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#番外編 FREEDOM FIGHT16!

HEAVENESEの夏祭り、炸裂!

祭りを守れ。

毎週日曜日の「HEAVENESE style」のスペシャル版ライヴ!
毎週のKick Back Cafeでの配信番組の集大成で今回で16回め!

私はというと、、、5回めに初めて参加して、
それからは7回目の伊勢公演から毎回参加しています。
伊勢公演は、個人的にも、また関係している方全てにとっても、
さまざまな出来事があった、思い出深い公演でした。
その時の感想は、こちら。

で、今回のテーマはズバリ「祭り」でした!


ライブ以上の唯一無二。

ライブハウスって、一般的には「音楽しか」やらないところなのです。
舞台セットといえど、演劇のような「絵画的な背景」は、まず組まない。
ところが。
HEAVENESEの公演は、
セットが「大掛かりな演劇」並みの規模とクオリティなのです!!!
背景だけでなく、公演中もあっと驚くしかけがいくつもあり、
今回はそれらの美術的要素が、「夏祭り」というコンセプトで貫かれ、
美しさと祭りの高揚感が存分に表現されていました。

HEAVENESE公式Xより。向かって左手に櫓!

音楽も、ゴスペルから、ラップから、ロック、
クラシックのピアニストと、ジャズ・ピアニストと、
ダブルバイオリンで、ギタリストが2人いて、
サックス、ドラム、パーカッション、
お琴、三味線、尺八、和太鼓、鳴り物、極め付けは人間国宝の鼓(!)
・・・もうね、日本における音楽の「洋の東西」はほぼ網羅(笑)
それどころか、日本における古典から現代までも、ほぼ網羅(笑)

普段、こんなに異ジャンルの方々が、
みんなで集まって演奏するなんて、そうそう聞いたことありませんが、
この調和がすごい!
まるで昔からずっと一緒に奏でていたかのような
初めて出会ったのに懐かしく感じる「一体感」

音楽以外だと、
大衆芸能の響ファミリーが獅子の毛ぶりをするし、
剣舞があって、今回は日舞があって、
パロディソングは音に乗せたコントだし、
ほとんど映画並みの超ハイクオリティな映像が全編にわたり使われ…

それらが、マレさんが語る骨太な歴史のストーリーの背骨の上に、
次々展開される。
もうそれは「極上のおもちゃ箱ひっくり返し」さながらです。

祭りを守れ、日本を守れ

ストーリーは「祭り」を軸に、
「祭り」のきっかけとなった歴史と人物、
「祭り」によって守られてきた人との関係性、育まれてきた文化、
「祭り」を守ってきた人たち、

そして、「祭り」という切り口から見えてくる
「日本を守ってくれた、名もなき人たち」の物語でした。

脚光も浴びない
感謝されることもない
その働きに気づかれないことさえある。

しかし、「祭り」の歴史や出自を辿っていくことで、
祭りの縁の下を支えてきた人たちの、存在と歴史に出会う。
彼らが大切に守り、伝えてきてくれたことに出会う。
そして、なぜそれが大切なのか、考える機会に出会う。

「祭り」とは、祈りであり祈願であるけれども、
副産物として、受け継がれてきた文化的価値あるものとの出会いと、
その奥の「精神性」と出会うきっかけのようにも思えました。
そして、日本で言うならそれは、「日本精神」。

自分にまつわる小さなことではなく、
他者のため、周りの大切な人たちのために、
「義」のために、己を横に置き、時には命をかける。

そこにある、
「日の目を見ないファインプレー」の連続。
そしてそれは、
「人の目に触れない歴史」たち。

それらは、「祭り」という祈りがきっかけとなり、
光を当てられ、知ることができる。
そして知ることで、私たちは、バトンを渡され、
同時に、次の世代への渡し側にもなる。

私は、ちゃんとバトンを渡せているだろうか?

ちゃんと歴史に出会っているか?

平将門伝説も、
「反乱起こして打首になり、首が飛んだ」ことは知っていましたが、
恥ずかしながらそれしか知らなかった。
「薄い雑学レベル」の認識しかありませんでした。

その背景の歴史があったこと。
それは、虐げられた人たちのために、立ち上がり、
若くして関八州を支配下に収めたカリスマであったこと。
最後は朝敵になってしまい、討たれてしまうわけですが、
彼には、「義」があった。
謀反と言われようと、守るべき「義」があり、
そのために、例え朝敵とされても「義」を貫いた。
単なる、荒くれ者、迷惑な奴とかではなかった。

その「義を貫く」生き方があったからこそ、
「首が飛んだ伝説」が生まれたのか?とさえ、思えました。

討たれた首が飛び、その首を祀った「首塚」があるのは知っていましたが、
それが、神田明神の起こりでもあることは全く知りませんでした。

神田明神の起こりは、将門の「義を貫く」生き方が起こりでもあった。そして、その神田明神の祭りを守り続けてきた人々の中に、
火消し集団がいたこと。

こちらは在りし日の勘三郎丈。歌舞伎の演目になるほどに、彼らの存在は日常的に大きな存在で、信頼され慕われていた存在だったという証に思えます。

時代劇で子供の頃よくみていた火消しの親分は、
たくさんの人に信頼され、義に厚く、腕っぷしも強くて、
「ザ・リーダー」というキャラクターでした。
しかも名前は決まって「辰五郎」。

今回のもう1人の主役、新門辰五郎。私は全く知りませんでした。
けれど、時代劇に出てくる火消しの頭の名前は、
なぜか決まって「辰五郎」だった気がするんです(笑)
その理由は彼の存在があったからか!と、納得しました。

でも、なぜ彼らが、それほど信頼されていたのか?は全く知りませんでした。

写真が残っている!

実際の火事の現場で消化活動、これは本当に命の危険がある仕事でしたが、
彼らは、自らの命を顧みず、町を守るために働いていたこと、
それだけでなく、目に見えない町を守る働きを担い、
さらには、神田明神の祭りを執り行しきり、守り続けてきた存在だったこと。
そして、幕末から明治の時代の大転換期の混乱で、
徳川慶喜を護衛した人々は、武士ではなく、彼ら火消し集団だったことは、
全く知らず、驚きの歴史でした。

平安時代の平将門から、幕末の新門辰五郎まで。
見事に貫かれた「義」が、連綿とここに息づいていたという、
ものすごい歴史。
それが紛れもない、この日本にあったこと。
日本に生まれたことを、嬉しくありがたく思えました。

今回の演目でも取り上げられた、火消しの親分、新門辰五郎は、過去の配信でも取り上げられていました。

↑のリンクからぜひご覧いただけます。

歴史から何を学ぶ?その前に・・・

作品中、何度も印象的に語りかけられた、この言葉。

歴史から何か学ぼうったって、「知る機会」がなければ、
学びようがない。
受け継ぐべき私たちが、知らないのでは話にならない。

知るとは、その事柄に「出会う機会」なのだ。
教育とは、生きるために大切なことに「出会う機会」であるべきなのだ。
改めて作品を見ながらそう感じました。

エンターテインメント×エデュケーション=エデュテインメント
まさに、その集大成というか、真骨頂。

そして出会ったなら、知ったなら。
次に、それをどう自らの生活に適用するのか?
私は自分の生活に適用できているだろうか?

これこそ。
「歴史から何を学ぶ?」が問われるポイントなのだと改めて感じます。

学校は、私たち大人は、これからを担う世代に、
何をバトンタッチできているだろうか?

受け継ぐべき大切な心を受け継がず、
断ち切らねばならぬ悪しきものを放置して、
ぞんざいにマイナスばかりをバトンタッチしてはいないだろうか?

無言の振る舞いから、伝わり受け継がれるものがあることまで、
意識と自覚を持って、日々行動できているだろうか?

様々に、自分の内面を探られました。

初めてなのに懐かしい

ストーリーのメッセージだけでなく、前述の音楽や作品の構成要素が、
様々に異ジャンル異文化の出自のものであるのに、
それらが不思議に融合していて、
まるでそこには隔ての壁がなく、分断がなく、調和がある。
初めて触れるのに懐かしく感じる「一体感」。

祭りは元々、祈願、祈りから始まっている。
そのことが根底に、そして背骨に貫かれた作品と演出。
一つ一つは、全く共通項がないようなものが、
最後は見事に一つにつながる。
初めて出会ったのに懐かしく感じる「一体感」。

ストーリー以外の、音楽、歌、踊りなど
「言葉以外の表現」から、折に触れて溢れ出てくる、
この不思議な一体感。
これも「祭り」が持つもう一つの大きな力だと感じました。

それは、初めてなのに懐かしく感じ、一体となれること。
それは、融和であり、調和であり、分断や争いとは、真逆。
「祭り」は人と人とを繋げる、一致させる、力があるのだと感じました。

だから「祭りを守れ」なのだと。
人と人とが繋がり一致することで「日本を守れ」なのだと。
それは「心を守る」ことであり、「邪気を払う」祈りそのもの。

驚きなのは、この「祭り」の空気感、
「一体感」の嬉しさや喜びのようなもの、
音や歌に込められてきた、祈りのようなものの温度や息遣い、
ひっくるめた「大きな空気感」までが見事に再現されていたようで、
圧巻でした。

どこにも無い、唯一無二の、HEAVENESEの祭り。
それは、初めて出会うのに懐かしい嬉しさの空気と、
初めて出会う、先人たちから私たちへの愛と義。

作中でも歌われましたが、HEAVENESEが明治神宮で奉納演奏した
この曲が、まさにこの「懐かしさ」を表現していると思いますので、
動画をご紹介して、長ーい感想を締めたいと思います。

「生まれる前にいた場所へ」

さて、次は秋田だ!

ビジュアルも最高にかっこいい!!


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