秋の風と、家族で読む絵本。私の「秋のぷちふく」
日常の中にある、ささやかな幸せ。
そんな一瞬を丁寧に見つめて、
言葉にされているのが素敵だなと思っていた
聴話人くるみさん。
何気ない毎日の中にも、
「ちょっと嬉しい」
「なんだか心地いい」
そんな瞬間があることを、
くるみさんの言葉から教えてもらいました。
そんなくるみさんのページで見つけたのが、
「秋のぷちふく」という企画。
「ぷちふく」という言葉も素敵で、
私も参加してみたいと思いました。
ところが。
私がこの企画に出会ったのは、なんと最終日。
「こんな素敵な企画があったんだ!」
と嬉しくなったのと同時に、
「もっと早く知りたかったな」
と、少し残念に思っていました。
そのことをくるみさんにお伝えすると、
なんと企画を延長してくださいました!
おかげで、こうして私も
自分の「秋のぷちふく」を
探してみることができました。
改めて、素敵な企画をありがとうございます。
私の秋のぷちふく
朝、窓を開けたときの空気が、
少し変わっていた。
夏の暑さが少し遠ざかって、
秋の風が寝室を通り抜ける。
新学期が始まって、
子どもたちも少し疲れ気味。
私も、なんとなく疲れている。
そんな日曜日の昼下がり。
図書館から借りてきた本の中から、
それぞれ好きな本を選ぶ。
ゆったりとした音楽をかけて、
みんなでベッドにごろん。
夫が、子どもたちに
絵本を読み聞かせしてくれる。
その声を聞きながら、
私はいつの間にか、うとうと。
少しだけ、眠ってしまった。
絵本を読み終わったあとは、
みんなで少しおしゃべり。
今日あったことや、たわいもない話。
それだけなのに、なんだか心地いい。
しばらくすると、
今度は夫がうとうとし始めた。
私は子どもたちと一緒に、そっとリビングへ。
眠っている夫を見ながら、
「いつもありがとう」
そう思った。
少しして夫も起きてきて、
「ちょっと、すっきりした」と。
どうやら夫も、少し昼寝ができたことで
身体が軽くなったみたい。
家族みんなが、ほんの少し休めた日曜日。
どこかへ出かけたわけでもない。
何か特別なことをしたわけでもない。
ただ、秋の風が通る部屋で、好きな本を読んで。
少し眠って、少しおしゃべりして。
それぞれが、ゆったり過ごした。
そんな時間が、なんだかとても幸せだった。
ささやかな幸せ、私の秋の「ぷちふく」。
お昼寝のあと、冷凍庫を開ける。
残っていたのは、この夏最後のアイス。
みんなで一緒に食べた。
ちょっと大変で、それでも、とても楽しかった夏。
最後のアイスを食べながら、
少しずつ季節が変わっていくのを感じる。
夏が終わって、秋が始まる。
この秋も、きっと何気ない毎日の中に
小さな幸せが待っている。
秋は、どんな毎日になるんだろう。

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