再生への詩
すべてが燃え尽きたような
灰色の静寂の中で
あなたは膝を抱えていたかもしれない
終わりの鐘が 鳴り響いたと思ったかもしれない
けれど 耳を澄ませてほしい
凍てついた土の その深い場所で
種たちが 春の足音を待っている音を
壊れたものは もう元には戻らない
けれど それは喪失だけではない
砕け散った夢の欠片(かけら)は
光を反射して 新たな模様を描き出す
傷跡は 恥じるものではなく
嵐を生き抜いた 強さの証(あかし)
継ぎ接ぎの翼でも 風は掴める
むしろ その痛みを知る翼だけが
誰よりも優しく 高く飛べるのだ深く 息を吸い込んで
肺の奥に 新しい空気を満たそう
止まっていた時計の針を
あなたの鼓動が 再び動かし始める
夜明け前の闇が 一番深いというなら
今の暗闇こそが 光への入り口
さあ 顔を上げて
「元通り」になるためではなく
「新しく」なるために
ここから また
始めよう


