小学校受験、本番直前。去年の私が毎日不安だった7つのこと(臨時号-お受験編①)
小学校受験の本番が近づいてくると、不思議なことが起こります。
ここまで何か月も、場合によっては何年も準備してきたはずなのに、
急に、全部が不安になる。
娘は本当に仕上がっている?
願書、これで大丈夫?
面接で変なこと言わない?
夫、大丈夫?
日程、かぶらない?
当日、熱を出したら?
去年の今ごろ。
私は、だいたい毎日こんなことを考えていました。
無事に受験を終えた今なら、
「そんなに心配しなくても」と言えそうなものですが。
たぶん去年の私にそんなことを言ったら、刺されます(笑)。
今回は、本番直前の私が実際に不安だったことを書いてみます。
これから本番を迎えるどなたかが、
「うちだけじゃないんだ」
と少しでも思えたらうれしいです。
1.今になって、そんな初歩的なミスする?
本番1か月前。
私が一番焦っていたのは、
娘が指示を聞き落とすこと。
たとえば、
「赤で丸をつけましょう」
と言われているのに、青で丸をつける。
「間違えたところには×をつけましょう」
と言われているのに、いつもの癖で二重線を引いて直す。
問題そのものは分かっている。
でも、
指示どおりにやっていない。
小学校受験では、こういうミスが怖い。
「分かっているのに!」と、親としてはもう悶絶です。
さらに、
「これはもっと前に直しておくものですよね……?」
という基本的なところも残っていました。
図形を書くときの癖。
机の上の整理。
特に机上整理は、先生から何度言われても、親から何度言っても、なかなか改善せず。
そしてこれを書いている今。
小学校に入学してからも、しばらく先生から指摘されていました(笑)。
でも。
今は、かなり改善しています。
だから、もし今、
「なんで今さらこれができないの!」
と焦っているお母さんがいたら。
少なくともわが家には、
受験直前まで直らなかったこと、普通にありました。
2.願書に書くほどの“素敵なエピソード”、そんなにあります?
願書も悩みました。
たとえば、
「思いやりのある子です」
と書くだけでは弱い。
それを裏付ける具体的なエピソードが必要になります。
園で先生のお手伝いをした。
困っているお友達に声をかけた。
誰かのために、自分から動いた。
そういう、
「この子はこういう子です」
が分かる実例。
もちろん娘にも、良いところはたくさんあります。
ありますが。
願書に書けるような、
「いかにも素晴らしいエピソード」なんて、日常にそんなに転がっていません(笑)。
私は保育園の先生にも、
「最近、娘がこんなことしていた、という話ありませんか?」
と聞きました。
記憶を掘り起こし。
先生にも相談し。
書いては直し。
また直し。
最終的に合格もいただきました。
それでも今でも、
「あんなにエピソードを捻り出す必要、本当にあったのかな」
と思うことがあります(笑)。
一方で、受験を経験して強く感じたことがあります。
願書で大切なのは、
「この学校が、どんな家庭とどんな子どもを求めているのか」
を理解すること。
ただ、これが難しい。
学校説明会だけで、すべてが分かるわけではありません。
だから私は説明会で、
「これは学校が大切にしていることだな」
と思った先生方の言葉を、とにかくメモしました。
一言一句。
後で読み返すと、願書を書くときの大きなヒントになりました。
もし今の私が受験前に戻れるなら、
説明会では“情報”だけではなく、“学校が何を大切にしているか”を聞く。
これはかなり意識するといいと思います。
3.娘より、夫の面接が心配でした
面接で何が一番不安だったか。
娘?
いいえ。
夫です。
模擬面接では、まあ、いろいろありました。
最初は答えを一言一句覚えようとする。
当然、途中で飛ぶ。
面接なのに、会社のプレゼンのように話す。
質問されたことと、微妙に違うことを答える。
そして、学校について聞かれているのに、
なぜか別の学校の良さを熱弁し始める。
やめて。
今、それじゃない(笑)。
お教室の先生からも、
「学校のこと、きちんと理解されていますか?」
という趣旨のご指摘をいただきました。
母、胃が痛い。
そこで私は、
学校ごとに面接の想定問答を作りました。
父。
母。
子ども。
質問されそうな内容を整理し、夫婦で共有。
ただし、丸暗記はやめました。
覚えるべきなのは文章ではなく、
「わが家は何を大切にしていて、なぜこの学校なのか」
という軸。
面接前日。
当日。
そして会場へ向かう途中まで。
私は夫に、
「では次。○○についてどうお考えですか?」
と質問していました。
今思うと、夫にとって私が一番怖かったかもしれません(笑)。
娘については、逆に練習しすぎないようにしました。
子どもらしく答えられなくなるほうが怖かったからです。
教室の先生から指摘されたところだけ家庭でも少し確認し、
あとは先生にお任せしました。
正確に言うと、
子どもは運を天に任せたのではなく、お教室に任せました。
4.受験直前、母は「日程パズル職人」になる
そして小学校受験で、私が想像以上に大変だったのが、
日程調整。
説明会。
願書提出。
面接。
考査。
学校によって全部違います。
私はまず、受験予定の学校を一覧にして、
自分でスケジュール表を作りました。
そして、お教室の先生に相談。
先生方は過去の傾向を知っています。
面接がどのあたりの日程に入りやすいか。
受験番号と時間帯に傾向があるか。
前年はどうだったか。
もちろん毎年同じとは限りません。
それでも、公開情報だけでは分からない過去の傾向は、日程を考えるうえで大きな材料になりました。
説明会が重なったときには、夫婦で分担。
母はこちら。
父と娘はこちら。
午前が終わったら、午後は別の学校。
一日に複数校を回ったこともあります。
受験というより、
家族総出のロジスティクスです。
予約開始時刻が決まっているものは、開始と同時に申し込む。
なぜなら、取れる時間によって、その後の予定が全部変わるから。
面接と考査が続く日は、
移動時間。
電車かタクシーか。
昼食はどこで取るか。
子どもをどこで休ませるか。
まで考えました。
ここで役に立ったのが、長女の中学受験経験でした。
午前と午後で試験を受けるなら、
子どもがいったん休める場所を確保する。
これ、本当におすすめです。
カフェでも、ホテルのラウンジでも、レンタルスペースでも。
子どもが靴を脱いで一息つける場所があるだけで、親子ともかなり違います。
小学校受験は、試験そのものだけではなく、
当日、子どもを一番いい状態で会場まで連れていくところまでが受験。
私はそう感じました。
これが本当に一番難しいんですけどね。。。
5.本番直前の最大の敵。感染症
そして受験シーズン。
やってきます。
感染症。
去年も直前期に流行し始めました。
ここまで頑張ってきて、
本番当日に熱。
これだけは避けたい。
わが家では直前期、普段通っていた園を少しお休みしました。
とはいえ、共働きです。
ずっと家にこもっていることもできません。
そこで、その時期だけ別の預かり先も活用しました。
受験準備をしている家庭の利用が多く、体調管理にもかなり気を配っている環境だったので、私にはありがたかったです。
もちろん、これが万人の正解ではありません。
家庭によって仕事の事情も違います。
ただ私は、
「直前期に誰が子どもを見るのか」
まで、もう少し早く考えておけばよかったと思いました。
受験直前は勉強だけではありません。
睡眠。
食事。
運動。
感染症。
そして親の仕事。
全部あります。
受験生は6歳。
最後まで体調よく、普通に生活させる。
これが一番難しかったかもしれません。
6.「直前期、やらなくてよかったこと」は?
この質問をされたらと、少し考えました。
新しい教材?
模試?
追加講習?
情報収集?
……。
わが家について言えば、
「これはやらなくてよかった」と思うものは、あまりありません。
むしろ、
やれることは全部やった。
という感覚です。
これは「皆さんも限界までやるべき」という意味ではありません。
わが家は、
「あれもやっておけばよかった」
と後悔することのほうが嫌だった。
たった一度の受験。
だから、その時点でできる準備はかなりしました。
結果がどうなったとしても、
「あれ以上はできなかった」
と思えるところまでやりたかった。
去年の私は、そういうタイプでした。
ただ。
今振り返ると。
その「全力」の中には、かなりの心配性も混ざっていたとは思います(笑)。
7.去年の私に言えること
最後に。
去年の今ごろの自分に、一言かけるなら。
何だろう。。。
「大丈夫だよ」
は言えません。
当時の私なら、
「何を根拠に?」
と言うでしょう(笑)。
「頑張って」
も違う。
もう十分頑張っています。
だから、
「もう十分やってるから。少しだけ力抜いて」
かな。
そしてもう一つ。
「お酒もほどほどに」
です(笑)。
本番が近づくほど、
「これでいいのかな」
「もっとできることがあるんじゃないか」
という気持ちは、たぶんなくなりません。
願書を出しても。
面接練習をしても。
ペーパーができるようになっても。
次の不安が出てきます。
でも去年の私を振り返ると、
不安だったからこそ、一つずつ準備しました。
日程を作る。
先生に相談する。
夫と面接練習をする。
子どもの体調を整える。
できることをやったら、最後は子どもを送り出すしかありません。
だから、これから本番を迎えるお母さんへ。
もし今、
「うち、全然仕上がっていない」
「面接が怖い」
「この予定、本当に回せる?」
と思っているなら。
少なくとも、
去年の私も、同じでした。
そして、直前まで机の整理すら完璧にならなかった娘も、
ちゃんと受験会場へ行きました(笑)。
完璧になってから受験する家庭なんて、きっとそんなに多くありません。
不安を抱えたまま。
忘れ物がないか確認して。
子どもの手を握って。
みんな本番へ向かうのだと思います。
去年の私にも。
今年のお母さんたちにも。
言えるとしたら、最後はこれです。
ここまで、本当にお疲れさまです。
あとは、親子でできるだけ元気に。
本番の日を迎えられますように。
