといった具体的な対策まで考えます。

この本で大切にした、4つの特徴

KYTの本にも、それぞれ対象や目的があります。本書では、手法の説明に加えて、次の4点を大切にしました。

① 職場だけでなく、通勤や家庭でも使える

工場や事務所に加え、バス、駅の階段、浴室、ベランダなど、身近な場面を取り上げました。安全担当者だけでなく、自分や家族を守りたい方にも読んでいただけます。

② 一人でも、3分から始められる

「何が起きる?」「原因は何?」「今すぐ何を変える?」という3つの問いから始めます。チームで行う4ラウンド法へ進む前に、一人でも実践できます。

③ 人の注意だけに頼らない対策を考える

「もっと気をつければよかった」で終わらず、危険をなくす、安全な方法へ替える、設備で守る、といった対策の優先順位を整理しました。清掃、詰まり除去、再起動など、普段と違う作業にも目を向けます。

④ 危険を見つけて終わらず、改善につなげる

誰が、いつまでに対策するのか。対策後にも残る危険は何か。手順や次の教育へどう戻すのか。KYTを、その場だけの活動にしないための考え方を扱っています。

図で理解し、演習で試す

本文には、身近な危険を考える図や、対策の流れを整理する図を取り入れました。

さらに、危険予知演習、解答例、記入用シート、用語集を収録しています。

読むだけで終わらず、自分の職場や暮らしに置き換えて試していただける構成です。

本書の目次

  • 序章 私が経験した二つの危険

  • 第1章 KYTとは何か

  • 第2章 一人KYTと4ラウンド法

  • 第3章 通勤途中の危険を見つける

  • 第4章 工場・事務所の危険を見つける

  • 第5章 「注意する」だけでは防げない

  • 第6章 家庭・学校・公共施設のKYT

  • 第7章 KYTを職場と生活に定着させる

  • 付録 危険予知演習・解答例・記入用シート・用語集

こんな方に読んでいただきたい本です

  • KYTを初めて学ぶ方、新入社員の方

  • 安全教育や毎日のKY活動を担当する方

  • 活動がマンネリ化し、改善につながっていないと感じる方

  • 通勤や家庭で、自分と大切な人を守りたい方

本書が目指すのは、危険なものをたくさん指摘できるようになることだけではありません。

「何が、どうなって、誰がけがをするのか」を具体的に考え、今日できる対策を一つ選べるようになることです。

いつもの風景を見る目を、少し変えてみませんか。

『ゼロからはじめる危険予知訓練(KYT)』
通勤・職場・家庭の事故を「起きる前」に防ぐ
hiro 著

どうぞ、お手にとってみてください。

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