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Bitcoinは横ばい、それでもEthereumに2.16億ドルが入った理由|FOMC前に見たい「資金の選別」

Bitcoinは7.6万ドル台。

週末を挟んでも、価格はほとんど動きませんでした。

ところが、その裏側ではかなり興味深い変化が起きています。

9月11日の米国現物Ethereum ETFには、
2億1,640万ドルの資金が流入。

一方、Bitcoin ETFは9月8日から11日までの4営業日で、
合計4億6,270万ドルの純流出となりました。

つまり今回の暗号資産市場は、

「全部が強い」
「全部が弱い」

という単純な状態ではありません。

Bitcoinから資金が出る一方で、Ethereumには資金が入る。

市場の中で“選別”が起きています。

Bitcoinはほぼ動かなかった

9月14日朝のBitcoinは76,705ドル付近。

9月11日朝の76,719ドル付近と比べても、ほぼ横ばいです。

週末の24時間レンジも7万6,500ドル台から7万7,400ドル台。

大きく崩れたわけでも、
8万ドルへ戻ったわけでもありません。

一見すると、かなり静かな相場です。

ただし、暗号資産は価格だけを見ていると、
重要な変化を見落とすことがあります。

今回まさに注目したいのが、
「どこにお金が入っているか」です。

EthereumはBitcoinより少し強かった

Ethereumは2,470ドル付近。

9月11日朝から約1%上昇しました。

SolanaやBNBも小幅高。

一方、XRPはほぼ横ばいで、
CardanoとDogecoinは小幅安でした。

つまりアルトコイン全体が一斉に上がったわけではありません。

その中でEthereumの強さが少し目立っています。

背景の一つとして確認できるのが、
米国現物ETFへの資金流入です。

Ethereum ETFに2.16億ドル流入

9月11日のEthereum現物ETFには、
合計2億1,640万ドルが流入しました。

内訳を見ると、

BlackRockのETHAに約1億4,880万ドル。

そのほかFidelityやBitwiseなどにも資金が入りました。

9月8日から11日の4営業日合計でも、
Ethereum ETFは約1億9,690万ドルの純流入です。

対照的なのがBitcoin。

Bitcoin ETFは同じ4営業日で、
約4億6,270万ドルの純流出となりました。

Solana ETFは約970万ドルの純流入。

同じ「暗号資産ETF」でも、
資金の向きはまったく同じではありません。

「Ethereumの時代が来た」と考えるのはまだ早い

ここはかなり重要です。

Ethereum ETFに2億ドル以上入ったからといって、

「BitcoinからEthereumへ主役交代」

と決めるのは早いと思います。

ETF市場が開いているのは平日です。

一方、BitcoinやEthereumは土日も24時間動いています。

週末には、

現物取引所
先物
ステーキング
DeFi
大口ウォレット

など、ETF以外の資金も価格を動かします。

今回言えるのは、

「Bitcoin ETFから資金が出ている中で、
Ethereumには別の買い口が現れた」

というところまでです。

これが一日だけなのか、
数日、数週間続くのか。

そこを見て初めて、
資金の流れが変わったと判断しやすくなります。

なぜ今Ethereumなのか

Ethereumは単なる「第二のBitcoin」ではありません。

Bitcoinが価値保存や送金の性格を強く持つのに対して、

Ethereumは、

DeFi
ステーブルコイン
NFT
トークン発行
スマートコントラクト

などを動かすネットワークです。

ETHはそのネットワークを利用するときの手数料にも使われます。

そのため投資家がEthereumを見る場合、

価格だけでなく、

ネットワーク利用
ステーブルコイン
ETF
ステーキング
DeFi
手数料

なども材料になります。

Bitcoinとは評価の仕方が少し違います。

ただ、今週最大の材料はFOMC

暗号資産だけ見ていても、
今週の相場は読み切れません。

9月15日から16日にFOMCが開催されます。

FOMCは、
米国の政策金利を決める会合です。

今回特に重要なのは、
直前に発表された米国の物価です。

8月の米消費者物価指数は、

前月比+0.4%
前年比+3.4%。

インフレが十分に落ち着いたとは言いにくい数字でした。

さらに原油も上昇しています。

原油が上がると、

ガソリン
物流費
航空運賃
企業のエネルギーコスト

などに影響し、
物価を押し上げる可能性があります。

なぜ金利がBitcoinやEthereumに効くのか

暗号資産を見ていると、

「Bitcoinと米国債って関係あるの?」

と感じるかもしれません。

かなり関係があります。

米10年国債利回りは4.96%付近。

米国債を持てば、
かなり高い金利を受け取れる環境です。

Bitcoinには利息がありません。

Ethereumはステーキングという仕組みがありますが、
価格変動リスクは残ります。

安全性の高い米国債で約5%の利回りが取れるなら、

「わざわざ値動きの大きい資産を持たなくてもいい」

と考える資金も出てきます。

反対に米金利が下がれば、
暗号資産や株式などへ資金が戻りやすくなることがあります。

だから今週は、

Bitcoinのチャートだけではなく、

米10年債
ドル
原油
NASDAQ

も一緒に見る必要があります。

ステーブルコインは大きく減っていない

もう一つ興味深いのが、
ステーブルコインです。

TetherとUSDCを合わせた時価総額は、
約2,576億ドル。

9月11日朝とほぼ同じ水準でした。

ステーブルコインは、
ドルなどに価格を連動させる暗号資産です。

取引所では、
BitcoinやEthereumを買う前の「待機資金」として使われることもあります。

そのため、

Bitcoinが下がった

ステーブルコインも急減

なら、

暗号資産市場そのものから資金が逃げた可能性を疑います。

今回はそうなっていません。

もちろんステーブルコインは送金や決済にも使われるので、

「全部が買い待ち資金」

という意味ではありません。

それでも市場内部の資金が急激に消えていない点は、
今後を見るうえで確認しておきたいところです。

今後の見通し

ここからはMARKET EYEの分析です。

対象期間は、
9月14日から18日ごろまで。

現時点では、

「強気に傾いた」

とはまだ考えていません。

むしろ中立からやや慎重です。

理由は、

Bitcoin ETFから4営業日連続で資金が出ていること。

米10年債利回りが4.96%と高いこと。

原油上昇で、
インフレ再加速への警戒が残っていることです。

一方で、

Ethereum ETFにはまとまった資金が入り、

TetherとUSDCも大きく減っていません。

つまり、

「暗号資産全体からお金が逃げている」

という状態でもありません。

好転を確認したい条件

Bitcoin ETFの流出が止まる。

Ethereum ETFへの流入が続く。

米10年債利回りが低下する。

Bitcoinが7.6万ドル台を維持する。

そしてEthereum、Solana、XRPなどにも、
出来高を伴って買いが広がる。

こうした条件が複数重なれば、
相場の雰囲気は改善しやすくなります。

逆に警戒したい条件

FOMC後に米金利がさらに上昇。

ドルも上昇。

Bitcoin ETFの流出が再び拡大。

Bitcoinが下落する一方で、
先物建玉だけ増える。

こうなると、
レバレッジを使ったポジションの清算が重なり、
値幅が大きくなる可能性があります。

FOMCは「利上げしたか」だけを見ない

今回のFOMCで大切なのは、
政策金利そのものだけではありません。

市場は先のことを見ています。

重要なのは、

今後も金利を上げるのか。

どの程度長く高金利を続けるのか。

インフレをどう見ているのか。

景気をどう評価しているのか。

という部分です。

政策発表直後にBitcoinが上がっても、

記者会見中に米金利が上昇し、
Bitcoinが反落することもあります。

逆もあります。

発表後数分だけを見るより、

米国債
ドル
株式

Bitcoin

が最終的にどの方向へ落ち着くのかを確認する方が重要です。

今回のポイント

Bitcoinは7.6万ドル台でほぼ動きませんでした。

でも資金の中身を見ると、

Bitcoin ETFからは流出。

Ethereum ETFには2億ドルを超える流入。

Solanaにも小規模ながら資金が入りました。

暗号資産市場はいま、

「全部買う」
「全部売る」

という相場ではなくなっています。

どの資産へ資金が向かっているのか。

そしてその背景にある、

金利
ドル
原油
ETF

まで一緒に見る。

この視点を持つと、
Bitcoinの価格だけを追うより、
かなり相場の中身が見えやすくなります。

今週最大の分岐点はFOMCです。

MARKET EYEでは、
発表後もETF・米金利・Bitcoin・Ethereumの資金の変化を追っていきます。

より詳しい価格・ETFデータ、先物、ステーブルコインの分析はこちら👇

https://marketeyejapan.com/crypto-20260914/

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