自己肯定感を無理に上げるのをやめた。すると途端に生きるのが楽になった
若い頃から、自己肯定感が低い。
だから何とかして、その低い自己肯定感を上げようとしてきた。
自信がないのに自信がある振りをしたり、強くないのに強い人の振りをしたこともある。
あるセミナーで、「自分に自信がある人は挙手を」と言われた際、すっと手を挙げた。自信の欠片もなかった自分を悟られまいとして、必死に虚勢を張った。
最近になって、自己肯定感は低いままでいいと思えた。
四十年以上生きてきて、自己肯定感がそんなに高くないということは、きっと急に上がることはないんだろうなと、ある瞬間、腑に落ちたのだ。
すると、抗いがなくなり力が抜けて、急に楽な心地に。
つまり僕の心は「自己肯定感を上げなければ」という外側の軸に傾きすぎて、ずっとしんどい思いをしていたのだ。
自己肯定感が低いからと言って、何もできないわけではない。
なぜなら自己効力感と自己肯定感はまた別だからである。
自己肯定感が低いと「そんな大したことなど起きないだろう」とハードルを低くして何事も始められる。期待しないということは、加点しやすいということだ。
完璧主義もないから、すっと新しいことをスタートできる。
自信満々とはほど遠いが、そこそこ自信があればいいかくらいに思っている。
こんな感覚でも十分、日々を生きていける。
もし、あなたが「私は自己肯定感が低いからダメだ」という自己否定に陥っているなら、それはもったいない。
自己肯定感は低くてもいいが、自分のことは否定しない方がいい。
あなたにとって必要なのは、自身に対して過度に肯定も否定もせず、そのまま受け入れること。そう、自己受容なのだ。
これまで振り返ると、必ずあなたにも乗り越えた壁があったはずだ。
この大変な時代、こうして生き抜いているだけで誰にも価値がある。
あなたはあなたのままでいい。
あなたが頑張り続けてきたことを、僕は知っている。
なので、自己肯定感の呪いを解いて、等身大の自分自身を優しく受け入れていただけると嬉しい。
