思考実験【続きの地動説】導入/ロードマップ
第0章 【続きの地動説】はじめました
■ はじめに
不自然で難解な宇宙論解釈に閉塞感を覚えている皆さん、こんにちは!ひさぎちゃんです!
これから、ものすごーく捻くれた人向けの宇宙に関する思考実験を始めます。
まず、これは『参加型思考実験エッセイ』です。
新しい物理理論を提出する論文ではありません。
宇宙を分かりやすく解説する科学エッセイでもありません。
数理モデルを構築するのではなく、既存の物理記述に別の可視化イメージを掘り起こしていくエッセイです。
■ 思考実験
ひさぎちゃんがこれからするのは、
『解釈イメージの載せ替え』と言う思考実験です。
分かりやすく言うなら「物質の挙動のみで構造や駆動を可視化、再現してみよう」と言う変な思考実験です。
【既存の計算式や観測値は変えません】←ここ重要!
【変えないから計算式や観測値に触れないのであって、計算式や観測値が無いわけではありません】←ここも重要!
【標準宇宙論全体を否定・批判することが目的でもありません】←ここはもっと重要!
アインシュタインがローレンツ変換を「エーテル」から「時空」へ読み替え相対論に接続したように、
量子論の世界でも計算式の解釈は、「ボーム解釈」「エヴェレット解釈」「コペンハーゲン解釈」と色々あるように、
標準宇宙論として採用されているΛCDMモデルやビッグバン理論等の解釈イメージを何から何まで載せ替えます。
分かりやすく言うなら
○標準宇宙論→敵じゃない
◎標準宇宙論の観測→絶対固定
◎標準宇宙論の数式→相棒
△標準宇宙論の解釈→一部だけ敵
×標準宇宙論の解釈イメージ→敵
ケンカを売るのは『標準宇宙論の解釈イメージ』にのみです。
ひさぎちゃんが提案する解釈モデル『Reversed cycle cosmos(=以下RCC)』では古典物理イメージをベースに「標準物理」や「一般相対性理論(=GR)」「特殊相対性理論(=SR)」の解釈イメージを載せ替えることで「標準宇宙論」の解釈イメージを載せ替える手法を取ります。
■ 認知負荷
RCCは内容的にとても単純明解です。
宇宙知識のない中学生になら簡単に理解できるレベルの簡単さです。
ですが!
標準物理に慣れ親しんだ賢い宇宙好きの皆さんに「一旦標準解釈イメージを横に置いて、別の解釈イメージで考えて下さい」というのは、常識を捨てることに近いため脳に強い認知負荷を与えます。
認知に負荷が掛かると「この話しはとても難解」と脳が判断します。
RCCは、
空間の物理的全機能を削除する
→ 時間の読み方が変わる
→ 重力の読み方が変わる
→ 光の読み方が変わる
→ BHの読み方が変わる
→宇宙の読み方が変わる
という累積構造なので、要点だけ拾われると「物理常識も知らない人の残念宇宙論」にしか見えなくなります。
なので、認知負荷で脳がこのエッセイを難解or妄想と判断してしまった皆さんとは途中でさようならとなります。
■ 通読負荷
気軽に文章を読む。要点だけまとめて内容を知る。という現代のスマホ文化とこの「続きの地動説」はとても相性が悪いです。
「続きの地動説」は物理解釈イメージを載せ替える第2章だけで4節仕立て、章構成は11章、補足章を入れると全21章、簡単解説や幕間も入れると40近くなります…
しかも!全部繋がってるので単章読みや読み飛ばしをすると意味が繋がらなくなるため、地獄の通読負荷を皆さんに強要してしまいます。
ですが同時に、読み嵌まれば解釈変更した前提の上にパズルが繋がっていく快感を提供します。
■ 何故「続きの地動説」を始めるのか
現代宇宙論の解説に納得している人ってどれくらいいるのでしょうか?
「そういうものだから」「頭の良い偉い学者さん達が言うから」ではなく皆さんはちゃんと納得してるのでしょうか?
まずは皆さんの大好きな相対性理論の「重力とは何か」の可視化イメージを例に取って考えてみましょう。
皆さんが持っているのはトランポリンの上にボーリング球を置いたあの解釈イメージではないでしょうか。
それではそのイメージじに早速ツッコミを入れていきますよー♪
まず、トランポリンが2D(二次元)なのは何で?
重力の説明に下向きの重力を既に使ってるのは何で?
と問われると、「それは一般向け・教育向けの簡易化モデルで、実際のGRでは重力は時空の幾何として記述される」との返しが予想されますが、更にもう一段ツッコミます。
一般向け・教育向けなら適当な解釈イメージでも良いってこと?
時空幾何の歪みって具体的にどんな駆動?どんな構造?
成功した計算式で記述されていることと実在を混同してない?
と、こんな感じで実はツッコミどころ満載だったりするのです。
GR自体は凄い理論です。それは紛れもない事実です。
なので、大成功を収めた世紀の大天才の大発明にひさぎちゃんは喧嘩を売るような真似はしません。
何度も言いますが【ターゲットは数式や観測値ではなく、その後ろに置かれた『解釈イメージ』です。】←ここスッゴイ大事!
繰り返しますが「続きの地動説」は標準解釈を攻撃するエッセイではありません。
計算式も観測値も変えることなく、標準宇宙論が軽視する解釈イメージをよりマシなものに載せ替えたら宇宙はどう見えるようになるのか?
を皆さんと一緒に考える思考実験エッセイです。
凄く軽いゆるふわな読み物ですね。
■ アナロジーの扱い
RCCでは説明にアナロジー(比喩)を多用します。
例えるなら配管の「逆止弁」は逆流を防ぐパーツですが、パーツ本体の内部構造を完全に知らなくても、「それが何をするものか」さえ分かればシステム全体を考察することができます。
逆に配管の全体像を見ればそこに繋がっている未知のパーツにはどのような機能が割り当てられているのかを考察できます。
アナロジーは解釈イメージの物理駆動や構造を分かりやすく可視化するための比喩です。
観測と既存計算を壊さず、同じ働きを可視化する際、どのような機構が必要かを分かりやすく説明するための『可視化されたイメージパーツ』と考えてください。
どれだけ詳細に説明されたとしても新物質や新仮説の実在を主張しているわけではないのでそこを間違えないようお願いします。
■記述単位の変更
RCCは解釈イメージを載せ替えることで「説明方法」を変えるだけでなく“世界の記述単位”も変えます。
標準:空間・時間・場・力を使って説明
RCC:物質・配置・履歴・関係だけで説明
これらは単なる解釈変更/読み替えを越えて新しい物理や宇宙論に見えるかもしれませんが、RCCがやりたいのは『作り込めば解釈イメージだけで世界の見え方はこんなにも変わる』ということを実例を使って見せてみることです。
■ RCC ロードマップ(目次)
第0章:導入/ロードマップ
第1章:ゲームルール(縛り)
第2章:物理解釈イメージ変更
❶ 解釈変更1 -空間
❷ 解釈変更2 -時間
❸ 解釈変更3 -重力
❹ 解釈統合❶+❷+❸ -光 前編
❹ 解釈統合❶+❷+❸ -光 後編
第3章:解釈変更4 -BHをただの物理天体としてみる
第4章:黒いホワイトホール
第5章:BH循環・3段階進化・反転銀河
補章① 宇宙マイクロ波背景放射別解
補章② パルス各層が混ざらない駆動
補章③ 速度ではなく数と力学のBH脱出別解
第6章:宇宙膨張別解
第7章:宇宙原理別解
補章④ 地続きな世界なら物理法則も地続き
補章⑤ 熱力学第二法則別解
補章⑥ 重力レンズ別解
補章⑦ 黒体スペクトル別解
補章⑧ 大規模構造(フィラメント)別解
補章⑨ バリオジェネシス別解
補章⑩ ミリヘルツ帯研究とRCCとの接続可能性
第8章:現象をノードに纏める
第9章 本章:量子論別解
第9章 補章:量子重力論別解
幕間:神不在の神話
第10章:総括、汚染・破棄条件、差分
💡ひさぎちゃんメモ
JWST(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)の最新観測で予測よりも巨大で成熟した銀河が遠方で多数報告されたり、従来の予測と差のある観測結果が報告され、解釈やモデルの見直しを含めた議論が活発化しています。
プロの方から素人の方まで、「新たな真理」や様々な「アップデート」で盛り上がる中、敢えて解釈イメージのリフォームが可能なのかを考察するという地味な思考実験で祭りの渦中へ参加しようと思います。
地味ではありますが、地動説以来の大規模な解釈変更です。ぜひ皆さんも参加してみて下さい。
専門書は必要ありません。
聞きかじった程度の用語知識があれば、必要なのは「前提や解釈イメージを置き換えられる思考の柔軟さ」だけ。
一緒に「Why」ではなく、「How」で宇宙を見てみませんか?
