父の日にうなぎ

93歳になる元気ジイさん、
秋元さんと一緒に川越に行った。
古くからのボクらの友人、
堀井さんに会うためだった。
堀井さんは何年か前に癌を患い、
お嬢さん夫婦の家に近い施設に入った。

堀井さんは昔からうなぎ好き。
川越はうなぎのメッカだけに
お嬢さんが美味しいうなぎ屋、
「うなぎ傳米」を予約してくれた。
古民家をリノベした雰囲気のある店、
奥は蔵を改造した気の利いた席である。

元気印の秋元さんは大きなお重を、
ボクらは普通の鰻重を注文した。
熱燗のあてに骨煎餅をもらい、
白焼きなども食べて和気藹々。
お嬢さんの旦那さんや息子さんも
うなぎの昼食を楽しんでいる。

甘辛の濃い口のタレがうなぎにも
ご飯にも染みて大変に美味しい。
「傳米」の米には手間をかけた
モノ作りの意味があるそうだ。
栃木県那珂川にこの店の本店、
林屋本店があり支店も川越にある。

帰りに今日は父の日だからと、
お店から粗品がプレゼントされた。
これがなんとうなぎの佃煮である。
秋元さんも堀井さんも大喜び、
お嬢さんの旦那さんもボクも
父の日であることを改めて喜んだ。