『売春と死刑囚』

性業従事者ばかり殺害した4人の死刑囚について、事件の概要・犯人の生育環境・裁判の流れ・その後の展開と四章に分け、当時の新聞や雑誌を引用しつつ解説する。
1.1957年 木村清・連続女給殺人事件
鹿児島で特殊飲食店の女給を殺害し、死刑判決を受けた木村清。実は過去に2度の殺人前科があり、被害者はいずれも特飲店女給だった。連続殺人者でありながら後世でほとんど触れられない、木村清の実像に迫る。
2.1966〜1967年 東京切り裂きジャック事件
高橋正彦は真面目な仕立て屋として生活するかたわら、売春防止法により看板だけをすげ替えた「あいまい屋」で女性2名を刺し殺した。一審の死刑判決を受け入れ、服役中さらに3名の殺人を告白。果たしてかれの真意はどこにあるのか。
3.1961〜1969年 愛知・大阪 連続娼婦ら殺人事件
渡辺清は、起訴された4件中2件について無実を主張している。彼を知る者は少なく、事件の詳細もほとんど知られていない。だが今後死刑の存廃が議論されるなら、国民は渡辺清を知る必要がある。かれは今も大阪拘置所の独房で、生きて執行を待つ身なのだ。
4.1996年 広島 タクシー運転手連続殺人事件
優秀だった。中学では野球部の主将をつとめ、県内有数の進学校へ通い、友達も恋人もいた。だが日高広明は、44年の短い生涯を死刑囚として終えた。16歳から45歳の女性4名を殺害したといわれるが、かれの犯行は本当にすべて暴かれたのだろうか。
付録 現在収監中の確定死刑囚リスト
【誤記訂正】
・確定死刑囚リスト58番小林竜司死刑囚は2026年2月1日死亡
・確定死刑囚リスト11番山野静二郎死刑囚は2026年3月3日死亡
・確定死刑囚リスト83番伊藤和志
(誤)2016.05.26上告棄却確定
(正)2011.12.27(長野地裁)→2014.02.20→2016.04.26上告棄却確定
※「渡辺清」の苗字は簡易表記
※読みやすい大きな字
※本文中ほぼすべての漢字にふりがな
A5/132p/1500+税
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