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支配者の仮面は、身体が剝がす。

お前がコントロールできてるのは、他人じゃなくて自分の嘘だけだ。


強く見せたい人ほど、身体は正直だ。
声を張り、見下すような言葉を並べ、自信満々の演出を続けるその手が震えている。
痛みに耐えてるのか、それとも崩れかけていることを悟られまいと、握りしめているのか。

「睡眠導入剤がないと眠れない」
「いつも頭が痛くて薬手放せない」
「でも仕事は休まない、俺は強いから」

その‟強さ”、誰のために演出してる?
その‟平気なふり”、どれだけの代償で維持してる?

支配する側に見える人ほど、本当は支配されている。それは他人ではなく、自分の‟像”に。
「強くないと価値がない」「支配できないと舐められる」その呪いが、自分の体を締め上げていく。


外向きの態度と、内側の状態がズレればズレるほど、身体は忠実にその破綻を告げる。
眠れない。痛む。震える。止まらない。

それでも演出を続ける理由はひとつ。
中身がないからだ。

現在の価値を、自分で信じていない。
だからこそ、過去を引っ張り、肩書きを盛り、誰かを下げてまで「上」に立とうとする。

それはもう支配ではない。
ただの補強だ。
空っぽな内側を、演出で必死に埋めようとする浅ましい作業だ。


そして何よりも痛いのは、
そんな姿を、舐めていた相手にこそ全部見られてるということ。

手の震えも、イキり口調も、虚勢のエピソードも。言い返されなかったのは、スルーされてただけ。気づかれてないと思ってるのは本人だけで、周囲はとっくに「あぁ、ヤバいやつ」のラベルを貼っている。

支配の仮面は、最初から崩れていた。
最後にそれを剥がすのは、誰かの言葉じゃない。
自分の体と、無様な矛盾だ。


強く見せなきゃ生きていけないなら、
それはもう、強さじゃなくて「依存」である。



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正気で社不 チップがあってもなくても、文章は綴ります。 ただ、もし届いたら、静かに背筋が伸びるような感覚があります。 その変化もまた、大切にしたくなるものです。