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家の中ばかり見ていたら、家の外側を見落としそうになった。

前回、住宅ローン以外のお金について考えました。

固定資産税。
管理費。
修繕積立金。
修繕費。

家を買うとは、物件価格を払うことだけではなく、その家で暮らし続けるためのお金も考えることなのかもしれないと思いました。

そして前回の最後に、次は「家の外側」について考えてみたいと書きました。

駅までの距離。
騒音。
日当たり。
周辺環境。
ハザードマップ。
買い物のしやすさ。
通勤や通学。

家は、建物だけで成り立っているわけではない。

その周りの環境も含めて、毎日の暮らしになる。

そう思って、今回は「家の外側」に関する後悔事例を読んでみました。

ただ、調べてみると「家の外側」といっても、かなり広いことに気づきました。

ハザードマップや災害リスクまで深く考えると、それだけで一つの記事になりそうです。

なので今回は、まず「住み始めてから毎日効いてくるもの」に絞って考えてみようと思います。

駅までの距離。
日当たり。
騒音。

そして、現地確認の仕方。

家の中は気に入っていたのに、外側の環境で後悔した人たちの声を読んで、家探しで見るべきものがまた少し変わってきました。


駅から遠い暮らしは、毎日の移動に効いてくる

最初に読んだのは、ピジョンインフォの「駅から離れたところに家を買った方」という相談でした。

相談内容を要約すると、こういう状況でした。

> 都心に通勤している方が、妊娠をきっかけに家探しを始めた。
> 夫は、空気がよく、広い家と庭があり、都心に通勤可能な郊外を希望している。
> 一方で、最寄駅から徒歩では遠く、車で20分ほどかかるような場所に家を買った場合、電車で1時間以上かけて通勤する生活に慣れるのか、それとも大変なのかを相談していました。

https://pigeon.info/soudan/soudan-24005.html

この相談を読んで、最初は少し気持ちが分かると思いました。

広い家。
庭。
空気の良い場所。

子どもが生まれるタイミングで、そういう環境に魅力を感じるのは自然なことだと思います。

家を探していると、同じ予算でも駅から離れるほど、広さや庭を選びやすくなることがあります。

「駅から少し遠くても、車があれば大丈夫かもしれない」
「電車に乗る時間は長くても、広い家の方がいいのかもしれない」

そう考える気持ちは、私にもあります。

でも、回答を読んでいくと、駅から遠いことは、通勤時間だけの問題ではないのだと思いました。

雨の日。
寒い日。
暑い日。
駅までのバスや車移動。
駅周辺の駐車場代。
子どもが大きくなったあとの通学。
夜遅くなったときの迎え。
高齢になってからの移動。

こういうことが、回答の中で何度も出てきました。

特に印象に残ったのは、子どもが高校生や大学生になって電車で通学するようになったとき、駅まで遠くて、結局は親が送り迎えをすることになったという話です。

家を買うときは、今の自分たちの通勤を考えます。

でも、家は長く住むものです。
子どもが小さい時期もある。
子どもが一人で出かける時期もある。
親が年を取る時期もある。

今は車で行けば大丈夫と思えても、暮らしの前提は変わっていく。

そう考えると、駅からの距離は、単に「何分かかるか」だけではないのだと思いました。

駅から遠い家には、広さや価格の魅力があるかもしれません。

でも、その代わりに、毎日の移動や送り迎え、交通費、時間の負担が増えることもある。

「駅徒歩◯分」という数字だけではなく、その道を毎日どう使うのかまで考えないといけないのかもしれません。

日当たりは、明るさだけではなく気持ちにも影響する

次に読んだのは、小町の「新築の日当たりが悪く後悔しています。」という相談でした。

相談内容を要約すると、こういう状況でした。

> 新築一戸建ての注文住宅に引っ越して1ヶ月。
> 南側に新築が建ち始めたことで、家が日影になってしまった。
> 設計段階では日当たりについて確認し、4m空いていれば大丈夫と言われていたものの、実際には午前中に少し日が差す程度で、午後からは吹き抜けにも日が入らない。
> 日当たりの良い家を見るとうらやましくなり、自分の家が日影なのだと思うと悲しくなる、という内容でした。

https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/557494/

ここを読んで、日当たりは単なる明るさの問題ではないのだと思いました。

家の中の間取りを考える。
吹き抜けをつくる。
窓の位置を考える。

そういうことは、家の中の設計として見えている気がします。

でも、実際の日当たりは、家の中だけでは決まりません。

隣にどんな建物があるのか。

南側に何が建つのか。

季節によって太陽の入り方がどう変わるのか。

時間帯によって、どこまで日が入るのか。

こういうことまで考えないと、実際の暮らしは見えないのかもしれません。

相談者の方は、曇りや雨の日だと日当たりを気にしなくていいのでホッとすると書いていました。

この言葉が、かなり印象に残りました。

日当たりが悪いというのは、部屋が暗いというだけではない。

寒さにもつながる。

洗濯物の乾きやすさにも関係する。

家にいるときの気分にも影響する。

そして、他の家を見るたびに、自分の家のことを思い出してしまう。

住み始めてから毎日目に入るからこそ、気持ちにも残りやすいのだと思いました。

もちろん、日当たりがすべてではないと思います。

日当たりよりも、立地や価格、間取り、静かさを優先したい人もいると思います。

日当たりが強すぎる家より、落ち着いた明るさの方が合う人もいるかもしれません。

でも、自分がどれくらい日当たりを大事にしているのか。

日が入らない時間帯が多くても、気持ちよく暮らせそうか。

そこは、家を買う前にかなり考えておく必要があるのかもしれないと思いました。

騒音や揺れは、住んでから毎日感じる

次に読んだのは、Yahoo!知恵袋の「線路沿いに家買った人に質問です。購入理由を教えてください。」という相談でした。

相談内容を要約すると、こういう状況でした。

> 一戸建てを購入したものの、4m道路を挟んで線路があり、電車の音や揺れが気になっている。
> 同居になると言われ、どこでもいいから急いでしまったこともあり、後悔している。
> もうすぐ2年になるが、音や揺れが気になり、防音シャッターも検討しているという内容でした。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114176761

ここを読んで、騒音や揺れは、住んでから毎日感じるものなのだと思いました。

物件価格や間取りは、買う前に何度も見ます。

駅からの距離も、数字として確認できます。

でも、音や揺れは、実際にその場所に立ってみないと分かりにくい。

さらに、その場に一度行っただけでも分からないことがあると思います。

電車が通る時間。
本数。
朝と夜の違い。
平日と休日の違い。
普通電車と貨物列車の違い。
窓を開けているときと閉めているときの違い。
家の中にいるときの感じ方。


こういうものは、物件情報の写真や間取り図だけでは見えません。

この相談で特に気になったのは、「どこでもいいから急いでしまった」という部分でした。

事情があって急がなければならないこともあると思います。

同居の話。
家族の事情。
子どもの入園や入学。
住宅ローンのタイミング。

家探しには、ゆっくり考えたいと思っても、時間に追われる場面があるのかもしれません。

だからこそ、急いでいるときほど、音や揺れのような毎日感じるものを軽く見てしまわないようにしたいと思いました。

もちろん、線路沿いの家がすべて悪いという話ではありません。

駅に近かったり、価格が抑えられたり、便利な面もあると思います。

電車の音をあまり気にしない人もいるかもしれません。

でも、自分や家族が音に敏感かどうか。

夜に気になる音はないか。
揺れはあるのか。
窓を閉めれば大丈夫なのか。

そういうことは、買う前にできるだけ確かめておきたいと思いました。

現地確認は、一度だけでは足りないのかもしれない

線路近くの家について、もう一つ別の相談も読みました。
Yahoo!不動産 / 教えて!住まいの先生の「新築戸建ての購入について悩んでいます。」という相談です。

相談内容を要約すると、こういう状況でした。

> 気になっている建売住宅は、駅徒歩10分以内で、設備も整っている。
> ただ、線路まで直線距離で20mほどあり、騒音が心配で決めきれない。
> 北道路で日当たりも期待しにくいが、2階リビングによってリビングの日当たりは確保されそう、という内容でした。

https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/11311661256/

この相談を読んで、かなりリアルだと思いました。

条件だけを見ると、魅力もあります。

駅徒歩10分以内。
設備が整っている。
整形地。
建築前なので、外壁や設備を選べる。

でも、その一方で、線路が近い。

日当たりにも不安がある。

家探しでは、こういう「良いところ」と「気になるところ」が一緒に出てくるのだと思います。

完璧な物件はなかなかない。

だからこそ、何を許容できて、何を許容できないのかを考えないといけない。

この相談への回答の中に、線路の近くに家を建てた方の体験談がありました。
内容を要約すると、こうです。

> 線路から10mもない場所に家を建てた方が、購入前に日中と夜に何度も足を運んだ。
> 在来線は生活しているとそこまで気にならない一方で、貨物列車は平日の夜22時から深夜1時ごろに音が聞こえ、家も少し揺れる。
> 最初は驚いたが、今ではあまり気にしなくなった、という内容でした。

https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/11311661256

ここを読んで、現地確認は一度だけでは足りないのかもしれないと思いました。

昼に見たときは静かでも、夜は違うかもしれない。

休日に見たときは落ち着いていても、平日の朝は交通量が多いかもしれない。

普通の電車は気にならなくても、貨物列車は時間帯が違うかもしれない。

晴れの日は歩きやすくても、雨の日は駅までの道がつらいかもしれない。

昼の内見だけでは、暮らしのすべては見えない。

これは、家探し初心者の私にとって、かなり大きな気づきでした。

内見に行くと、どうしても家の中を見ます。

リビングの広さ。
キッチン。
収納。
窓。
水回り。

でも、本当はその前後の時間も大事なのかもしれません。

駅から実際に歩いてみる。
夜にも周辺を見てみる。
平日と休日で雰囲気が違わないか見る。
雨の日の移動を想像してみる。
日当たりの時間帯を確認する。


家そのものを見るだけではなく、その場所で過ごす一日を想像してみる。
そこまでして、やっと「この場所で暮らせそうか」が少し見えてくるのかもしれません。


ハザードマップも気になったけれど、今回は別の回で考えたい

前回の次回予告では、ハザードマップについても触れました。

家の外側を考えるなら、災害リスクも大事だと思います。

洪水。
内水氾濫。
土砂災害。
液状化。

こういうことも、本来は家を買う前に確認しておきたいものだと思います。

ただ、今回いろいろ調べてみて、ハザードマップはかなり大きなテーマだと感じました。

軽く扱うには大事すぎるし、深く扱うとそれだけで一つの記事になりそうです。

なので今回は、「毎日の暮らしに効いてくる家の外側」を中心にして、ハザードマップについては別の回で改めて考えてみたいと思います。

家の外側には、毎日の暮らしに関わるものもあれば、万が一のときに関わるものもある。

どちらも大事ですが、今回はまず、毎日の暮らしに効いてくる外側の環境について考えました。

家は、建物だけではなく場所も含めて暮らしになる

今回、駅から遠い暮らし、日当たり、線路沿いの騒音、現地確認について読んでみて、私はかなり考え方が変わりました。

家を探すとき、私はどうしても家の中を見ていました。

間取り。
広さ。
収納。
キッチン。
リビング。
住宅ローン。
物件価格。


もちろん、それらは大事です。

でも、実際に暮らすのは家の中だけではありません。

駅までの道を歩く。
雨の日に移動する。
夜に帰ってくる。
朝の光を見る。
洗濯物を干す。
窓の外の音を聞く。
近所の道を通る。
スーパーまで行く。
子どもが通学する。
年を取っても移動する。

そういう毎日の積み重ねが、暮らしになるのだと思いました。

家の中がどれだけ気に入っていても、駅までの道が毎日つらかったら。

日当たりが思ったより悪くて、家にいるたびに気持ちが沈んでしまったら。

音や揺れが気になって、落ち着いて過ごせなかったら。

それは、間取り図には出てこない後悔なのかもしれません。

だから、家探しでは、 「この家に住みたいか」 だけではなく、 「この場所で暮らし続けたいか」 も考えないといけないのだと思いました。

家は建物だけで成り立っているわけではない。

その周りの環境も含めて、毎日の暮らしになる。

前回の最後にそう書きましたが、後悔事例を読んでみて、その意味が少し分かってきた気がします。

まだ私自身、完璧に判断できるわけではありません。

でも、これから家を見るときは、建物の中だけではなく、外側も見たいと思いました。

駅までの道。
時間帯による雰囲気。
日当たり。
音。
周辺の道路。
夜道。
雨の日の移動。

そして、その場所で家族が何年も暮らしていけるか。

物件情報だけでは見えない部分に、後悔の種が隠れているのかもしれません。

家を探している方は、周辺環境で気になっていることはありますか?

駅までの距離、
日当たり、
騒音、
買い物、
夜道など、

私もまだ調べながら考えている途中です。 「ここは見落としそう」と感じたことがあれば、教えていただけると嬉しいです。


次回予告

今回は、家の外側について考えました。

駅からの距離。
日当たり。
騒音。
現地確認。

後悔事例を読んでいると、家を一度見ただけでは分からないことがたくさんあるのだと思いました。

昼に見る家と、夜に見る家。

平日に見る道と、休日に見る道。

晴れの日の印象と、雨の日の移動。

内見のときには気づかなかったことが、住み始めてから毎日の暮らしに効いてくることもある。

そう考えると、次に気になったのは、 「内見や現地確認では、何を見ればいいのか」 ということです。

次回は、家を見るときにどこまで確認できるのか。
昼だけでなく夜、平日と休日、駅までの道や周辺の音など、後悔事例を読みながら考えてみようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


今回読んだ記事・相談


・駅から離れたところに家を買った方
https://pigeon.info/soudan/soudan-24005.html

・新築の日当たりが悪く後悔しています。https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/557494/

・線路沿いに家買った人に質問です。購入理由を教えてください。https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114176761

・新築戸建ての購入について悩んでいます。https://question.realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/11311661256/


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