聖書の違和感 黙示録編
できれば今年度中に書いておきたいと、ヨハネの黙示録に改めて目を通してみました。
意味はまあ、よくわからないけれど、なんだか数字がたくさん出てくるなという印象😅 もふにゃんさんが書いていた「ラッパ吹き」の話も黙示録でしたね。
下の記事が内容を簡潔にまとめているので引用します。
「ヨハネの黙示録」に描かれた世界の終末
「ヨハネの黙示録」は、新約聖書の一番最後の書です。著者のヨハネが神に見せてもらった未来の光景を描いたとされるこの書には、戦乱や飢饉、大地震など、ありとあらゆる禍が書かれています。天使と悪魔の戦いや最後の審判の様子も記されています。
(中略)
ヨハネの見た啓示は、次のようなものでした。天の玉座に神がいて、周囲を24人の長老と、ライオン、雄牛、人間、鷲(わし)にそれぞれ似ている4つの生き物が取り囲んでいました。神の手には巻物があり、7つの封印で封じられていましたが、7つの角と7つの目をもつ小羊が一つひとつ封印を解いていきます。小羊が封印を解くごとに禍が地上を襲います。小羊が第7の封印を解くと、世界が沈黙で包まれた後、7人の天使が現れて、一人ひとりにラッパが与えられました。今度は天使が一人ずつラッパを吹くたびに禍が地上を襲います。第7の天使が最後のラッパが吹くと、最後の審判が行われることが予告されます。
さらに、7人の天使が7つの鉢に入れた神の怒りを地上に注ぎ、世界に終末が訪れます。救世主イエスが再臨し、神を信じ正しい行いをした人々は復活し、ともに地上を1000年間統治します。1000年後に悪魔が再び現れますが、天から炎が降り注ぎ滅びます。これが本当の世界の終末です。最後の審判で「命の書」に名前のない人は地獄に落とされ、名前のある人は天国に昇ることができます。そして最後に、救世主イエスの再臨はまもなくだと伝え、黙示録は終わります。
黙示録の13章には、2匹の獣の話が出てきます。獣というのは、神に対する反逆者(反キリスト)で、権力を振りかざし、人々を蹂躙する独裁者などを指すと考えられているようです。
そして、獣とは何を指すかについてのヒントが示されているのが、
ヨハネの黙示録 13章 18節
になります。
(聖書協会共同訳)
ここに知恵がある。理解ある者は、獣の数字の持つ意味を考えるがよい。数字は人間を指している。そして、その数字は六百六十六である。
(新共同訳)
ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。
(口語訳)
ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は六百六十六である。
獣とは人間を指すとはっきり書かれていますね。
ところがですね、わたしの手持ちの聖書には、
(新版英和対照リビングバイブル 新約 いのちのことば社 新版初刷1984年5月30日)
Here is a puzzle that calls for careful thought to solve it. Let those who are able, interpret this code: the numerical values of the letters in his name added to 666!
これは、細心の注意を払って解くべきなぞです。この数字の意味を解ける人は、解いてごらんなさい。獣の名前の文字を数字になおすと、六百六十六になるのです。
「人間」が消されているんですよねぇ…。なぜこのキーワードを削除したんんでしょう? 「神に逆らう獣と化した生き物」が人間っていうのは、別に突拍子のない話でもないし、あえて削除する理由がわかりません。
しかも、イザヤ書の場合とはちがって、下記サイトで比較されている、27の英語版新約聖書にも、すべて「人間」というキーワードが記されています。
the number of a man
a man's number
the number is that of a man
it is the [imperfect] number of a man
it stands for a person
だいたいこんな感じで、下の3つはもう少し具体的に、「誰かの名前を表す数字」「人間の総数」と記しています。
(Good News Translation)
the number stands for the name of someone.
(International Standard Version)
it is a human total number, and the sum of the number is 666.
(International Standard Version)
it is a human total number, and the sum of the number is 666.
リビングバイブルの英訳は「the numerical values of the letters in his name added to 666!(彼の名前の文字の数値を足すと666になる!)」とありますから、この3つと同じ解釈に立っているともいえるのかな? his を人間と解釈するかどうかは読者に委ねている形?
名前の数値というのは、「ゲマトリア」のことを指していると思われます。
18節には「獣の数字」として666という数が登場します。この数字に込められたメッセージを解き明かすべく、今まで多くの試みがなされてきました。この数字に獣の名が隠されているのはたしかです。ヘブライ語やギリシア語のアルファベットにはそれぞれ特定の数価が対応しています。単語を構成するそれぞれのアルファベットに対応する数価を合計すると、その単語に対応する数価が算出されます。このいわゆる「ゲマトリア」という方法は古典古代には盛んに行われました。この666という数字に対しては様々な試算が行われ、歴史上のいろいろな人物に当てはめられてきました。獣としてみなされたそれらどの人物の場合にも、この数字が問題なく合致することはありませんでした。反キリストが誰であろうが何であろうが、おそらくこの数字は本来の反キリストの名に対応するものなのでしょう。獣の数字については、もう一つの説明が考えられます。聖書において神様の御名の数価は7です。悪魔はその有する権力や力に関して言えば神様にほとんど匹敵するとはいえ、やはり神様よりも劣った存在であることには変わりありません。このような悪魔に6という数字はよく合っています。ヨハネが獣の数字として6を3個含む数字を告げるとき、獣が誰の僕で誰の手先であるかが暗示されているのです。獣は悪魔と一緒に活動しているのです。ですから、神様に属する人々が獣と「兄弟関係」を結ぶのは絶対にいけないことです。
なかには、666は皇帝ネロを指すという説もあるようですが、『ゲマトリア数秘術』(久保有政著 学研 2003年)によると、
(ネロ・カイサルという名前は)へブル語では666、ギリシア語では666の2倍になることがわかる。ローマ皇帝ネロは、666に深く関係している。サタンは大迫害者ネロに対しても、6の数字を用いたのだ。
しかし、これは「ヨハネの黙示録」が預言している666の「獣」がネロであるということを意味しない。なぜなら、ネロは、黙示録が書かれたより以前の人物だからである。黙示録が預言しているのは、未来の人物である。
サタンは各時代に反キリストを出現させてきた。聖書でいう「反キリスト」は複数なのである(「ヨハネの手紙 第一」第2章18節)。黙示録がいう666はその最終最大のものである。
同著には、「心」のギリシア語のゲマトリアも666であると書かれています。
「666の獣」を登場させるのは、人間の「心」なのである。だから、「心」というギリシア語のゲマトリアも666なのだ!
私たちは自分の心が666に同調しないように注意しなければならない。
ちなみに、アドルフ・ヒトラーのヘブル語でのゲマトリアは(みなさんの期待に反して)444だそうです。
さて、最後に、問題箇所の直前の文章も見てみましょう。
ヨハネの黙示録 13章16-17節
(新共同訳)
また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。
なんかどっかで聞いたことのあるような…😅 うーん、デジャブ??
