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(IL MONDO) 『イル・モンド』     第2話

第1話で、咲が足を踏み入れた夜のジャズバー「イル・モンド」。

その場所には、かつて表舞台から姿を消した一人のピアニストがいました。
これは、BB、椎名、ガクの3人が、わずか30秒の古い動画を手がかりに、伝説の男を探して金沢へ向かった物語です。

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脚本『イル・モンド』(
IL MONDO)

暗転(モノローグ)
暗闇の中、掠れた男の静かな声だけが響く。

男:「あの夜のような我を忘れて弾き続ける。
そんな演奏が、もう1度できるだろうか?
そう思える演奏をいくつも体験してきた。
今夜は、そのうちの1つだ」

第2話 
(Scene 1) ◯ 東京〜金沢(昼)/走る車内

首都高環状線から関越自動車道へと乗り継ぐルートだ。 ソニー・クラークの、気だるく、ファンキーなイントロがカーステレオから流れ出す。 ガクがニヤリと笑い、リズムを取り出した。

ガク:「キタキタキタ!これだよ!」

助手席の椎名が、チーズバーガーを口いっぱいに頬張りながら叫んでいる。 後部座席のBBは、紙コップのコーラをストローでズズズッと音を立ててすすり、あのミディアム・テンポに合わせて、すでに首を激しく前後に振っている。

ドライブは始まった。 車内はマックのポテトの匂いとアート・ファーマーのトランペットと、ジャッキー・マクリーンのサックスが、メロディを同時に鳴らす。

渋〜いメロディが響いた瞬間、助手席の椎名が「ゲプッ……ッシャア!」と勢いよくコーラのゲップを放ち、続いて後部座席のBBもわざと「ゲプッ……ッシャア!」とコーラのゲップを放った。

車内は大爆笑に包まれる。

ガク:「汚ねえよ!」

ハンドルを握るドライバーのガクが笑いながら、アクセルをグッと緩めた。 助手席の椎名はバーガーを持ったまま、ダッシュボードを手のひらで「パン、パン!」と叩き、後部座席のBBは車のシートの背もたれを両手でドラムに見立てて「ドコドコドコ!」と叩き始める。

ポールのウォーキング・ベースに、デタラメなリズムが重なっていく。 ジャッキー・マクリーンのアルトサックスへ突入。 ギザギザの音がスピーカーから炸裂する。

BB:「カッケー!マクリーン」

助手席の椎名が食べ終わったバーガーのタレを指につけたまま、窓の外に向かって「Yeah!!」と大声で叫んだ。

BB:「ねーねー、ソニー・クラークのピアノソロで体動かないでいられる? じっとできる? あのコロコロだよ」

椎名が目を閉じてじっとしてみる。コロコロとスウィングが始まると椎名が釣られて動き出す。

椎名:「無理だろ!」

3人は笑い転げる。 渋いメロディに戻り余韻だけが残る。 椎名が再びコーラを喉に流し込み、BBと顔を見合わせてニヤニヤと笑っている。

椎名:「次、何かける?」

◯ 金沢市内・道路(昼)/走るBBの車内

金沢東インターチェンジ(IC)を降りて料金所を通過すると、北陸特有の少ししっとりとした空気が車内に流れ込む。代わって ハンドルを握るBB。助手席には椎名、後部座席にはガクが乗っている。

高架をくぐり、緩やかなアップダウンを繰り返しながら市街の密度が増していく。 道路の左右の建物が低くなり、懐かしい商店や家々を囲み卯辰山の裾野が迫ってくる。

古い町並みの気配を感じると、クラシカルな3連アーチの浅野川大橋を渡る。 フロントガラス越しには、浅野川の清流と、川沿いの木造の茶屋建築の瓦屋根が一瞬で視界を通り過ぎていく。

最上階に五色彩のステンドグラスが美しい、和漢洋折衷の門が、また一瞬右側の車窓から見上げるように視界に入った。

◯ 香林坊・立体駐車場〜せせらぎ通り(夜)

香林坊の立体駐車場に車を停めた。 東京から何時間もハンドルを握り続けた疲れなど、3人の頭からは完全に吹き飛んでいた。

椎名:「……行くぞ」
BB:「やっと着いたな」

ガクが黙って頷く。

3人は立体駐車場のスロープを降り、大通りから一本入った暗い坂道を徒歩で下っていく。 坂を降りきると、それまでの近代的なビルは消え去り、流れる引き込み水、それに沿って佇む木造の軒先が目の前に広がった。

夜の20時を回り、周囲の店はすっかり明かりを落としている。 ただ、用水路を流れる水の音だけが、響いていた。

椎名:「本当に、こんな場所にあの人がいるのかよ」

後ろを歩くガクが、冷気に白い息を吐きながら、ポケットに手を突っ込んで呟いた。

ガク:「大丈夫だ」

BBが、スマートフォンの画面を歩きながら2人に向けた。 映っているのは、暗い画質の、7年前にインターネットの片隅に投稿されたわずか30秒の動画だ。

それは、このせせらぎ通りを夜間に撮影しただけの、素人の散歩動画だった。 動画の15秒目、カメラが古い純喫茶の外観を通り過ぎようとしたその瞬間、画面から凄まじい「音」が炸裂する。

壁を突き破って漏れ聞こえる、ピアノの打鍵音。

音は、まるで鍵盤を叩きつける指先から血が噴き出しているのではないかと思わせるほど、鋭く、激しく、魂を削るような打鍵音だ。 かつて新宿にいた、あの男にしか鳴らせない「剥き出しのジャズ」の音。 動画はそこで途切れている。

BB:「この動画に映ってる街灯の位置、それからこの格子窓の形……今、僕たちが歩いてる場所だ」

先頭を歩く椎名の足が止まった。

用水路に架かる小さな石橋の向こう、ひっそりと佇む古い純喫茶。 看板の灯りは消え、一見すると完全な閉店後の佇まいだ。

3人は息を呑み、その場に立ち尽くした。

◯ 古い純喫茶 店内(1日目の夜)

カラン、とドアベルが鳴る。

店内には、観光客風の若い女性2人組と、カウンター越しに身を乗り出して楽しそうに喋っている男の姿。

男:「……3年ばかり、船乗りをやってたんだよ。金沢の金石(かないわ)の港から出てね、底引き網の船に乗ってたよ。仕事ってなぁ……そりゃあ過酷なもんでさ、お嬢さん達。真冬の凍えるような寒さの中、冷てえ海水を浴びながら重い網を力任せに引き揚げたり、獲れた魚を冷やす氷を、せっせと運んだりしてたんだよ。みんな『もう行くのかい?』なんて、声を掛け合いながらやってたもんだよ……。1度沖に出ちまうと、見渡す限り360度、青い海と空しか見えなくてねぇ。天気のいい日は波がキラキラ光って、本当に綺麗だったよ……。ただ、嵐の夜なんかは山みてえな大波が襲ってきて、船がひっくり返るんじゃねえかって……あの時は生きた心地がしなかったね。でも、命がけだった分、金は良くってさ。月に80万、大漁のときは100万円以上も手取りでもらったんだ。体はガタガタだったけど……今思えば、良い3年間だったねぇ」

そこまで一気に喋ると、男は「ふぅ」と小さく息を吐き、湯呑みに手を伸ばしてお茶をずずっとすすった。

女性客たち:「えーっ、マスターすごーい!」
「ほんとですかぁ? 絶対ウソだー(笑)」

男は悪戯っぽく目元を緩めて笑っている。 そこでふと、入り口に立ち尽くすBBたち3人に気づき、表情を戻す。

男:「ラストオーダーですけどいいですか?」

3人は、席へと案内される。男が水とおしぼりを出した。 コーヒーをオーダーして、コーヒーがくる。

BBが意を決して口を開く。

BB:「はじめまして。僕は、美見津といいます。突然すみません。事前に連絡もしないで……やっと、見つけました。僕は東京でジャズバーをやっています。ずっと、あなたの残した音や伝説に憧れてました。追いかけて、どうしても諦めきれなくて、この街まであなたを探しにきました。今、あなたに会えて……本当に、本当に感動しています。勝手なお願いなのは百も承知です。でも、僕の店に来てください。一度だけでいい、あなたのピアノを、音を、今の東京で聴かせてください」

男:「兄ちゃん達、ジャズなんて聞くやつは限られてる。どうせ一定層しかいないんだ」

大きくため息をついた後。

男:「誰もジャズに無関心だ、最近のSNSをやってる奴らは、あいつら倍速で曲を聴いてんだと……。ジャズになんか興味ねんだよ。兄ちゃん達は、まだ若いから失敗もいい勉強だ。俺は、そんな歳じゃない。好きにしたらいい、とやかく言う気も無い、ただ、俺を巻き込むな、勝手にしろ」

椎名:「突然やってきて失礼しました。ただ1つだけ、俺たちには生涯忘れられない体験になる。間違いなくあなたを訪ねたことは、奇跡に近い、結末が如何であれ最高の体験になります」

ガク:「レコード何度も聞いてました。お会いできて光栄です」

BB:「僕は、父の影響で生まれる前の母のお腹の中から聞いてました。お忙しいところ失礼しました」

最高の夜だった。生死すら不明でわからなかった男が、動画で観た人だとわかった。 引退して演奏できないと言う。もちろんそれも嘘だ。 BBは名刺と、泊まっているホテルの場所と電話番号を渡した。3日間いることを伝えた。

古い純喫茶 店内(2日目の夜)

カラン、と控えめにドアベルが鳴る。

店内には静かなモダンジャズが流れている。 琥珀色のランプが照らす純喫茶のカウンターの奥で、男は昨日とは別の若い女性グループへ身を乗り出して話していた。

男:「……時々、深夜になると。ここからすぐの浅野川の底に住んでる、おおきな大鯉と、セッションをする約束をしてるんだよ……。3年前の満月の夜だったかねぇ、川沿いでハーモニカを吹いてたらさ、あいつが水面から尾鰭(おひれ)を覗かせてね。こっちの低音のリズムに合わせて、尾ひれをパタパタと振ったんだよ。橋からブルースのコードを1つ響かせるたびにね、あいつは川の底で水面を優しくトントンと跳ねて、最高のビートを返してくれてるんだ。あいつをひとりぼっちにできない。川辺に、リズムを響かせ続けるんだ……」

そこまで一気に喋ると、男は「ふぅ」と小さく息を吐き、湯呑みに手を伸ばしてお茶をずずっとすすった。 白髪交じりの眉を少し下げ、悪戯っぽく目を細めている。

女性客たち:「大鯉とセッション!?」「マスター、絶対嘘ですよね(笑)」

女性たちの屈託のない笑い声が広がる中、静かに扉を開けて入ってきたBB、椎名、ガクの姿が男の視界に入る。 男の目が一瞬ピクリと止まる。

男は女性客たちを笑顔で見送ると、伝票とお盆を片付け、無言で3人のテーブルへ向かった。 水とおしぼりをことりと置く。

男:「……また来たのかい」

BBは穏やかに微笑むだけで、言い訳も懇願もしない。

BB:「ブレンドを、3つお願いします」

それだけだった。 昨夜のような熱烈な口説きも、無理な説得も一切ない。 運ばれてきたコーヒーを前に、3人は静かにコーヒーを飲み、時折ボソボソと他愛のない旅の話を交わすだけで、ただじっとその空間に身を浸していた。

2杯コーヒーを飲み3時間が経った。 BBが静かに立ち上がった。

BB:「ごちそうさまでした。美味しかったです」

椎名とガクも深く頭を下げ、3人は背を向けて店を出ていく。

カラン、とドアベルが鳴り、再び静けさが戻った店内。 男はテーブルに残された3つの空のカップを見つめ、腕を組んだ。 また、昨夜のように食い下がられると思っていた男は、少し拍子抜けしたようにフッと小さく息を吐く。

男:「……なんだあいつら」

呆れたように独りごとを言った。 奥には、何も語らずただ3時間静かに座り続けた、真っ直ぐで不器用な熱意が確かに残っていた。

◯ 金沢・ホテルの敷地外〜道路(朝)

3日後の出発の日。

椎名:「結局説得はできなかったな」
BB:「……」

ゆっくりと車を出すと門の先に、
Borsalino(ボルサリーノ)の黒のフェルト・フェドラハットに(ブラック)のホースハイド(馬革)レザージャケットが目に入った。

3人は、叫んだ。

「やばい、かっこいい」

BB:「如何したんすか、」
ガク:「来てくれるんですか?」
椎名:「マジですか……? 本当に、やばい、」
BB:「乗ってください」
椎名:「荷物乗せます。どうぞ、どうぞ」

ガクが助手席に乗り、椎名が男を後部座席へ案内した。 車が走り出した。

BB:「ありがとうございます」

男:「大事なのは、即興(フレーズ)だ」

◯ イル・モンド 店内〜2階(夕方・到着直後)

東京へ戻った車が、イル・モンドの前に停車した。
トランクから年季の入った革のトランクケースを下ろす椎名。

男は店の看板を見上げた。

BB:「近くにビジネスホテルを取ってありますんで」

鍵を差し出そうとするBBを、男は手で制した。

男:「冗談だろ。あんな部屋で寝られるか」

BB:「えっ、でも……」

男:「ここは何階建てだ」

ガク:「2階にBBさんの部屋があります。俺もそこに居候してますけど……」

男:「決まりだ。そこへ荷物を上げろ」

椎名とガクが顔を見合わせる。

BB:「空きの部屋、レコードと譜面だらけで散らかってますよ?」
男:「ガキの溜まり場の方が、ホテルよりよっぽどいい。文句あるか」

男はさっさと階段を上がり、2階のドアをガラリと開けた。 床に転がるレコードのジャケットを爪先で器用に避けながら、一番日当たりの良さそうなソファへドカッと腰を下ろす。

男:「おいガク、濃いめの茶を淹れろ」

ガク:「ああ……はい、」

苦笑いしながら湯を沸かしにいくガク。 階段の下から荷物を抱えて上がってきたBBと椎名は、あっという間に我が物顔で部屋に馴染んでいる老ピアニストを見て、思わず肩をすくめて笑い合った。

◯ イル・モンド 店内(夜・リハーサル)

2階から階段を降りてきた男。 ステージには、BBが手配していたボーカルとギタリストがスタンバイしている。

ボーカルとギターを交えてリハーサルが始まったが、男は、すぐに演奏をやめた。

男:「帰っていい、結構だ、俺はお前とはやらん。それだけだ」

BBは、少し笑って頷いた。 男が言うようにボーカルとギターの演奏家に帰ってもらった。

男:「あれが音楽か、あいつは歌っていたのか、力任せに叫んでいるだけだ。犬が吠えた方がまだましだ」
男:「あのギターはなんだ、霊媒師か?」
男:「兄ちゃんがどう思ってるか知らんが、俺1人で十分だ」

BBは男に全て任せた。

男:「大事なことはこうだ」
男:「good piano、good audience、.. and a good bar.」

◯ イル・モンド 店内(夜・本番直前)

ピアノの音を求めて集まった人々で椅子席はすべて埋まり、その後ろのわずかな通路には、肩を寄せ合うようにして立ち見の客が2重の層を作っている。 バックパックを背負ってふらりと1人でやってきた20代の男性達、SNSで情報を調べてきた30代のグループ、50代〜70代のジャズファン達、ジャズバーを旅程に組み込んでいる旅行者達、アナログレコードやジャズの好きなヴィンテージ・ミュージック・フリーク達、とにかくいろんな人種や年齢層でごった返していた。

◯ イル・モンド  ステージ袖(夜)

満員の客席から漏れるざわめき。 光の加減で微かに深い青を放つ、ミッドナイトブルーのシャツ。その袖を無造作に肘までまくり、黒のフェドラハットを目深に直す男。

BBが無言で小さなグラスを差し出す。
バーボンが一杯。
男はそれを受け取り、クイッと煽ってカウンターに置く。

BB:「楽しみです」

男は答えない。ただ口元をわずかに歪め、BBの肩をポンと一回だけ叩く。 そのまま、迷いのない足取りでステージへと歩み出していく。

◯ イル・モンド 客席、ステージ(夜・本番)

壁際の立ち見の位置からは、男の横顔と、まくられたミッドナイトブルーのシャツから伸びる前腕がよく見えました。 ジャケットを脱ぎ捨て、ハットを目深に被った80代のレジェンド。 鍵盤に手を置いた瞬間、フロア中の全員が、一斉に息を止めた。

最初の一音が、静寂を切り裂いて響き。 ピアノの音が、体を容赦なく貫いてきた。

来るのが伝わる。 深い音が、足元からゾクゾクと這い上がってくるのを感じる。

繊細なまるで綱渡りのようなピアノから始まった。 客は息を呑み、男の渡る細い細いロープを見守る。

まるでF#メジャーの調性が持つ、あの独特できらびやかで色彩豊かな音が、ステージから客席の隅々まで染み渡っていく。 黒鍵を滑らかに、かつ一音一音に命を吹き込むようにして奏でる。

即興、男の叩くリズム、スピード、打つ、力強い音、打つ、足元を踏み外しそうだ。 旋律を弾くだけじゃない。 ハーモニーから外れたギリギリを走り出し静けさと激しさが、波のように押し寄せる。 ハーモニーは消えて弾き続けた。

心に深く響いてくる。 客は、極上の音の空間に身を置いている。

最後の音が、静けさの中でゆっくりと消えていった。 男の手が鍵盤から離れ、静かに膝の上に置かれるまでの数秒間、誰も動けない。 静寂。

その瞬間、両手は自然と、拍手を叩き出していた。

「ブラボー!」

お客さんの叫び声と同時に、拍手が店内に爆発しました。 呼応するように、60代から70代のジャズファン達が「Yeah...」と深く唸り、フロア全体から拍手が巻き起こり、隣の男も、前の席の人も、みんながステージの男に賞賛を送った。

鳴り止まない拍手と歓声を前にして立ち上がり、ゆっくりと見渡していた。 長く歓声など無縁にいた男は、信じられないのか小さく首を振り、もう1度見渡した。

BBが「演奏は、牧田慎二!」と紹介した。

不器用な男は、自分から久しぶりに人へ手を出してBBと握手をした。 BBと男は、抱き合う。

牧田:「ありがとう、BB」
BBが驚いて「エッ」
牧田:「そう呼ばれてるんだろう、BB」

いつも饒舌なこの男は、言うべきことをわかっていた。

牧田:「"Great piano.. great audience... great bar."」

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

第2話では、第1話で描いた咲の時間から少し遡り、牧田慎二が「イル・モンド」へやって来るまでの物語を書きました。

拙いところもありますが、牧田慎二の音と、イル・モンドに生まれた一夜を感じていただけたら嬉しいです。

『イルモンド』は、音楽と料理を通して、人々の恋や人生が交差する
BARです。物語のつづきは、3話でお届けします。









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