「女ってめんどくさい」って言ってる女が一番めんどくさいってことに気が付いた
小学生の頃からずっと「女ってめんどくさい」って思ってた。
ちょっとしたことで機嫌が悪くなってすぐに怒るし。
面と向かって意見しないで陰でこそこそ悪口を言うし。
仲間意識を高めるために誰かを「敵」認定して結束するし。
私の母親が、まさにそんな女だった。
そして当時の小学生女児にも、そんなタイプが多かった。(娘は母親のコピーになりがち)
だから女性とは距離を取るようにしていた。
(超、気が合う仲間は除く)
何十年も、そうしてきた。
でもまあ私もオトナですから。
もちろん、顔見知りと会ったらにこやかに話は、する。
そのために当たり障り無い、誰でも笑えるようなネタをいくつか仕込んでいた。
笑いながら短時間だけおしゃべりするようにしていた。
だから、保育園や学校で立ち話するママ友に困ったことはない。
ただ…。
ママ友の枠を超えてサシ飲みするような女友だちは作らなかった。
20年前のママ友たちは飲み会のたびに、夫の愚痴と、学校のスキャンダルネタと、ご近所の噂話ばっかりしていた。
とても、その中の誰かと親しい友だちになろうとは思えなかった。
若い頃は男友だちとつるむことが多かった。
結婚して家庭を持つ前までは、女友だちより男友だちの方が多かった。(学校も職場も男性が多い環境だったせいもある)
男女関係に繋がらない男ばっかりだった。
それもあって。
「女よりも男のほうが気がラク」
と、ずっと思ってた。
(もし私が男友だちから言い寄られるようなタイプだったら、そうは思わなかったんだろうなぁ。ある意味ラッキーなことではある。)
女性とは仲良くなりすぎないように心がけていた。
面倒くさいことに巻き込まれたくなかったから。
そんなふうに何十年も生きてきた。
だからもちろん、女友だちは少ない。
でも。
「つるむ楽しさ」
よりも
「つるむ煩わしさ」
のほうが私には大きかった。
だから、女友だちを作らないように生きてきたことに後悔はない。
このまま、家族(子や孫たち)と恋人とだけ深い付き合いをしながら生きていこうと思っていた。
ところが。
このところ。
急に女性に対する心の壁が無くなったのだ。
私の中から「女ってめんどくさい」の苦手意識が消えた。
それには理由がある。
ひとつめは。
若いママ友と絡むようになったこと。
彼女らは飲み会でも、誰の陰口も言わず、噂話もせず、ネガティブな話題は一切、出さない。
そして、家族仲の良い話や、夫との軽い惚気や、自分が笑いのネタになる間抜けな話を次々と繰り出してくる。
誰かが話して、皆が笑う。
また他の誰かが話して、皆が笑う。
そんな女性たちの姿をみて思った。
「時代は変わった…。」
もう、古いしきたりや、モラハラ夫や、上から押さえつけてくる誰かに、鬱々とした憎しみを募らせることなど、無いのだ。
古いしきたりも、モラハラも、彼女らには「不当だと声をあげるべきこと」で「自分たちには関係の無いこと」として認識されている。
昭和の古い常識など、彼女らには知ったこっちゃないのだ。
いまを楽しく生きるためにどう動くか。
それを身体で学びながらオトナになった世代なのだ。
まぶしい…。笑
ふたつめは。
私が歳と経験を重ねたせいもあるのか、職場での発言力が強くなったことだ。
いままでは周囲に気を使って近しい人にしか言えなかった改善策を、皆の前で堂々と言えるようになった。
しかも。
皆が頷きながら私の話を聞いてくれる。
(出してるつもりはないけど圧あるのか?)
最近は、昔は私に対して嫌な態度をとっていた職場のお局さまが、嫌みを言うどころか、にこやかに話をしてくるようになった。
お局も良いお年頃。
更年期が辛いと嘆いていらっしゃった。
それで歳上である私を、更年期障害と戦う仲間だと認してくれたらしい。
(私には更年期障害的な現象はまだ起きていないが、それは言わぬが花…。笑)
歳とって良かったなぁ。
ホントに。
で。
思ったのだ。
女って、そんなにめんどくさくないわ。
顔をみて心を開いて丁寧に説明すれば、ちゃんと話を聞いてくれる。
機嫌が悪くなるような伝え方をしなければトラブルにもならない。
陰口だって、私がそれに反応しなければ、もう話してこない。
「女ってめんどくさい」っていう意識を持って女性に壁を作ったまま数十年も生きてきた私が、実は本当のめんどくさい女だったのだろうなぁ。
あ、あとね!
男にも超めんどくさい人間(恋人ね。笑)がいることを知ったせいもあるな、きっと。
歳を重ねて「女ってめんどくさい」の色眼鏡を外せて良かったなぁ。
っていうか「女ってめんどくさい」って思いながら女性を見ていれば「めんどくさい」ようにしか見えないよね?笑
これからは男女関係なく本当の気持ちを上手に伝えていくように心がけて生きよう。
色眼鏡を外させてくれた、若いママ友たちと職場の同僚女性とお局さまには心からの感謝を。
あ、それと「世の中にはめんどくさい男もいる」って経験をさせてくれた恋人にも感謝だ!笑
