移乗介助は気をつけろ!それは死角から突然起こる。_介護職_介護士_介護福祉士
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ちょっと小さめの身長と体重のおばあちゃん。
肘が曲がって伸びない…
いや…
自分では伸ばせない。
職員がゆっくりと伸ばせば伸びる。
だけど
伸ばそうとすると痛い表情をして嫌がる。
職員に触られると
痛い事をされると思ってか
多分だけど
全力で力を入れて反抗してる。
体が小さいから
そんなに力はないんだけどね。
でも痛がるからといって
何もしないってわけにはいかない…
朝昼晩の食事の時は起きてフロアまで行かなきゃならない…
オムツ交換だってしなきゃいけないし
お風呂にだって入らないといけない。
だから
何か介助をするたびに
ごめんなさいねぇって声をかけてる。
そして
今日も車いすに乗ってフロアへ…
そのために
まずはベッドから車いすへの移乗介助。
嫌がる体を
ひょいと起こして端座位の姿勢に。
自分で座位を保てないから
支えてあげなきゃなんだけど
小さくて丸まってるから
コロンコロンしてて倒れちゃいそうなの。
だから
急いで脇の下に手を通して
行きますよーって言って移乗介助する。
その時…
痛っっっ!
俺の腕に
激痛が走った。
何が起きたかわからなかったけど
二の腕が痛い…
痛いから
二の腕を見ながら摩ってると
普段は嫌がってる表情ばかりのおばあちゃんが
どことなく
ニヤッとしてる気がする…
くそぉ、やられた。
おばあちゃんの顔をみてわかった。
つねられたって事を。
肘は曲がってるし
俺の二の腕はぷるんぷるんしてるし…
さぞ摘みやすかった事でしょう。
体が小さいおばあちゃんでも
そこなら全力でギュッと出来るよね。
だんだんと紫色に変わる二の腕。
でも
つねられたからって
この野郎!
なんて思って仕返ししたりすることはない。
まぁ少し…
コンニャロー
ぐらいは思うけどね。
でも根に持つことはない。
長く介護をしてるとそういうもんだって
変に納得してイライラする事が減った気がする。
病気なんだからって
どこかで思って割り切ってるのかなぁ。
そんで
自分の介助の仕方が悪かったんだろうと反省する。
普段はつねらないのに
今回はなんでつねったんだろう…
もしかしたら
本人はつねったなんて感覚はないのかも。
急いで移乗介助されたから
怖くて捕まっただけ。
そう思ってるかもしれない。
次からは
おばあちゃんの
指先まで意識して介助しなきゃな。
じゃないと
また二の腕が摘まれる…
俺はあのニヤッとした顔…
確信犯だと思ってますけどね。
くそー
俺がおばあちゃんに痣をつくったら
凄い大事になって…
事故報告書を書かなきゃいけないんだぞぉ。
おばあちゃん…
俺に痣をつくったんだから…
事故報告書…
書いてもらえます?(笑

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