見出し画像

センスは関係ない!!「考えを形にできる、伝えられるデザイナー」を増やしたい

こんにちは!魅せる技術研究所の<まさ所長>です

今回、お話を伺うのは、グラフィックデザイナーとして活躍されている
みなとんさんです。

彼女がなぜデザインの道に進んだのか、
そしてデザイナーとして大切にしていることについて、
じっくりお話を伺っていきたいと思います。


みなとん センスで作らない言語化デザイン講師
イラレ講座運営 | 2年間の添削総数507件 | ほか63名にアドバイス | 
制作分野54の経験から「どう作ればいい?」に応える|
グラフィックデザイナー歴8年

X:https://x.com/m__minato?s=21
公式LINE:https://line.me/R/ti/p/@638cggde?oat_content=url&ts=08181431


みなとん公式LINE

事務作業からデザイナーへ。キャリアチェンジのきっかけ

まさ:
 デザインの仕事を始める前はどんなお仕事をされていたのですか?

みなとん:
 デザインとはほとんど関係のない会社で、事務作業や営業関係、
お問い合わせ対応などが多かったですね 。

ただ、業務の中でチラシやカタログなどのレイアウト・キャッチコピーを
修正することはありました 。

まさ:
 意外です!では、なぜデザインの仕事に進もうと思ったのですか?

みなとん: 
当時の一番の理由は、一度「いらない・無駄だ」と判断されたものでも
魅せ方を変えれば、ほしいと思ってもらえるのかどうか試したかったからです。

ビジュアルや言葉の伝え方で、
反応が変わることにおもしろさと可能性を感じていました。

特にデパ地下のお菓子やお土産のパッケージを見て強く感じたことで、
表現一つで印象がこんなに変わるんだなあ...と。

それで、色々考えながら、使われなくなったものでも
「価値をつけたらいい方向に変えられるんじゃないか?」

そうなれば、なんかおもしろい世界になりそう! と、ふと思ったんです。
私にとって、モノに新しく付ける価値が、デザインという魅せ方でした。

まさ:
なるほど。魅せ方の力に気づいたことがきっかけだったんですね。

みなとん: 
そうなんです。

もともと作ることも好きで、
その気持ちも合わさって沸き上がったのかもしれません。

それともう一つ、
魅せ方で変わるのでは?」と、突き動かされた出来事もありました。

丁度、結婚と引っ越しで当時の仕事を辞めることになったタイミングに
自分と改めて向き合っていたときのことです。

母が趣味でお洋服を作っていたのですが、
その過程で余った生地(ハギレ)について話したことが忘れられません。

あるハギレについて、
母に「これは使わないの?」と聞くと
「もう少しその生地が大きかったら帽子にできたんだけど、サイズが足りないからまたいつか」
という返事をもらいました。

何気ない会話ですが、これを聞いて、当時考えていたことに電気が走ったんです。
ビビビっと。

使われなくなったり、一見無駄に見えたりするものも、
魅せ方で売れるようになるんじゃないかな?って。

それを試したい気持ちと、反応されるモノに変えたい気持ちが溢れてきました。
転職のタイミングも後押しとなって、デザインの道に進みはじめました。

「パケ買い」の衝撃。デザインの面白さに目覚めた瞬間

まさ: 
最初にデザインが面白いと感じたのはどんな時でしたか?

みなとん: 
パッケージのように魅せ方
お客さんの反応が変わるんだと感じた時ですね。

少し重なる内容ですが、結婚を機に東京に引っ越しました。

東京には、おしゃれなお菓子やお土産も多くて、
様々なパッケージに惹かれました。

これはショッピングモールでの事ですが、
商品陳列を兼ねたパッケージを見つけて思わず
「お!!」
っと足を止めてしまったり
まさに、「お!!」の感動ごと友人のプレゼントとして買いたくなりましたし、純粋に惹かれました。

「パケ買い」という言葉があるくらい
パッケージでこんなにも変わるんだ、ということを
間近で感じてワクワクしましたし
魅せ方にはすごい威力があるんだと思うと、もっと知りたくなりました。

まさ:
ディズニーの商品も包装がかわいくて思わず買ってしまった...
という方も多いと聞きますもんね。

みなとん: 
そうなんですよね。
キャラクターの独自性とか拘りとか、引き立っているものばっかりですし。
私はパケ買いしないようにグッと我慢してますw

まさ:
それは賢明な判断だと思います!
でもそれだけデザインには力があるということですもんね

みなとん: 
そうですね
そこに魅せ方の面白さがありますよね。

大規模プロジェクトの成功体験から得た、デザイナーとしての自信と達成感

まさ:
今まで大きなプロジェクトに挑戦したことはありますか?

みなとん: 
すぐに浮かぶものが二つあります。

一つ目が、
新規オープンする居酒屋さんの制作物全てをご依頼いただいたことです。

メニュー表からポスター、チラシ、ショップカードや名刺などなど。
本当に様々でした。

デザイナー1~2年目くらいのことで、早い時期に
これだけ多くの経験をさせていただけたのは私の中でも大きかったです。

二つ目が、ある企業様が初めて開催されるイベントでの制作です。

タイトルデザインから、
必要なほとんど全てをお任せいただくことになったんです。

過去にその企業様との別の制作もあったので、
信頼してのご依頼だと思うと、やっぱり嬉しかったです。

ポスターやチラシ、カップ、フォトパネル、うちわ、カード系など
15点程デザインしました。

お急ぎのお仕事で、勤務先ではデザイナーは私1人だったので
自分としても踏ん張りどころでした。

20案以上のデザインをご提案しながら、
1ヵ月半程で仕上げることができて、
その達成感や安心の気持ちは、いまでも思い出せます。

これはデザイナーとして数年経ってたからのことでしたが、
印刷会社さんを探すところからはじめたものもあって、
正直とっても大変でしたね。

その分、イベント担当者さんなどもたくさん協力くださって
やり切った時の気持ちは格別でした。

やっぱり私だけでは成しえなかったので、
思い出すとありがたい気持ちが蘇ります。

まさ:
そのクライアントさんの反応はどのようなモノでしたか?

みなとん:
「ありがとう」「すごくいい」などのリアクションをいただけました。

毎回、作り手として自信を持ってご提案していますが、
やっぱり言葉をいただけると、とっても嬉しくて。
制作の苦労が吹っ飛ぶ瞬間です‼︎

イベントの案件では、予約案内チラシもあったのですが、
それを配布したその日に予約が入ったと教えていただいた時は、
心の中でガッツポーズでしたね!!

また、デザインが使われている現場の写真まで撮ってくださって、
それも非常に嬉しかったです。

そして、結果を出せたことで、
自分が勉強してきたことは間違ってなかったんだということも分かって…
これまで学んできたものや経験し培ってきたものに、
もっと自信を持てるようになりました。

独学で切り開いたデザイナーとしての道

まさ:
 デザイナーとして、壁にぶつかった経験はありますか?

みなとん: 
私はデザインの学校に通ったわけではないので 、それが一番の壁でした。

東京へ引っ越したあとは、スキルを身に付けたくて
ハローワークの職業訓練校で3ヵ月間、webデザインの基礎を学びました。

受講したコースでは、自分のサイトをつくりあげることがゴールだったので
ツールの使い方をメインで学びました。

このとき初めて、illustratorやPhotoshopやコーディングに触れたんです。

ただ、あくまで使い方が主だったので、
デザインの考え方を学んだわけではありませんでした。

まさ: 
そうだったんですね!では、どのようにしてデザインを学ばれたのですか?

みなとん: 
ほとんど独学で学んできました。
最初にデザイナーとして就職した会社にはデザイナーがいなかったんです 。

そんな私にデザインを任せていただけたので、
自分で本当に色々と調べたり、本を読んだり、休日に学びに行ったりして、独学でデザインを吸収していきました。

売り上げを上げるためにはどう魅せればいいんだろう、と試行錯誤しながら取り組みました 。

伝えるからこそ生まれる、信頼関係

まさ:
ズバリ、デザインを作る上で
クライアントさんの意見とみなとんさんの意見が違う時は
どのように対処しますか?

みなとん:
その理由をお聞きして、私もお伝えします。
考えを擦り合わせると、他にもっといい方法が見つかることもあります。
お互いの意見は、反応・結果につながるか?というところになりますよね。

例えば、ここに写真を入れた方が、相手がイベントに参加した自分を想像しやすくなって興味をもってくれそうだとか。

ただ反応は、やっぱり世にデザインを出してみないと分かりません。
だから、毎回手探りで…

意見の違いでいうと、方向性の違いからも起こり得ると思っています。
だからまずは、制作の準備段階から同じ方向を向けるようできるだけ工夫します。

例えば、クライアントさんの中ではっきりとしたイメージがないときは
一緒にサンプル画像などをみて想像を膨らませたり擦り合わせたり。
何を目的にされているかをお聞きしながら必要なものについて話し合ったりしています。

これまで意見が大きく違う場面はあまりなかったのですが、
考えが違うところに新しいアイデアも隠れていることが多いです。

また、制作中に「どうかな?」と思ったときなど、
+αのご提案も添えてお伝えしています。

ご提案の理由をしっかりお伝えした上で
クライアントさんにもご判断いただけるように考えながら進めています。

まさ:
全てがデザイナーの思い通りになるわけではないですもんね

みなとん:
そうですね
ただ、そのときお互い後悔のないように、
デザイン意図や考えたことなど伝えるようにしています。

おこがましいかもしれませんが、
少しでもクライアントさんにとって判断材料が増えたらいいなという気持ちと、
考えなどを深めていただけるようなカギとなれたらいいなという気持ちでいます。


デザインの力で売り上げ1.5倍に!ターニングポイントとなった経験

まさ:
 デザイナーとしてのターニングポイントとなった出来事はありますか?

みなとん: 
デザイナー1年目の時のことでしょうか。
今でも印象深く残っています。

勤めていた会社が経営していたベーカリーで、
既存のパンの売り上げアップを図ろうという目標がありました。
それで、ポスターで販促しようという事になりました。

どうしたら売り上げが上がるのかを考えて作ったデザインが、
結果的に1.5倍の売り上げにつながったんです 。

まさ: 
すごいですね!

みなとん:
ありがとうございます!! 
デザインの力だけではなく、現場で動いてくださった方々の力も大きかったと思いますが、
この時に「デザインに心理学や人の傾向なども取り入れたら効果を生むことができるかもしれない」と気づくことができました 。

まさ: 
その経験が、みなとんさんの「言語化デザイン」に繋がってくるんですね !

みなとん:
そうなんです 。
デザインにどんな工夫をすればいいのかもっと知りたくて、
ある時期では、世に出ているバナーなどを見ながら
毎日1デザイン、みつけた工夫を自分なりに書き出していました。

今振り返ると、この時は意識的に200以上のデザインに触れていたので
今の「言語化デザイン」が磨かれた時期だったのかなと思います。

また、スクールなどで課題添削の講師として活動させていただいた経験も
今の言語化力につながりました。

まさ: 
デザイン添削の講師として活動する中で、何か変化はありましたか?

みなとん: 
生徒さんのデザインを添削させていただく中で、自分自身の確認作業にもなり、
感覚に頼らないデザインのことをより考えられるようになりました 。

「これを狙いたいからこうする」といったかんじで、
制作中に自分のデザインに迷うことも減りましたね。


「作業者」ではなく「考えを伝えられるデザイナー」を増やしたい

まさ: 
今後、挑戦していきたいことはありますか?

みなとん:
 6月からillustratorの講座をスタートしたので 、
「お仕事できる範囲や機会が増えた」
「作れなかったものが作れるようになった」
という受講生さんを増やしたいです。

0→1もそうですが、今の私にできることは、
まずは「1をさらに+できる人」を拡げていくことだと考えています。

まさ:
デザイナーの卵を生み出して大きく羽ばたかせていきたいと言うイメージですか?

みなとん:
それもありますが
現状では少しデザインできる人がもっと大きく羽ばたいていけたり、
illustratorのスキルを通して
ご自身の幅を広げていただけるような講座にしたいです。

まさ:
自分でデザインを作っている人が効果的なデザインを作れるように支援していく感じでしょうか?

みなとん:
そうですね。
言葉が悪いかもしれませんが、
単なる作業者から一歩抜け出したいデザイナーが変わるきっかけになりたいと思っています。

まさ:
言われたものを作るだけではなくて
クライアントに自ら提案できるようなデザイナーを増やしたいわけですね?

みなとん:
そう思っています。
もちろん、提案が全てとは言えません。

ただ、デザイナー自身も考えをもったうえで制作し、
デザインに落とし込んだ意図をクライアントさんに伝えることができれば
相乗効果が生まれると考えています。

作業者になると、どうしても辛さが辛さのままで終わってしまうと思うので、
将来的にはそんなことももっと、講座を通して自分の経験と一緒に伝えていきたいです。

そのために、まずは望まれたことが形にできなければ始まらないので
今はデザインツールのひとつであるillustratorを起点に伝えることに力を注いでいます。


デザイナーとして最も大切にしていること

まさ: 
現在、デザイナーとして最も大切にしていることは何ですか?

みなとん: 
「理由」ですかね!

意図のない制作にならないように
なぜこのデザインにしたのかという「理由」を大切にしています。

もちろん、お客さまのリアクションの理由にはデザイン以外の要素も多いです。
でも私はデザイナーとして
・なぜこの配置なのか
・なぜこのサイズ感なのか
・なぜこの色にしたのか
など、説明できることで
クライアントさんが取捨選択や検討できる範囲も広がると思うんです。

そうなればデザイナーやクライアントさんとの会話も増えて
より相手やその商品とか目的とかについて知る機会も増えますし
デザイナーはクライアントさんのにもなれる。

クライアントさんもデザイナーを
パートナーとして信頼してくださるようになって
お互いに潤う関係になると思っています。

そういう関係を築ければ
世の中の商品やサービスがさらに循環していくのではないかと考えています。
ちょっと壮大かもしれないのですが。

それで「理由」を伝えることを大切にしています


デザイナーを目指す人へ

まさ:
 最後に、デザイナーを目指しているけど自信がない人にメッセージをお願いします。

みなとん:
大丈夫です!!
センスがなくてもできます!!

デザインはセンスじゃなくて
知識やスキルを身に付けることで作れるようになります。
だから、大丈夫と伝えたいです。

例えば、私、絵心がありません。

でも、実践しながら、なんとか簡単なイラストは作れています。
まずは手を動かしてみてほしいです。
デザインの決まりについて聞いたこともあるかもしれません。

でも、まずは好きなものを作るところからでもいいと思います。

それが第一歩になりますし、思い浮かべたように作ってみて
完成したときの嬉しさや達成感も大切に
それが創る栄養になります。

私もパッケージに興味を持った時、
これはどうかな?というものを作っては印刷して
SNSに投稿したりしていました。
とっても楽しかったです。

投稿に誰かが「いいね」してくださる時もあって、それもまた嬉しくて。
そのうえで、完成したビジュアルを、
世の中のデザインやデザイン本と比べたりするだけでも変わるはずです。

少しずつ吸収し、アウトプットしていけばデザインできるようになります。
難しく考えないで楽しい気持ちを育てるように、
小さなことから実験する感覚で動いてみてください。

思い立った今が出発点です。

まさ:
 みなとんさん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

みなとん:
たくさん聞いてくださり、ありがとうございました。
魅せる技術研究所さんやそこから繋がってくださった方の
ヒントになることがもしあれば嬉しいです。


訴求を目指すデザインの考え方

「センスがないから自信がない…」
「言われた通りに作るだけの『作業者』から抜け出したい…」 

もしあなたがそう感じているなら、
みなとんさんが語る
「言語化デザイン」の考え方が、きっとあなたの力になります。

このインタビューで彼女が教えてくれたように、
デザインは「センス」ではなく、
知識とスキルを身に付けることで作れるようになります 。

そして、クライアントとの信頼関係を築き、
デザインの力で成果を出すためには、
なぜそのデザインにしたのかという
「理由」を明確に伝えることが何よりも大切なのかもしれません。

単なるツールの使い方だけでなく、
“クライアントの期待を超えるための「考え方」”を学び、
自信をもって提案できるデザイナーになりたい方は、
直接みなとんさんから学び、その第一歩を踏み出してみませんか?


【参加無料】〜訴求を目指すデザインの考え方〜

2025年9月7日(日)AM10:00~ 【参加無料】
センスで作らない言語化デザイン 〜訴求を目指すデザインの考え方〜
ゲスト講師:みなとん センスで作らない言語化デザイン講師
開催:魅せる技術研究所_まさ所長
お申し込みはこちらから

皆様のご参加心よりお待ちしています。

いいなと思ったら応援しよう!