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ドラマ【MANIFEST】

ここしばらく韓国ドラマを離れて、米国のドラマ【MANIFEST】を観ていた。
昨日無事完走したので、感想など。


旅客機が、突然にタイムスリップしてしまう。

数年後の世界に着いてしまった乗客たちは、目に見えないものからの「呼びかけ」を受け取る能力を持ってしまっていて、それをクリアしていかねばならない。

多忙の中、約2週間で4シーズンを完走。
まず、設定が面白い。
物々しい雰囲気の中、乗客たちが旅客機を降りると、そこは5年半後の世界。
何十年後とか何百年後とか、とんでもない未来にタイムスリップしたわけではないけれど、リアルな年数の分だけ怖い。
旅客機が行方不明になり、残された人々はその時間分、色々なことを乗り越えて生きていたわけで。その厳しい現実が、リアルだった。

付き合っていた相手が結婚していたり、未亡人となった妻が新しいパートナーを見つけていたり、残した家族が亡くなっていたり。

「あー、ありうるよね」と観ている私は思うが、数時間フライトしただけの乗客には、大変な出来事。ガツンとくる現実。
もちろん、突然にあきらめていた家族が帰ってきた「残された家族」も、喜びもあれど手放しでは喜べない。このあたり、どう埋めていくのか。


私的には、登場人物の名前がキリスト教や神話に由来する名前が多いところが、興味をそそった。
名前と与えられた役割に何か関連があるのかな、とか。(ミカエラ、ジャレッド、グレース、エデン……などなど)

最終的には、エピソードを描ききれていない箇所もあちこちにあった。例えば、ジャレッドの女性関係。いっぱいいすぎる。

(ざっくりネタバレします)

ミカエラが戻ったことで、ジャレッドの妻は身を引いて家を出て行ってしまう。しかし妻はミカエラの「親友」だったために、ミカエラはジャレッドを受け入れられない。
そうこうしているうちに、ミカエラには運命の相手が現れて結婚。しかし、彼は亡くなってしまう。
ジャレッドは、再びミカエラの心を取り戻そうとし、ミカエラもやり直そうとする。
その矢先、ジャレッドが付き合っていた(?)ミカエラのかつての同僚パートナーの妊娠がわかり、「父親になる」と……。


……ジャレッドが全くもって意味不明。
ところどころ男気を見せ、「コイツ、思ってたよりイイヤツ?」と思わせるのだが、最後(シーズン4)の妊娠発覚でぶち壊し。

ひとりで隠して妊娠出産しようとしていたミカミには良かったのだろうし、祝福しているけれど、ジャレッドに対しては「オマエ、自分が幸せになれそうなところに乗り換えただけだよな?」としか思えない。
「好きだ好きだ」とベタベタしていて、ようやく気持ちが解けはじめたのに放り出されたミカエラどないするん。
コイツは男としてダメじゃんね。


このドラマで誰が一番好きかと言われたら、やっぱりミカミかなー。
「自分は乗客の味方だ」と言い、最後までミカエラたちに協力。
ミカエラに遠慮して、付き合っていた男に妊娠を隠し、大きなお腹で、閉鎖された収容所への出入り口を作るために、壁をひとりでぶち抜く作業をする。
「赤ちゃんに悪い!」
と、私は叫んだが、赤子は無事だったのでご安心いただきたい。

ミカミは、誠実で信頼できる人物だった。
最初は「セリフのあるモブ」くらいの認識だったが、このドラマではイチオシ。

このドラマは、人間の弱いところもテーマになっていたのかなという気もする。
弱いところもあるのが、人間らしさ。

完走して最大の疑問は、

「呼びかけ=(神の意思?)は、何がしたかったのか?」

ということ。

乗客たちに未来に起こる「終末」を防がせたかったのか、乗客を「選別」したかったのか(実際に、残るべきでない人格の人間は消えている)。

お話としては多分ハッピーエンドだし、エンターテイメントとしては大変楽しんだけれど、なんとなくスッキリしないところもある。

観た人の数だけ、感想がある作品だと思う。

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