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北海道日記 旅日記⑰ 京都の学問所は、それはすてきなワンダーランド

京都御所の西、放送局のKBSの通りを西に進んだ住宅街にあります。
ここは、日本の文化を皆に伝える学問所です。
その名は有斐斎弘道館(ゆうひさい こうどうかん)。
江戸時代の学問所の跡地に、明治時代に建てられた建物です。
マンション建設のためになくなりそうになったのですが、「なくしたら、あかん!」と有志が保存活動を始めて、今のカタチになりました。

秘密めいた露地を入っていくワクワク感
難を転じる南天の赤と曇り空のグレーがバッチグー。
のれんをくぐるとどんな世界が???
待合にわんこ🐶がいました。ここで一服していいんです。

受付を済ませると、お兄様(おじさま)がガイドをしてくださいます。

おおおおお!レオナールフジタ(藤田嗣治)画伯の作品がお軸になっている~

と、進んでまいりますと、

かっけーーーー!!!!たまらーん!!
葵祭の斉王代のお人形。いわれを伺って感じ入る。京都ってすごーい。

こういうお屋敷に入るのは初めてではありません。
ですが、こちらでわたしのココロを鷲掴みにしたのが、日本の伝統建築・工芸と現代美術との調和です。

なんと人面魚⁈この抜け感、好きすぎます
ここにもいました。
金と赤と塗りの黒。現代美術とお茶室の調和がもうたまらなくて💕痺れます

さて、こちら有斐斎弘道館の代表理事を務めていらっしゃるのが太田達先生です。京菓子の「老松」さんの4代目のご主人で、わたしが学んでいる京都芸術大学通信教育学部食文化デザインコースの「食美学」の先生です。
むっちゃ面白い講義で、そこから、ここに来てみたくなりました。
SNSでつながっているので、(おそるべしSNS)、予約が取れたことをご連絡したところ、ちょうど出張中ということでお目にかかることはできませんでしたが。。。
スペシャルなお軸をご用意くださると😀。
「古今集藤原為家切」・・・・・とは何ぞ??(小声🐈)

おじさま(おにいさま)に、質問しつつ拝見します。装丁の美しさときたら。この近くの西陣織?でしょかねぇ。刺繍がすばらしくてうっとり。
字が美しいですねぇ。読めませんけどねぇとふたりで笑う。なごやか~。

文屋康秀(平安前期の六歌仙)「二条の后の春宮の御息所と聞こえける時、正月三日御前に召して、仰せごとある間に、日は照りながら、雪の頭に降りかかりけるを、よませ給ひける『春の日の光にあたる我なれど かしらの雪となるぞわびしき』

横を見たら。ひょっこりと。かわいらしいもんが。。。

「午年ですから飾ってはる」らしい。


表千家のしつらいのお茶室も見せていただきました。

お軸の一部です。お馬さん、かわいらしいなぁ。なんて読むんですか。
歌はどーゆー意味ですか、と、しばし盛り上がりました。楽しーい。

いよいよ、お茶をいただきます。
この空間独り占めです。

「出れか云う 春の色の東より到ると」
菅原道真のお孫さん文時さんの歌。
「東風吹かば思い起こせよ梅の花主なしとて我な忘れそ」につながるんでしょかねーなんて言いながら。思いついて💦。
ん?わたしは東から来た春の色かしらん😀ふふふ。
わたしは京都のお茶席での、こういう日差しの入り方が大好きです。ずいぶんと久しぶりでも、思い出して嬉しい。

いよいよ、お菓子が出されました。

紅梅のお菓子。なんてかわいいんでしょう。雄しべと雌しべ、花粉の表現に萌えます。
なんてデリケートな仕事!食べる人が喜ぶことを思わずに、この仕事はできませんよね。
水差しの赤とお菓子の赤が、ダークベージュが基調の部屋の中で映えます。
京菓子は50gと講義で習いましたが、もっと大きく感じました。

大きなお菓子を、ちょっと急いで食べました。お茶がくるまえに食べなきゃー。こういうおいしさ、久しぶりでうれしいなぁ。
そして、たっぷりのお茶が。
紅梅の赤の後にお茶の緑。色が印象的です。

たっぷりのお薄。撮影しないでいただいてしまいました。
ひびのある古いものだし、熱いし割ったら大変だと緊張してお茶に集中。
拝見すると、なんとも美しい。継いだところ、大好きだなぁ。
なんと、秀吉公が高麗から連行した職人さんによるお茶碗でした。萩焼の始まりです。
侘び寂びのほんまもんです。
その上、秀吉公が使ったと言われているお茶碗でした。
いいの?わたしが?まじ??

日本の歴史と文化の大きな大きな流れ、渦の中に自分がいる経験です。

裏千家代十五代お家元が100歳を迎えられた頃に書かれた書だそうです。
えーーーーーーー。
お茶室の障子の貼り方は表千家と裏千家で違っていました。
真ん中で張り合わせているのが裏千家。すてきですよね。

おいとまして、お庭の拝見です。
そしたら、梅が!!北海道では4月末ですからね。

お庭の裏手で白梅みーっけた!

ああ、ここで気づきました。
梅の季節のはじまりに、梅と、北野天満宮、京都の歴史物語のつながりを根底に、もてなしてくださったこと。
会ったことのない一学生を、こんなに喜ばせてくださったこと。

太田先生のお菓子から地方創生を考えたご本です。
視点が内容のコトじゃなくてアレですけれど、紙の触り心地が良くて読んでてしあわせになります。

相手のことを考え抜いてもてなすということを太田先生の「食美学」の授業で勉強しているのですが、こうしてもてなすことができたら、人生が豊かで楽しいだろうなぁと。
わたしは、学生時代の最後の半年間、ご縁があって上七軒のお寺にお茶のお稽古に行かせていただいていました。北野大茶会で、お水を汲んだ井戸があるお寺でした。半年しかないから週3回通いました。最高の体験でした。
なんということでしょう。ご縁の巡り。
京都芸大で食文化デザインを通信で学ぶことにして本当に良かったとしみじみ。
母の介護で、お出かけがままならなくて、自分の中で世界を広げることにしようと始めた学習が、こんなところにすぽんと入るなんてね。
人生は楽しい。
学べば、もっと楽しくなるね。(歌の意味もわかるしね😀)
ありがとうございました。

イベントもあるから、京都に行かれるときはぜひ予約して、京都の文化を垣間見て、京都を楽しむのがいいですよー。

あ、ここにもおったわ。人面魚。
ちっさな南天がお庭のそこかしこにいるのもすてきでした。


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松田真枝 読んでくださったり、♡してくださったりありがとうございます。北海道の生産者や素材、加工品を、noteでご紹介するのに使います。よろしくお願いいたします。