今日の一枚No.66

国立新美術館の『時代のプリズム』展に行く。
1980年代から2010年代の日本で生まれた作品。
現代アートのキーワードはえろぐろ
バブル崩壊、阪神大震災、地下鉄サリン事件、911、リーマン・ショック、311など。
思えば結構な大惨事の連続だった時代。
その割に日本の大半は平和で、こうした大惨事は対岸の火事的な状態だった気がする。
自分事でなさ。
アニメ、漫画、アートによる再現。
現代アートのキーワードはエロ・グロ・ナンセンス。
戦争経験者であった祖父は戦争の話をよくした。
しかしそれは徴兵から帰ってきて戦後復興をやり、定年退職した後に本やテレビで得た知識のようだった。
戦線で死にゆく兵隊は「天皇陛下万歳」と言って死ぬ者はおらず、みな「お母さん」とか言って死んでいったという。この話、その後、別の人からも聴いた。その人は私の父と同い年で、その人のお父さん、つまり私の祖父と同世代の人だ。
真に迫る有名なエピソードだ。
彼等は自分で本当に経験したことを語っていたのだろうか。
アニメの戦争、ガンダムとかエヴァ。
主人公はシャカリキに世界を救うとか何とか言っている。
芝居の熱量、フィクションの情熱。
熱ければ熱いほど軽薄になる。
大量生産。
ポップでキッチュでキャッチー。
