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娘の彼氏との対面

娘が彼氏を連れて家にやってきた。

彼氏を家に泊めないだの、娘のタイミングが悪いだの、常識がないだの、なんだかんだ文句を言っていたダンナは、娘の彼氏に、「鮎好きか?」「アオリイカの天ぷら食うか?」と聞き、娘の好きなタコ飯を炊いてあげ、海老、ブリカマ、枝豆などでおもてなしをした。

急におもてなしモードになったため、私は大慌てで家の片付けをした。


長距離バスでやってきた娘と彼氏。
お昼少し前に駅に着いた2人を私が迎えに行き、一旦家に帰った後、娘は友だちとスイーツを食べに行くと言って私の車を借りて彼氏を連れて出かけた。

娘と彼氏が帰ってきたのが3時頃。
少し遅いお昼ご飯で乾杯した。

相変わらず
「お疲れ〜」の挨拶で乾杯をするダンナ。
そこは「いらっしゃい」とか「よろしく」とかだろ💢

娘の彼氏はあまりお酒に強い方ではないらしく、ビール1杯目ですでに顔が赤くなっていた。

とても明るい子で、程よい緊張感を持ちながら受け答えもしっかりしていて、時々ツッコミもちゃんと入れて、とても好印象だった。

ダンナはビールや日本酒を飲みながら娘の彼氏と話をしていた。
昨日までとは打って変わって上機嫌で。
まぁ、不機嫌な態度で失礼なことをされるよりはマシだと思い私は放っておいた。

息子のバイトが終わるのが6時だったので、5時半頃まで家で食べながらおしゃべりしていた。

その後みんなで息子を迎えに行き、予約していたお店に向かった。

娘の彼氏は関西の子なので、せっかくならここならではの名物を食べさせたかったけど、予約が取れず、名物とは関係のないお店になってしまった。


ダンナは昼間っから飲んでいたこともあって上機嫌を通り越して変なテンションになっていた。

アルコールに強いので、ベロベロに酔っ払ってるとはまたちょっと違う。
彼なりに色々気を使っているうちにテンションが変なところに行き着いたんだと思う。
もしかしたら緊張しているのを悟られないようにしていたのかもしれない。
とにかく変なテンションで、暴走していた。

会話が会話にならない。

言葉のキャッチボールができないのだ。
1人でボールを投げ
「俺のストレート速いでしょ」
「俺のカーブめちゃくちゃ曲がるだろ」
「俺のナックル凄いだろ」
と速さや技を見せてきて誰も取れない球を投げてくる。

バスケやサッカーでパス回して遊ぼうとしてるのに、ドリブル凄いでしょと見せつけてくる。

自分の凄さをアピールしたがっている。

バレーボールをみんなで輪になってトスしたりレシーブしたりしてる中、1人毎回アタックしてくるような感じだ。

「取れるか?取れねーだろ!」
の場じゃないことに全く気づかない。

みんなで仲良くパス回しして遊ぶってことを知らないのか?

ウザ絡みはするし、自分語りはするし、人の意見や話は聞かないし、否定ばかりするし、私たち家族はもはやお手上げ状態。

たぶん私の顔は苦虫を噛み潰したような顔をしていたことだろう…。
笑うしかないけど上手く笑えてなかったと思う。

それでも彼氏は嫌な顔もせずダンナの会話に付き合ってくれていた。
それは私から見たら、イヤイヤ我慢しているとか、気に入られようとか、そういう感じではなく、程よく交わし返せる子なんだと感じた。

「こういう人もいる」とフラットに見える子?みたいな。

ダンナが
「ごめんな。うちの娘、女らしくなくて。もっと女らしく、気を使ってあれこれしてくれたらいいのにな」
と言った時にも
「あ、今は多様性ですから。それに、そういうのは僕気にならないので。気づいた方がやればいいと思ってますから」
「女性だから…とかもないです」
と、やんわりと言っていた。
その言い方もダンナに対して「多様性なんだよ!」というように強くいうこともなく、かと言って「そうですよね」と合わせ過ぎず、自分の意見を言いつつも強く否定はしなかった。

返答に困ることを何回も言うダンナにブチ切れることなく、ニコニコしながら上手に交わしてくれていた。

お腹も満たしてきた頃に
「よし!あれを食べに行こう!」とダンナが言い出した。

は?
今から?

あれというのはこの辺の名物のことだ。

ダンナの中でどうしてもこの辺の名物を食べさせてあげたくなったのだ。

いつも混んでいるけど、夜遅くならお店も空いてきてるだろうと言い出した。

が、もうみんなお腹いっぱいである。
そりゃそうだ。昼の3時くらいからずっと食べっぱなしなんだから。

いや、その前に娘と彼氏は娘の友だちに会って1時半頃にスイーツを食べてもいる。

息子もバイト終わりでお腹が空いていて、めちゃくちゃ頼みまくり食べていた。

食べに行くんだったら先に言ってくれていたらみんなお腹を空けておくのに…。

みんなお腹いっぱいだと言うのに「行こう」「行こう」と言ってくる。
「俺は食える」「俺はまだ食える」と何度も言っている。

お前の腹の空き具合は知らん!
みんなが食えないって言ってるのに。
バカなの?

みんなよりいっぱい食べれるアピールいる?
そのマウントいる?

イートハラスメント?食ハラ?メシハラ?
もう一種のハラスメントだろ。

ダンナの暴走が止まらないので、みんなでシェアしたら食べれるかもということで、結局行くことにした。


時刻は9時を過ぎているというのに、名物のお店には行列が出来ていた。

いつもなら行列に並ばないけど、今回は娘の彼氏に食べさせたいという思いと、並んでいるうちにお腹もある程度空いてくることだろうということで並ぶことにした。

1時間くらい待ってようやくお店の中に入れた。

そこでもダンナはビールを飲みながら相変わらず会話にならない会話をしていた。

その時の会話の内容を思い出そうとしても私は記憶から抹消してしまったのか、あまり思い出せない。
ただただ不快に感じて、彼氏に申し訳ない気持ちだけが残っている。

彼氏の方は、顔の赤みも消え、ゆっくりペースではあったものの最後までお酒を飲んで付き合ってくれた。

閉店間際までお店にいて、彼氏をホテルに送り届けた。

彼氏がいなくなった帰りの車中では、ダンナの私へのダメ出しが始まった。

「お前が喋らないのはずるい」だとか
「あそこでこういうふうに言わないのはダメだ」
「娘があの時こう言って欲しいっていうのを察してあげれなかったのか?」などなど。

「喋る隙間与えなかったじゃん」だとか言っても「そうじゃない」の一点張りでさらなるダメ出しをしてきた。

息子が
「お父さん酔っ払ってるから…」などというもんなら
「俺は酔ってねー!」
「計算してこうしてるんだ!」と言い張っていた。

計算してこの態度ならその計算は間違ってますよと言いたかったが、当然黙っていた。

『不機嫌な態度で失礼なことをされるよりはマシだ』と思っていたけど、機嫌の良い態度で失礼なことをするのも困ったものだ。


家に着いたら12時を回っていた。

それぞれシャワーを浴びて洗濯などをして寝る頃には2時を過ぎていた。

めちゃくちゃ濃厚な1日で、ドッと疲れた。


次の日もドタバタがあり、疲れる1日となった。
長くなってきたのでまた次の記事で。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

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