創作と現実 当たり前な話。
創作と現実
当たり前な話。
当たり前な話を改めてしようと思うと、向こうは当たり前のように知っているはずだと勘ぐって、恥ずかしい気持ちになってしまいますよね。
まさに今の私です。
恥を忍んで本題に入りますが……。
皆さんは創作物を楽しんでいるときに、
「あっ、このキャラ知ってる」
など、キャラクターの特徴から身近な人物の顔を思い浮かべたことがないだろうか。
人にはそれぞれ経験がある。そう思っても不思議ではないでしょう。
しかし、創作と現実は違う。
今回は、そんな当たり前のお話。
創作と現実は違う。
そういう話を聞いて、あなたは当たり前だと思うでしょうか。
それとも、場合によると思うでしょうか。
私個人としては、この話をする以上、当たり前だと思います。
ノンフィクションのように、事実を伝えることを主眼にした作品もあります。
しかし、事実を材料にしたフィクションは、やはりフィクションです。
こと創作においては「創作と現実は違う」というスタンスを取った方が良いと、私は思います。
しかし、何も感情移入をするなと言っているわけではありません。
感情移入などは、物語をより深く楽しむための手段です。
ここでいう「創作と現実は違う」と、感情移入は別の話であることを明言しておきます。
いい加減、前置きは良いという声が聞こえてきそうです。
私、とある作品を読んで、
「最悪だ」
と思ってしまったことがあるんです。
内容はいたって普通のものでした。
よくあるフィクションで、あまり明るい話ではなかったのですが、そういったものも好んで読む私としては、作品にはあまり文句はなかったんですね。
読んだ後、今の時代、調べればすぐに同じ作品を読んだ人の感想などを集められます。
そうやって、読後の余韻に浸ろうと思ったのです。
そして、すぐに思いました。
「あぁ、最悪だ」と。
一口に「最悪」と言っても、様々あります。
しかし、私が読後に抱いた感想は、
「まぁ、そういう作品もあるよな。普通だな」
という程度のものでした。
そんな作品の感想を見に行って、私は「最悪だ」と思った。
では、それは一体、どういう「最悪」なのでしょうか……。
皆さんは、そんな経験ありますか?
感想には一言、こう書かれていました。
「私も一歩間違えてたら、こうなっていたのだろうか」と。
別段、気にするようなことはない。
何てことない、どこにでもあるような感想です。
しかし、私はこう思ってしまった。
「その《一歩》は、本当に存在したのだろうか」と。
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