LIVE Note vol.1「BEAT AX 2026(DAY2)」
ロック×メタル×アイドル
今世紀最大の異種格闘技戦、開幕
去る7月12日「BEAT AX-SUMMER EDITION 2026-」(DAY2)がKアリーナ横浜にて開催された。
参加アーティストはAve Mujica、=LOVEそしてRAISE A SUILEN。
バンドリが誇るロック・メタルの両雄と現代日本アイドルの頂点が奇跡の出会いを果たした。
会場にはそれぞれのファンが詰めかけ、開演前からそれぞれの単独ライブとも他のフェスとも異なる雰囲気を醸し出していた。
天井まで届くほどの巨大なセットを背にトップバッターとして現れたのはRAISE A SUILEN。
彼女達の超攻撃的ロックサウンドは会場のボルテージをゼロから百まで一気に引き上げる。まさにトップバッターにピッタリのバンドである。
年中定番曲から夏の定番曲、6月にリリースしたばかりの新曲まで計7曲を披露した。
特に夏の定番曲である「灼熱 Bonfire!」では事前にサビの振り付け講座もあり、初見の方でも楽しめるように工夫されていたと思う。
ただ、この曲はイントロと最後のおまけコーナーに別の振り付けがあるのだが、そのティーチングはなかったため、急に教えられてない振り付けが始まり、驚いた人もいるかもしれない。
今回のセトリはRASにしてはヘドバンシーンが少なく、タオル回しもなかったのでかなり優しかったと思う。実際、ライブ中にはベースボーカルのレイチェルさんが「優しくしてあげるから着いてきて」と言っていた。
初見の人も多く、後に2組控えていることを考えると流石に最高火力は出せなかったか。
RASのパフォーマンスが終わり、次に登場したのAve Mujica。
1曲目に最近のライブではラストを任させることが多かった「Symbol Ⅰ : △」を配し、アニメ最終話で最後を飾った「天球のMujica」をラストに据えるという神采配。
個人的には1曲目に激しい曲を持ってきて、2曲目に自己紹介曲(Ave Mujica),3曲目に比較的ゆっくり目な曲(Angles)という緩急の付け方が素晴らしいセトリだと感じた。
序盤がこの作りだったからこそ、後半の楽曲がより輝いたのではないだろうか。
Ave Mujicaのパフォーマンスはいつも通りMCなしでのぶっ通し。最後は高尾さんの奏でるキーボードの音色に見送られながらひとりずつ退場するという演出もあり、かなりインパクトを残したのではないかと思う。
そして最後に登場したのは=LOVE。
登場の瞬間から堂々とした空気が溢れ出ていた。
私は今回のライブで初めて生のイコラブ、というかアイドルを見たのだが、正直、想像以上のレベルだった。
それはステージに立つ10人だけでなく、会場のファンを含めてである。
基本的にボーカルが一人で全曲歌うバンドとは違い、全員で1曲を歌うというところや曲中にファンが様々なコールを入れていくという文化の違いが新鮮だった。
イコラブが披露したのはショートバージョンを含め、11曲。
その中で特に印象強かったのは「モラトリアム」。Kアリーナという巨大な会場が一面緑に染まったあの光景を忘れることは無いだろう。
ちなみに私はこの曲によって諸橋沙夏ファンになった。
正直、私はこのライブに参加する前は「アイドルファンにバンドファンの熱量見せてやんよ!」と意気込んでいたわけだが、終わってみるとアイドルファンも相当な熱量でかなり圧倒されてしまった。
だが、それより驚いたのは終演後のSNS上の意見である。
全然別タイプのグループによる合同ライブ、終演後は批判的な意見の"お気持ち合戦"になっても仕方ないかなと思っていたが、実際はお互いを称えあい、受け入れあうとても温かい空間が広がっていた。
こんな素敵なライブを作り上げてくれたRAISE A SUILEN、Ave Mujica、=LOVEのメンバーはもちろん、それぞれのファンそしてスタッフ含めて関係者の皆様に心から感謝している。
だが、このレベルのアーティストが3組集まって2時間半は短すぎる!聴きたい曲はまだまだたくさんある!バンドファンもアイドルファンももっともっとヤレる!
是非同じメンバーで第2回を開催してほしい。
おわり
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
