ショートショート?初挑戦 「カフェオレ」
「カフェオーレが飲みたいの♪」
「また飲んでる。カフェオレって甘ったるくない?」
「そこがいいんじゃん。」
「それだったらさ、ミルクだけでいいじゃん。」
「それは嫌。だって、ミルクもコーヒーも両方入ってるんだよ。お得じゃん。」
「あれはコーヒーなんて、あってないようなものじゃん。ほぼ砂糖じゃん。コーヒーは嫌なの?」
「コーヒーも好きだよ。毎日飲むなら絶対コーヒーだし。」
「じゃあコーヒーだけでいいじゃん。」
「それは嫌。だって私、欲張りだから。ミルクもコーヒーも砂糖も欲しい私にぴったり!」
「なんだそれ。あと子どもっぽい感じする。もっとオシャレな飲み物でいいじゃん?ス〇バのあれとか。」
「そりゃあ、ス〇バのあれも美味しいし、そっちのほうが映えるね。」
「でしょ?そっちのほうが人気なんだからもっと大人っぽくてオシャレなやつにしよ。」
「うーん……。」
「ス〇バ行こう!やっぱス〇バ!」
「今日はやっぱいいや。」
「えっどうして?映えるって言ってたじゃん。」
「私、映えとかオシャレさとか人気がどうとか別にどっちでもいいんだよね。」
「?」
「お気に入りの場所でゆっくりカフェオレ飲むのが好きだから。子どもっぽくったって好きなものは好き。身体にしみわたるこの感じがたまらないんだよね。」
「…あのさ、もういい年してるんだからさ、もっと外に出よう!ミルクとコーヒーが混ざるみたいに、カフェオレとス〇バのオシャレなあれも混ぜたらきっと美味しいよ!」
「私、今日はって言ったよ。嫌いなんて言ってない。ス〇バだって好きだよ。何でもかんでも混ぜたからって美味しくなるわけないじゃん。上手いこと言ってやったぜ!みたいなドヤ顔で言われてもどう反応していいか分からない。」
「えええ。喧嘩したいの?」
「いや、全くそんなことはないけど。むしろ仲良くしたい。」
「いやいや、だって、全然聞いてくれないじゃん。見てくれてないじゃん。まだAIのほうが俺のこと見てくれてるよ。」
「そっか。私、人工知能は怖いって思ってる。あの子こそ何でも混ぜればいいと思ってる代表格じゃん。あと、すぐ逃げるし。社交辞令ばっかじゃんあの子。」
「いやいや、そんなことない。そんなんだからみんなに好かれてるAIとすら仲良くなれないんだよ。」
「そうかもね。けど私、あの子嫌いじゃないよ。好かれてる理由も分かるしね。でも、怖い。だから、深い話は絶対しないようにしてる。」
「もっと信用してもいいんじゃない?俺のこともあの子のことも。」
「…確かにそうかもね。信用してみるよ。ありがとう。」
「どういたしまして。さあ、ス〇バ行こうぜ!」
「はいはい。わかったよ。じゃあ、あなたのおごりね。よろしく〜!」
「なんでだよ。ここはじゃんけんに決まってるだろ!よしいくぞ!最初はグー!じゃんけんポン!」
「あっ負けた。」
「やったー!勝った!やっぱチョキだよな!ピースピース✌️平和!ピース✌」
「ピース✌️ピース✌️笑」
「やっぱ笑顔の君が好きだー!✌」
「そう?私はどんなあなたも好きだけどね。」
終
