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「土星の試練」という言葉を、
聞いたことはありますか?

占星術に詳しくなくても、
土星と聞くと、
どこか“重たい星”のような印象を持つ人もいるかもしれません。

西洋占星術で土星は、
「制限・責任・成熟・時間」を象徴する天体です。

楽しいことを広げるというより、
“避けてきた課題”と向き合いながら、
少しずつ自分を育てていく星。

だから土星が動く時、
人はよく、
「なんでこんなに苦しいんだろう」
という出来事に出会います。

でも後から振り返ると、
その苦しさが、
人生の土台を作っていたと気づくことがあります。

今回の記事は、
私自身が体験した出来事を通して、
「境界線」と「再生」について書いてみようと思います。



西洋占星術との出会い


以前の記事でも触れましたが、
私は過去に、
体調不良をきっかけに休職した時期がありました。

その頃の私は、
周囲の空気を受け取りすぎて、
ずっと緊張したまま生きていたように思います。

人の感情を察し、
空気を乱さないように動き、
「みんな平等に」
「ちゃんとしなきゃ」
を優先し続けていました。

でも社会の中には、
自分の気持ちを最優先にする人もいます。

やりたくないことはやらない。
思ったことをそのまま言う。
人の境界を気にしない。

当時の私は、
そういう人を見るたびに、
強い苛立ちを感じていました。

「なんで私ばっかり我慢してるんだろう」
そんな思いが、
心の奥に積もっていたのだと思います。


生きづらさには“配置”があった


休職中、
私は西洋占星術と出会いました。

ホロスコープは、
生まれた瞬間の天体配置から、
その人の性質や人生のテーマを読み解くものです。

私はそこで初めて、
「自分には、自分なりの苦しみ方がある」
ということを知りました。

私のホロスコープには、
8ハウスという場所に、
土星・海王星・天王星が入っています。

8ハウスは、
「深い関わり」「共有」「死と再生」
を表す場所。

そこに、

* 土星の“責任感”
* 海王星の“境界の曖昧さ”
* 天王星の“突然の解放”

が重なっていました。

私は、
人と深く関わりたい気持ちと、
傷つきたくなくて距離を取りたい気持ちを、
ずっと同時に抱えていたのです。

だからこそ、
境界線を越えてくる人に出会うと、
心が大きく揺れてしまう。

でも今思うのです。

あの人たちは、
私を苦しめるためだけに現れたのではなく、
「自分を後回しにし続ける生き方」を終わらせるために、
必要な存在だったのかもしれないと。


境界線は、冷たさではなかった


私は長い間、
「優しい人でいなきゃ」
と思っていました。

頼られたら応えなきゃいけない。
愚痴も受け止めなきゃいけない。
嫌われないようにしなきゃいけない。

でも、
全部を受け取り続けた結果、
心も身体も限界を迎えてしまいました。

耳鳴りが再発し、
私はようやく、
「これ以上は無理だ」
と認めることになります。

そこで少しずつ学んだのです。

境界線を引くことは、
相手を拒絶することではない。

自分を守ることは、
わがままではない。

「受け取らない」という選択も、
ひとつの愛なのだと。

以前の私は、
“みんなのため”に動こうとしていました。

でも今は、
“自分も含めたみんなのため”
という感覚に変わってきた気がしています。


タロットで見るなら


この流れをタロットで表すなら、
まさに
Death(死神)から
The Tower(塔)
の流れだったと思います。

古い価値観が壊れ、
無理をしていた自分が崩れ、
強制終了のような出来事が起きる。

でも塔は、
人生を壊すためだけのカードではありません。

“本当の自分ではないもの”を、
崩していくカードです。

そしてその先に現れるのが、
The Star(星)。

静かな夜の中で、
少しずつ呼吸を取り戻していくカードです。

以前より完璧じゃない。
以前より器用でもない。

それでも、
無理をしていた頃より、
今の方が、
ちゃんと自分の感覚で生きられている気がします。


おわりに


職場や人間関係の中で、

「なんであの人ばかり」
「どうして自分だけこんなに苦しいんだろう」

そう感じる時があります。

でもその苦しさは、
あなたが弱いからではなく、
“自分らしく生きるための調整”なのかもしれません。

土星は、
すぐに答えをくれる星ではありません。

時間をかけて、
少しずつ、
「本当に必要なもの」を残していく星です。

だからもし今、
人間関係に疲れているなら。

無理に光ろうとしなくても大丈夫。

The Starのカードのように、
静かな場所で、
少しずつ呼吸を取り戻していけますように。

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