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私、ポテチやめたんだ

久々に会った友達にそう言われた。
ポ、ポテチをやめたなんて…
衝撃が走った。

理由は美容と健康のため。

好きなことを始めるのは簡単、だけど好きなものをやめるのは難しい。

以前にその友達と、
「ポテチ、一袋食べちゃうことあるんだよね〜」
「私もあるよー」
と会話していた。

私だけじゃないんだ、とぬるま湯に浸かっていた。

私のポテチ歴はそれほど長い方じゃない。
以前の記事で、小学生の頃太っていたことを書いた。

だから親も気をつけていたのか、実家でポテチを食べたことはない。
ポテチとマヨネーズは私にとっては手を出してはいけない禁断の味。

食べ始めるようになったのは子供が生まれてから。
『ストレス』と言う便利な言葉を盾にして、ずっと我慢していた道が開けてしまった。

解禁してしまうと、最初はちゃんと封をして残していたのに、一袋に行き着くまでは早かった。
これじゃいかんと、小さい袋にしたけど、物足りない。

ストレス、ストレス
しょうがない。

強い意志がないとやめられない世界。

そんな言い訳に甘えたまま、彼女に会った。

素敵な人。いつもキレイで、おしゃれで。
でも、ポテチを食べたり、子育てや体のことで悩んだり、そんな身近さも感じさせてくれたり。

美容も健康も、諦めたくないよね。

同年代と会えば、挨拶代わりに最近体のここが悪くてとか、シワがとか。

どこか、諦めという世界に片足突っ込んでもがいている。

誰かのひと言が、いきなりビュンと心に刺さることがある。
彼女の言葉は、私に強い意志を宿してくれた。

彼女は優しく笑いながら言った。
「でもね、甘いのはやめないことにしよう。」
そうきっぱりと。

私がものすごく甘いもの好きとも彼女は知っている。
「それまで我慢したら楽しくないもんね」
と。

それから二人で自転車を漕ぎながら隣町にケーキを食べに行った。

なんだか、胸に熱いものがあった。
ポテチを食べない。
ふざけているようで、本気だ!笑

帰宅後、
私は高らかに、ポテチやめる宣言をした。

ある日息子に、

「ママがいつも隠しているポテチどこにある?食べたい、あるんでしょ?」

あっ息子には宣言してなかった…と思いながら、私はサラリと言ってやった。

「ポテチ、やめたんだ」

隠しポテチを手にできなかった息子は、ブーブー文句の嵐。

だけど待っててね、ポテチ。
あなたが美味しいことも、魅力的なこともよく分かってる。
ちゃんとコントロールできるようになったら、また食べるね。

ちょうど白黒になった袋に都合よさを感じながら、スーパーで横切る日々が始まった。

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