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悪口は一日一回まで

依田真門(まこどん)


怒りを感じる日々

このところ毎日のように、トランプ大統領がメディアに現れています。私は彼の姿を見る毎、その言葉が聞こえてくる毎、心に怒りが広がるのを感じます。強い立場を利用した恐喝的な交渉の進め方、独善的で多様性を無視する発想。この人のやっていることは、単なる弱い者いじめにしか見えません。

平和の仕組みがぶち壊されている

“商社が働けば世界が平和になる”
新卒の社会人として商社に入ったばかりの頃、上司のこんな言葉を聞いてモチベーションが随分上がったものでした。国境を越えてモノが動けば国家間の相互依存が強化され、結果として戦争が出来なくなる。だから貿易を盛んに行うことが、平和につながるのだ、と。
トランプ氏はいま、自由貿易の仕組みを破壊しようと振舞っています。戦争の教訓を基に世界が知恵を集めて作ってきた平和の仕組みを、ぶち壊しにかかっている。ふざけるな。自分の中の怒りのボルテージは最高潮…。

読書会で出会ったフレーズ

そんなタイミングで友人が開催している読書会に参加。 
会の冒頭、いきなりこんなフレーズに出会いました。

怒りを感じるあなたに祝福を
気が立ち上がるしるしだから。
自分の家族に向けず、敵のために無理せず。
その気を万能なものに変える。
すると繁栄がもたらされるでしょう。
・・・・ ・・・・
愛を感じられない時には祝福を。
それでも人生に心を開く。
するとやがて見つかるでしょう
心の中の愛が。
・・・・

(オノ・ヨーコ「どんぐり」)

確かに私がここでトランプ氏の悪口を言いまくっても、何かが変わる訳ではありません。自分の中にある怒りを“気が立ち上がるしるし”と捉え、“繁栄をもたらす”源と出来る方が、生産的で創造的なのは間違いないことです。といって、ムラムラと立ち上がる怒りのエネルギーをどう創造性に転換出来るか、にわかにはアイデアは出てきません。

希望の芽

おそらく明日も、怒りが収まることは無いでしょう。しかし、怒りが現れるたびに“祝福”を感じ、絶望的な気分になっても“人生に心を拓ける”回路を、自分の内側に作りたいと思いました。
その為にどうするか、具体案はありません。とりあえず「トランプの悪口は一日一回まで」と手帳に書きました。 

多分、希望はこんな気づきから育つのだろうと思っています。

_/_/_/_/ ホープワークニュースレター vol.49_/_/_/_/
<希望の便り from ホープワーク協会>2025.4.11