つけ麺は、なぜ冷める?
つけ麺を食べながら、ふと考えてた話。
あの日は、遠出をしてお気に入りのつけ麺屋さんへ🍜
めずらしく並ばずに座れた。
横目で、先陣の注文待ちの人数を確認して、
つけ麺が来るまでの時間をどう過ごそうか考えてた。
次々と運ばれてくるつけ麺たち。
ズルズルと響くすすり音。
「おなかすいた(+_+)落ち着け…落ち着け…」と、自分に言い聞かせて水をひと口。
…そして、ついに来た。
グツグツのスープから立ちのぼる湯気。
香ばしさ。油の照り。
「あ〜…ずっと会いたかったよ」って、
思わずスープを一口。
“あ〜〜〜これだよ、これこれ”っとワクワクるんるん
レンゲを運ぶたび、体に沁みる。
あ”ぁぁぁぁぁぁぁ心がほぐれる。
セット丼も楽しみづつ(´~`)モグモグ
でも、ふと気づくと、
スープはすっかり冷めていた。
そうだ!追い出汁入れてみよう!
――あれ?!追い出汁、入れすぎたかな。
薄くなっちゃったな。
なんだか、切なくなる。
最初の熱さはもう戻らない。
最初はあんなに熱くて、濃厚で、
「これだよ、これが好きなんだ、これじゃなきゃダメなんだ」って思っていたのに、
時間が経つと、どこか温度が落ちていって。
戻そうとしても、
追い出汁を入れても、
もう、あの頃の“グツグツ”には戻らない。
あの時の気持ちが、ちょっと似てるなって思った。
最初は熱くて、
ただただ夢中だったのに
時間が経つと、どうしても温度が落ちていって、
なんとか熱を戻そうとしても、
どこか、もう違ってしまっている。
あの頃の私たちには、戻れなかった。
でもね、冷めたからこそ見えるものもあるのかも。
熱々のときには気づけなかったような、
澄んだ味わいとか、
ふとした香りとか、
残った余韻みたいなもの。
それって、
ちゃんとそこに向き合ったから、
ちゃんと味わったから残るものなんだと思う。
冷めた最後のつけ麺をすすりながら、
私は少し静かになって、
なんだか少し、自分の心の奥を覗き込んでいた。
あの関係も、あの瞬間も、
ちゃんと“あった”って思えるなら
それだけで充分なのかもしれないね。
今度つけ麺を食べるときは、
冷めていく時間も、
熱も、ぬるさも、
絶妙なさらさらになったスープの先に残るものも、全部を美味しく頂こう。
帰り道そんなことを考えながら電車を乗り過ごして大分遠回りをした。
それでも、なぜか心地良い時間だった。
次は追い出汁の量に気を付けよう。
まだ知らない私の大事なひとへ。
#追い出汁では足りない 。
ってエモすぎんか(笑)(笑)
#日常にある小さな気づき #食と感情#ふとした瞬間#エモい#冷めたスープの話#好きだった気持ちは本物#追い出汁では足りない。
