EPUB制作アプリ「SIGIL」の最新版2.8.5をビルド
前回の記事(↓)
Pop!_OS 24.04 COSMIC上で、SIGILの最新版をビルドしてインストールしました。
SIGILとは
簡単に説明すると、電子書籍を制作するアプリです。電子書籍のフォーマットであるEPUBというのは、中身はXHTMLとCSSと画像で出来てます。
ようは「ポータブルWebサイト」です。
AppleのPagesとかScrivenerとか電子書籍が簡単に作れるアプリはいろいろあります。Wordで作って変換、とかも出来たりします。
しかし、昔、ゴリゴリと何万行もHTMLとかCSSを手書きコーディングしてWebサイトを構築したりWebアプリを開発してたりした私は、裏でコードがどんどんとオートマチックに生成されるような電子書籍制作アプリは
「気持ち悪くて使えない」
のですね。全てのコードを自分の手で管理・修正・制御したいのです。
となると、ソースコードを手で編集しつつ、HTMLレンダリング結果もリアルタイムでプレビュー表示出来るアプリである「SIGIL」が一番しっくりきた、というわけです。
最近はSIGIL公式サイトでもコンパイル済ですぐにつかえるAppImage版が配布されるようになり、Linuxでも簡単に使えるようになりました。またさらにCOSMIC Storeにもflatpak版があるんですが、少しバージョンが最新版より遅れてます。暫くいじってみてやっぱ最新版を入れたい、ということで、昔ながらのソースコードから最新版をビルドする、というのをやりました。
5年前に自分で書いた記事の手順(↓)でやりました。
コマンドは、細かい部分が更新されているかもしれない、ということで公式サイトで紹介されているコマンドをそのままコピペ→実行、コピペ→実行のくりかえし。まぁ、慣れない人にはちょっとめんどくさい作業です。
手順通りポンポンとすすんで、エラーもなく、Pop!_OS COSMIC最新版でも、全てのコマンドが問題なく通り、すんなりビルド出来てすんなりインストール出来ました。
旧著作の電子書籍データを読み込んだところ(↓)

中身は完全にXHTMLとCSSというWebサイトそのもの(↓)。

CSSはこんな感じ(↓)。

コードに余計なものが混じってたらこんな風にすぐにエラーが表示されて教えてくれるので便利(↓)

まとめ
という感じで、Pop!_OS COSMIC最新版の環境でも旧環境と同じようにEPUB制作環境が構築出来ました。
ワークフロー的には、
UpNote → マークダウンフォーマットで書き出し→pandocでepubに変換→SIGILで読み込んで編集
というのが、現在私が考える最強のEPUB制作環境です。まー、以前はVSCodeだのScrevenerだのなんだの色々使ってきましたが、マークダウンフォーマットとHTMLとCSSが出来る人(というか私みたいに、それらが好きな人)には絶対にこの環境が最強オススメ環境です。
ではまた。
