今日の京紅葉 2025.12.1 苔の庭
朝、速報でアップした通り、栄摂院の散紅葉、きれいにお掃除されてしまいました。
早朝、「開門してるかな?」と心配しつつ栄摂院へ向かうと、ブロオオオーと大きな音が聞こえてきた。
風を排出して落ち葉を集める逆掃除機みたいなブロアーの音だ。
まさかまさか
膨れ上がる不安を胸に、栄摂院の門をくぐると、悪い予感が的中。
二人がかりで庭の散紅葉を吹き飛ばしている真っ最中だった。
栄摂院は、今週いっぱい、公開しているはずだけど、まさか、このタイミングでお掃除されてしまうとは、大誤算だ。
昨日、チリチリだとか、カサカサだとか、文句つけてた散紅葉だけど、
早朝ならしっとり露を含んでウェッティーだろうと期待して早起きしたのに・・・



ブロオオオー
庭中の赤い散紅葉が、どんどん吹き飛ばされ、集められ、下地の緑の苔が現れていく。
しばし、風景写真家から報道カメラマンになったつもりで、緑に変わっていくお庭を撮ったりしたあと、苔の上に生き残った散紅葉1枚、2枚を撮影しはじめた。
あのすざましいブロアー攻撃の中、どういう経緯で生き残ったかわからないけど、きれいな赤い葉っぱには、水(滴)まで残っている。
昨日の夕方撮った、植木にひっかかっていた紅い一葉も、まだ落ちずに、しっかりくっついている。不思議だ。(昨日の日記の表紙)

今朝は、赤い敷紅葉は撮りそびれたけど、池にも紅葉がいっぱい浮いていたし、苔もみずみずしかったので、それなりに熱中して撮ってると、お掃除のおじさんが一言。
「カメラの人は、変わった所を撮らはるな」
そう思うだろうな。
せっかくの無人の広々した境内なのに、木柵の前にしゃがみこんで、ただひたすら目の前の苔をのぞき込んで、ずーっと撮っていたり、
池の水際で、下を向いたまま、もう綺麗でもない落ち葉をのぞき込んで、ずーっと撮ってるんだから。

「池に落ちんといてや」
おじさんの声かけは、ちょっとからかっているような響きだった。

