【医学部宅浪】「すごく頑張っている」は安心材料とは限らない。
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お子さんが頑張っている。
それは、
親として嬉しいことですよね。
「今年こそは」
と、
必死に机へ向かっている姿を見ると、
応援したくなる。
そして同時に、
少し安心することもあると思います。
「ちゃんとやれているんだ」
「この子は大丈夫かもしれない」
そんなふうに感じることもあるでしょう。
でも、
もし、
あまりにも頑張りすぎているなら。
それは、
長距離走を、
短距離走のペースで
走っている状態かもしれません。
この時期の浪人生にとって大切なのは、
「頑張っていること」
そのものよりも、
その頑張りが、
“続けられる形”に
なっていることです。
浪人生は、
現役生と比べると、
受験勉強を一通り経験しています。
だからこそ、
予備校で新しい内容を習わなくても、
自分でどんどん勉強を進めることができます。
去年、
手が出なかった問題集。
もっと細かく整理したノート。
苦手分野の総復習。
「今年こそは」
という気持ちも重なって、
やりたいことは次々に出てきます。
そして、
頑張れる。
だからこそ、
気づかないうちに、
ペースを上げすぎてしまうことがあります。
さらに、
若いからこそ、
無理ができてしまうことがあります。
多少睡眠を削っても動ける。
疲れていても、
気力で机に向かえてしまう。
だからこそ、
周囲から見ると、
「順調そう」に見えることがあります。
では、
今のお子さんの“頑張り方”は、
どんな状態でしょうか。
例えば、
「ちょっと頑張りすぎているかもしれない」
そう感じた場合です。
親としては、
「少しペースを落とした方がいいんじゃない?」
と、言いたくなることがあります。
でも、
声のかけ方には少し注意が
必要かもしれません。
少なくとも、
お子さん本人は、
今かなり頑張っています。
だからこそ、
「少し休んだら?」
という言葉が、
“ブレーキをかけられた”
ように感じられてしまうこともあります。
そんな時は、
まず、
「頑張っていること」
そのものを認めることが大切です。
例えば、
「すごく頑張ってるよね。
応援してるよ。
ただ、
少し無理をしすぎていないか、
心配になる時もある。
眠いのに頑張っていたり。
本当は気分転換したいのに、
我慢し続けていたり。
もし、
“耐え続けている感じ”が強いなら、
少し楽に続けられる方法を、
一緒に考えたいと思ってる」
そんな声かけの方が、
受け取りやすいこともあります。
そして、
“危険な頑張り方”もあることを、
お子さんと共有しておくことは大切かもしれません。
受験勉強は、
「3日間徹夜して乗り切る」
ような種類のものではありません。
だからこそ、
来年の試験日まで、
走り続けられるペースを守ること。
それ自体が、
受験戦略の一つになります。
例えば、
・食欲が落ちる
・イライラが増える
・寝られない、逆に眠りすぎる
・表情が乏しくなる
・受験以外の会話がなくなる
こうした変化が続いている場合。
それは、
「頑張れている」
というより、
“無理が限界に近づいているサイン”
かもしれません。
だからこそ、
もしそうした状態が見えた時は、
親として、
「少しペースを落とそう」
と伝える役割も必要になる。
そんなことを、
あらかじめ共有しておくと、
受験期を乗り切りやすくなることがあります。
一方で、
お子さんが
「すごく頑張っているように見える時」
実は、
少し注意が必要なケースもあります。
それは、
“頑張っている姿を、
親に見せようとしている”
場合です。
医学部浪人は、
経済的な負担も大きい。
だからこそ、
「親に支えてもらっている」
という意識を強く持つお子さんも少なくありません。
すると、
本当は思うように進んでいない。
気持ちがついていっていない。
疲れている。
そんな状態でも、
「ちゃんとやっている姿を見せなきゃ」
と思い込んでしまうことがあります。
しかも、
この時期はまだ、
模試も少なく、
“結果”が見えにくい時期です。
だからこそ、
「頑張っているように見える状態」を、
ある程度維持できてしまうことがあります。
そのまま無理を続けると、
夏〜秋頃に、
「思ったより伸びていない」
「こんなはずじゃなかった」
という形で、
一気に苦しくなってしまうことがあります。
もちろん、
お子さんを疑うべき、
という話ではありません。
ただ、
「そういう苦しみ方をする受験生もいる」
ということを、
頭の片隅に置いておく。
そして、
結果だけではなく、
表情
余裕
会話
楽しそうな瞬間があるか
そういった部分も含めて、
お子さんを見ていく。
それが大切なのかもしれません。
そして、
こうした状態を防ぐためには、
あらかじめ、
親の側から伝えておくことも意味があります。
例えば、
「予備校代のことを気にして、
“ちゃんとやっている姿”を見せなきゃ、
と思っているなら。
そこまで背負わなくて大丈夫。
無理をして見せることよりも。
あなた自身が、
続けられる形で勉強できることの方が
大事だと思ってる」
そんな言葉が、
お子さんを少し楽にすることもあるかもしれません。
最後に。
お子さんが、
頑張っているように見える時。
大切なのは、
それを過剰に褒めすぎず、
逆に、
疑いすぎず。
まずは、
「今、この子なりに頑張っているんだな」と、
そのまま受け止めることなのかもしれません。
そして、
支える親として。
頑張っている姿を、
よく観察する。
無理をしすぎていないか。
苦しそうになっていないか。
ちゃんと、
続けられそうか。
そうした部分を、
静かに見守っていく。
そして、
必要な時には、
少しペースを落とせるよう寄り添う。
それが、
浪人生活を長く支える上で、
とても大切なことなのかもしれません。
宅浪生活では、
「この頑張り方で大丈夫なのか」
「無理をしていないか」
判断に迷うことがあります。
特に、
毎日近くで見ている親ほど、
頑張っている姿を見ると、
安心したくなる。
逆に、
不安になりすぎてしまう。
その両方が起こりやすくなります。
もし、
今のお子さんの状態を、
少し整理してみたい場合は、
個別でお話を伺うこともできます。
家庭ごとに、
合うペースや環境は違います。
だからこそ、
今のお子さんにとって、
「続けられる形」を一緒に考えていくことが
大切なのかもしれません。
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