書かなかった日にも、物語があった。KOYO.RION 沖縄編|PROLOGUE
2026年6月、息子こうようとりおんの沖縄結婚式へ。旅行中は発信を休んだDECKYが、台風と家族の4日間を写真と記憶からあらためて書き直します。
2026年6月。
僕ら家族は、沖縄へ行った。

こうようとりおんの結婚式へ向かう、家族の沖縄旅が始まった。
目的は、こうようとりおんの結婚式。
その何日かだけ、僕はnoteを書くのをやめていた。
普段なら、どこかへ行けば写真を撮って、その日のことを少し書く。
でも今回は、りえに言われた。
「沖縄におるってリアルタイムで分かったら、防犯のこともあるで。」
言われてみれば、その通りやった。
家を空けとることを、わざわざその場で知らせる必要もない。
それで、旅行中は書かないことにした。
そのときは、それでええと思っとった。
むしろスマホを見る時間が少し減って、目の前のことを見とった気がする。
空を見たり。
雨を見たり。
家族の顔を見たり。
こうようとりおんを見たり。
ただ、その4日間には、思っとった以上にいろんなことがあった。
沖縄へ行く前から、ずっと台風の進路を気にしとった。
晴れるはずやった旅が、いつの間にか雨の心配ばかりになった。
セントレアへ向かう日も雨。

沖縄へ着いてからも、天気予報を何回見たか分からん。
一番気になっとったのは、やっぱり結婚式の日やった。
せっかく沖縄まで来たんやから晴れてほしい。
そう思うけど、天気だけはどうにもならん。
あのときは、そんなことばっかり考えとった気がする。
でも、帰ってから写真を見返してみると、不思議なもんやなと思う。
台風の写真より、家族の顔の方を見てしまう。
雨が降っとったことより、
こうようがどんな顔をしとったか。
りおんがどんなふうに笑っとったか。
みんながどんな顔で二人を見とったか。
そっちの方が残っとる。
結婚式から少し時間がたった今、写真を順番に見返してみた。
すると、当時は気づかなかったことも出てきた。

「この時、こんな空やったんやな。」
「こんな顔しとったんやな。」
「このあと、あそこにつながっとったんやな。」
旅行中は、次から次へと時間が進んでいく。
その場では普通に過ぎていったことも、あとから見ると一つの場面になっとる。
もともと沖縄から帰ったあとにも、この旅のことは少し書いた。
でも今読むと、まだ書けていないことが結構ある。
写真には残っとるのに、文章には残していない時間がある。
だから、もう一回書いてみることにした。
旅行記としてではなく。
結婚式の報告としてでもなく。
2026年6月。
台風の中で始まった、こうようとりおんの沖縄の4日間を。
父親の僕から見えた景色として、順番に残していこうと思う。
たぶん、あの日の僕はまだ知らなかった。
沖縄へ行く前から気にし続けたあの台風が、最初の物語になることを。
