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龍神様と共に迎える春 -龍LIVE"雷晴"東京公演感想 その3-


さて、前回からの続きです

前回と前々回はこちらからどうぞ。

ついにラストブロック

事前配信でも「東京公演のラストブロックがすごい」と言う話があったので期待に胸を膨らませていたラストブロック。

結論から言えば、こちらの予想の二歩も三歩も上を歩いて行くっていうか飛んでったくらいの凄さでした。それくらい食らった。

まず、この最終盤に来て、一番暑い衣装を着てくる根性がすごい。
すでに暑いに違いないのに、それでもコンセプト・演出を優先してこの衣装を選ぶ覚悟からもう脱帽なのです。暑さにすぐへばってしまう私とは根本的に違う……。。。

ラストブロック、最初のWILD SIDEはバトルで踊ったり色々なところで見かけて、「いつかステージでも!」と思っていた曲でした。会場にはやはり同じ期待を持っていた人がいらしたようで、曲が始まるとすぐに歓声に。
龍くんは、ジャジーな雰囲気が本当に似合いますね。特に今回は衣装も相まって、とても大人びたように見えます。また、サックスとトランペットの音が本当にいい!!!最高です!!!

この公演二度目の「晴天 - Hale Sola-」が流れると「ああ、もう終わりかー」と言う気持ちになります。この曲は本当に、もう龍LIVEのテーマソングで、欠かせない曲だなぁと思っています。聞くだけで色々なことを思い出す、思い出深い曲になりました。
絶闘でこの曲を背負って龍くんが出てきた時、事前に思っていたのとは全く違うちょっと背伸びしたような世界観に圧倒されたのを覚えています。(だって初めてのワンマンで、グッズがああだったし、もっとバグったヤツ来るのかと思ってたりしたんですもん!)
今や、それがすっかり定着して……踊るたびに少しずつ違うから、何度見ても飽きることもない。その日その時の龍くんが見られる。

そこから止めることなく、怒涛の「イナズマ - 2024Ver.」。冒頭からいきなりアクロ持ってくるのが凄すぎる。。。そこからパワームーブも入れて、バンドもクライマックスに向けてどんどん盛り上がっていく感じがめちゃめちゃかっこいい。こんなタイミングでこんな体力使う振り入れてくる!?と度肝を抜かれました。圧巻のステージ。

衝撃のアンコール

アンコールの始まりは、バンドの「四季ノ唄」から。龍LIVEは随所随所で、こういう静かというか、じんわりとする曲が挟まってくれるのが本当に好きで、バンドの皆さんの演奏に浸れる時間があるのがありがたいです。本当に音が気持ちいい。「バックバンド」ではなく、龍くんと対になる主役がバンドなんだなと言うことがとてもよくわかります。プロの皆さんの素晴らしいお仕事を拝見しました。

そして、二度目の「晴る」。
現地にいて曲が始まった時、すぐに二度目だと気づいて、「二回入れてくるなら何か意図や仕掛けがあるだろう」と思って構えていました。

構えてたんですよ!なのに……。。。

最後の最後、それまでの素晴らしい演奏が止んで、音のない世界で一人だけスポットライトを浴びて踊る龍くんがあまりにも神々しく。
呆然と、息もできずに見てしまいました。
これまで有名、無名限らず色々なアーティストさんのライブを見させていただきましたが、本当に時々、会場の時が止まったような瞬間というものに遭遇することがあります。まさに、この時がそうでした。
誰もが息を潜めて、じっと白いライトの下の龍くんを見つめていました。

あの時、確かに龍くんの中には歌が流れていて、龍くんは自分の体を通して私たちにそれを聴かせてくれていたのだと思います。聴こえないものを聴かせるダンスなんて、見たことありません。

この衝撃と感動は、たぶん一生忘れないでしょう。

その後、「晴る」の動画が公開され、私はそこで初めてあの無音部分がアカペラパートだったということに気づきます。そこで二度目の衝撃を受け、自分の中だけでひっそりと叫ぶのでした。

この演出、考えたのどなたなのでしょう……。ここまでバンドの強さ、存在感を十二分に感じたからこそ、効いてくる無音の時間。本当に天才だなと思いました。

"絶闘"からの正統進化

絶闘も見た方はわかると思いますが、雷晴のセトリや演出には絶闘から引き継がれているものも多々あります。
絶闘は会場の規模に対して、現地で見たい方が何倍もいたので、今回初めて会場で見られて「この曲生で見たかったの!」と喜んだ方もたくさんいらっしゃったでしょう。幸いに私は絶闘も現地参加させていただきましたが、「もう一回見れて嬉しい」と思ったり「もっと凄くなってる!!!」と思った曲もありました。

絶闘のかけらを随所に残しながらも、まさに正統進化といった風にパワーアップしていた雷晴。大阪では初めてボーカル全くなしでの公演をやりとげ、絶闘との違い、そこからの進化をまざまざと見せつけてくれました。さらに、東京公演ではこれまでにない演出の連続で、龍LIVEチームの野心的、意欲的な姿勢にも感動しました。特に東京公演の終盤は本当に圧巻で、ここまでこれを作り上げてきてくれたチームの皆さんに改めて心からの拍手を送りたいと思いました。
絶闘から八ヶ月。たった八ヶ月でこれだけの進化を見せてくれた龍くんと龍LIVEチームは、次のワンマンではどんな進化を見せてくれるのでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。

公演と共に蘇る思い出の数々

龍くんは振り付けに色々と過去のバトルなどのムーブを使ってくれたりすることもあり、観客はその度に「ああ、あれはあの時の!!!」とそのダンスを見た当時のことやエピソードが一緒に思い起こします。
例えば春雷の中のカートBツイ。骨折以降、しばらく飛ぶ系のアクロをやめていた龍くんがBツイ復活した時のことだったり、春雷公開された時にAotoくんが技の解説してくれたことだったり。


終盤の怒涛のアクロ攻勢の中のフラッシュキックを見て、数々のバトルや絶闘のことを思い出したり。
日々練習していた新技が綺麗に入ってた時に「本番でできたーーーー!!!」と一緒に喜んでみたり。
通しリハの後で、さらにめちゃめちゃ体を追い込むような練習をしてたのは、終盤パートのこれをやり切るためだったんだなと理解したり。
なんか謎に大きな箱持って帰ってた日があったのは、りゅますのためだったのかと思ったり。
なんで雪原に???と思ったshort動画は、実は「晴る」の撮影場所だとわかったり。

日々の何気ない練習風景の動画、これまでに見たバトルがじわじわ効いてくる。このエモさは日々地道に龍くんを追いかけていた人にだけ届く種類のもので、そういう仕込みがあることで一層公演の面白さが増す。
練習動画を公開するってそう言う効果があるのか……という新たな発見をしました。(もちろん、それが主目的ではないのは重々承知ですが。)

季節は春

おりしも、季節は春です。今年の東京では雷晴はちょうど桜の頃でした。

このライブの告知がされた頃から幾度か出されていた「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」は七十二候のうちの一つで、これは3月31日から4月4日頃だそうです。

春になると龍が天に登って雲を起こし、稲の成長に欠かせない恵みの雨を降らせ、その役目を終える秋にはまた水の底に帰っていく。龍の化身である春雷(しゅんらい)を、祈りをもって迎えたであろうことは容易に想像がつきます。

暦生活様より引用

雷晴東京公演のあった3月30日は少々風はあるものの晴天に恵まれましたが、翌日の3月31日は見事に雨が降りました。春の雨は桜も散るし寒いし少々めんどくさいとこれまで思ってきましたが、龍神様がいらした合図なのだと思えばまあ……と思えなくもない(かもしれない)。

龍LIVEの次回公演は来年の春だそうですが、これから毎年龍神様が天に昇る頃に開催されるのでしょうかね。なんとも素敵なことです。

これからも年度末の修羅場をなんとか潜り抜けて、これからも春に龍神様に会いに行きたいなと思いました。

と言うことで、やっと東京公演の感想ブログは終わりです。
大阪は東京ほど長くならないように、チマっと後日書いていきたいと思います。