見出し画像

声かけの限界?自分に足らない何かがそこにある…_介護_介護士_介護福祉士



「朝ですよー、起きましょー」




そう声をかけると
頭まで布団を被って起きたくない事をアピールするおばあちゃんがいる。


こういう日は
いくら声をかけても起きようとしない。


「朝ごはんの時間になりますよー」


食べ物で釣ろうとしても
うんともすんとも言わない。


別の職員が声をかけてもダメ。


時間をおいてから声をかけても反応は変わらない。



週に一回ぐらい
こんな日があるから職員も

あぁ、今日はそういう日ね。



そんな感じで強制的に起こすこともないし
本人のペースに任せてる。


朝ごはんは食べてもらえないけど仕方がない。


起きる日は何度か声をかけると
布団から出てちょっと嫌そうだけどフロアへ向かってくれる。



昼間の活気がある時に
朝は何で起きないのか聞いてみたんだけど


やる気が出ない、面倒臭い、体が思うように動かないから動きたくない…


ネガティブな言葉ばかりが出てくる。


フロアに行きたくないわけじゃないらしいんだけどね。


だけど最近ちょっと困ってる…



週1だった起きない日が
ちょっとずつ増えてきてる…



寒くて布団から出たくないとかなら
上着を羽織ったり何かしらやりようがありそうだけど…



そうじゃない。



いつもの事でしょ…



といえばいつもの事だし
本人のペースを優先させるんであれば


今までと変わらずの対応でいいのかもしれない。


でも何もしないのも
これでいいのかなぁって気持ちになる…



どんどんそんな日が増えてったら…




そんな時ね


また布団を被って
声をかけても顔を出さなくて


仕方がないかぁ
って思ってたんだけど


近くにおばあちゃんがいたわけ。


人当たりのいいおばあちゃんで
誰にでも話を合わせられる感じのおばあちゃん。


起きたくないし食べたくないんだってって話すと


「朝ごはんは大事なのにねぇ、起きたらいいのに」


なんて会話の流れの中で
おばあちゃんに声かけあげてってお願いすると



ベッドの横までいって

「起きないの?朝ごはん食べに行きましょう」


って声をかけてくれたのよ。



今まで布団から頭すら出さなかったのに
布団を捲って声の方を見るおばあちゃん。


「あんたご飯に行くのかい?」



「そうよ、行きましょ行きましょ」


職員がいくら声をかけても無反応だったのに…


おばあちゃんがちょっも声をかけただけで起きて靴まで履いちゃってさ。


声をかけてる内容なんて
職員と同じなのにね。



お互いに物忘れがあって
顔も名前もわからない人同士だけど


同世代だからなのか…
一緒に生活してる仲間だと思ってなのか…



なんか越えられない壁のような感じで

ちょっと悔しかった。


優しく声をかけてるのになぁ…


どこまでいっても
職員からの声かけは
アレやれコレやれみたいに聞こえちゃうのかね。


何日も起きない日が続いたら…


また声をかけてもらちゃおうかなぁ。

いいなと思ったら応援しよう!

妖怪悟【ようかいご】介助をする会場は海上_介護福祉士_介護士 よろしければ応援お願いします! 頂いたチップは生活の質の向上のために使わせて頂きます。