祈りについて(詩作品)


いつも、朝のはじまりに
小さく祈りを こめようと
短い書き出しを 読んでいる
祈りの始まりは書けるが
その、末尾が分らない
それは慎みから始まって 愛に及び
感謝をする
本当に、真からその気持でいるのだが
末尾が検討もつかない


自分自身のうちにある 泥鰌(比喩だ)を
つかまえようとする
この頃の泥鰌は養殖物で、だから
ぶよぶよして旨くないなと
五代目小さんの芸談の本にはあったな
こいつを捕えて、泥鰌鍋だ
まる、はなかなかだから
柳川でどうだろう、それを丁寧に仕立てて
食べているうちに、僕の中の 祈りは
どこへいったのか


大体、ゴボウも泥鰌も
このごろは値が上がってしまっているから
僕はお金のことを 考えて
そうすると 僕の中の慎みや
愛や 感謝といったものは
何処へ行ったのだろう、と

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