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タブいっぱい開かないマンのabout:config

ブラウザのホームページは、空白。
巡回サイトは、ブックマークから開き。
タブは開いても3つぐらい。片手を超えると全部閉じたくなる。

そんな人間による『ブラウザの設定集』です。
タイトルに〝about:config〟とあるとおり、対象はFirefoxとその派生ブラウザ。メモリの消費を抑えつつ、そこそこ快適に使える環境を目指した設定なので、タブいっぱい開くマンは真似ると危険です。


先日OSを移行するタイミングでブラウザもLibreWolfに移行したんですが、あちこちサイトを巡りながら一からabout:configを設定し直す効率の悪さに気づき(遅い)、自分用にまとめた次第です。
ググってみるとタブをいっぱい開く前提で設定している方が多いようなので、こんな記事もありかなと。

なおabout:configを編集する際は、事前にプロファイルのバックアップをとっておきましょう(定型文)。




1.パフォーマンス関連のabout:config

各ブラウザの設定画面から変更できる項目は掲載していません。


1.01 メモリキャッシュ

browser.cache.memory.enable > true
LibreWolfは初期値 true。

キャッシュ容量も設定したい方は、browser.cache.memory.capacityに容量(単位はKB)を入力してください。-1だとブラウザにお任せになります。
あわせてディスクキャッシュ(browser.cache.disk.enable)をオフにする方もいますが、自分はキャッシュの保存先にRAMディスクを指定しているのでオンのままです。

キャッシュって何? という方はこちら。


1.02 キャッシュの保存先

browser.cache.disk.parent_directory > キャッシュの保存先フォルダ
普通は設定不要。
RAMディスクなどにキャッシュを保存したい方はここで指定。


1.03 戻る/進むでさかのぼれる履歴の数

browser.sessionhistory.max_entries > 10


1.04 戻る/進むでさかのぼれる履歴を、メモリに保存する数

browser.sessionhistory.max_total_viewers > 1
-1で自動設定、0でキャッシュ無効。
ひとつ上と何が違うの? と疑問を抱いた方は、下記記事参照。


たとえるなら、ファミレスが混雑すると記名台に名前を書いて待ちますが、あの待ち名簿が browser.sessionhistory.max_entries。
店内待機用の座席が browser.sessionhistory.max_total_viewers。
browser.sessionhistory.max_total_viewersを0に設定すると、待機座席が無くなります。「お次のお客様~(一つ前に表示したサイト様~)」と呼んでも、お客さんは店内に居ないので現れるまで時間が掛かるわけです。


1.05 閉じたタブを元に戻せる履歴の数

browser.sessionstore.max_tabs_undo > 0
この機能使わないので。


1.06 セッション自動保存間隔

browser.sessionstore.interval > 1800000 (30分おき)
Officeで言うところの「自動回復用データを保存する」間隔。
クラッシュしたタブを回復できますが、最近はクラッシュすること自体滅多になく、履歴からたどって開きなおす手もあります。


1.07 メモリが逼迫したら自動でタブをアンロード

browser.tabs.unloadOnLowMemory > true
LibreWolfは初期値 true。


1.08 アクティブでないタブをアンロードする時間

browser.tabs.unloadOnLowMemory.min_inactive_time > 600000 (10分)


1.09 マルチプロセスの上限

dom.ipc.processCount > 8
LibreWolfは初期値 8。

パソコンの性能によって最適値が変わります。詳しくは下記記事参照。


1.10 ドメイン毎に最大いくつプロセスを作るか

dom.ipc.processCount.webIsolated > 4
LibreWolfは初期値 4。
dom.ipc.processCount とあわせて色々数値を変えてみましたが、ドメインプロセス数を2、マルチプロセス上限を4だと、SNSやニュースサイトを開いたときに遅延を感じるので初期値に戻しました。


1.11 JavaScriptのメモリ使用量上限

javascript.options.mem.max > 1048576 (KB単位)


1.12 JavaScriptが使用するメモリのガベージコレクション値

javascript.options.mem.high_water_mark > 1000 (MB単位)
なぜひとつ上と単位が違うのか謎。

これもたとえですが、javascript.options.mem.max はお子さんが遊べるリビングの面積。いわゆるキッズスペース。-1にすると散らかし放題。
javascript.options.mem.high_water_mark は、子供がこれ以上散らかすとオカンがキレるライン。この値を越えて散らかすと、即座に片付け命令が下されます。キレるラインが低いと頻繁に片付け命令が発動し、遊びの時間が片付けで削られてしまいます。つまり、効率が良くない

際限なく散らかされても困るのでキッズスペースの広さはある程度制限しつつ、オカンも心を広く持てと。


2.その他のabout:config

こちらはお好みで設定してください。


2.01 ページの先読み無効

network.prefetch-next > false
uBlock Originで先読み機能を無効にするにチェックを入れると、自動でfalseになるそうです。


2.02 DNSプリフェッチ無効

network.dns.disablePrefetch > true


2.03 IPv6用のDNSリクエスト無効

network.dns.disableIPv6 > true
LibreWolfは設定画面から変更できます。
しかしIPv6はいつになったら普及するんだろう。


2.04 クラッシュレポート無効

browser.tabs.crashReporting.sendReport > false
breakpad.reportURL > 空白


2.05 ヘルスレポート無効

datareporting.healthreport.uploadEnabled > false
datareporting.policy.dataSubmissionEnabled > false
LibreWolfはこの2つを変更できません。


2.06 WebRTC無効

media.peerconnection.enabled > false
不要な方のみオフにしてください。ライブ配信を観たり、Zoomなどを使う方は止めておきましょう。


2.07 ブックマークのバックアップ数

browser.bookmarks.max_backups > 1
ブックマークを変更するたびに、プロファイルフォルダ配下にバックアップを作っているようです。


2.08 右クリック禁止解除

nglayout.events.dipatchLeftClickOnly > true
これを設定しても、右クリックできないサイトはいっぱいあります。
拡張機能で対処可能


2.09 ブラウザのタブアニメーション無効

Browser.tabs.animate > false


2.10 タブにカーソルを当てたときにプレビュー非表示

browser.tabs.hoverPreview.enabled > false
falseにしても小さいツールチップは表示されます。


2.11 閲覧履歴の保存数

places.history.expiration.max_pages > 300
キャッシュやCookieはブラウザ終了時に削除する設定にしていますが、履歴はたまに遡りたいときがあるので2~3日分残るよう調整しています。


2.12 Firefox のおすすめアドオンを非表示

extensions.htmlaboutaddons.recommendations.enabled > false
extensions.getAddons.cache.enabled > false


2.13 AIチャットボットオフ

browser.ml.enabled > false
browser.ml.chat.enabled > false


3.拡張機能

今使っている拡張機能は2つです。


◆ uBlock Origin

広告ブロッカー&JavaScript制御。

フィルターリストはこちらのサイトを参考にしています。



◆ Control Panel for Twitter

Xのおすすめを見たくない、という方に。


4.あると便利な拡張機能


◆ NoScript Security Suite

JavaScriptを個別にオンオフできる拡張機能。
uBlock Originでも可能ですが、UIはこちらの方がわかりやすいです。


◆ Absolute Enable Right Click & Copy

どのサイトでも右クリックを有効にしてくれる拡張機能。


◆ Wappalyzer

サイトで使用しているフレームワークやサービスなどを教えてくれる拡張機能。開発者向き。


5.コンテキストメニューの編集

右クリックで表示されるメニューから不要な項目を削除できます。
「右クリックすると邪魔なメニューがあるなあ」と感じる方だけどうぞ。

まずこちらの記事の4章を参考に、userChrome.cssを導入してください。


導入が完了したら、下記サイトを参考にuserChrome.cssを編集します。


6.この設定でメモリ消費量はどれぐらいか

ブラウザを起動した直後は300MB前後
X・Bluesky・Youtube(動画も再生)の3つを開くと1200MB超。
後者は動画の長さや、戻る進むの履歴の数によっても変わってくると思います。

短時間しか測定していませんが、マルチプロセスの上限数を変えてみてもメモリ消費量はあまり変化がありませんでした。

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