今まで当たり前だと思っていた価値観を疑う
澤 円 著『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考えを柔軟に変化させられるのか?』を読みました。

バブル期に根付いた価値観は、今ではほとんど意味がないものが多いです。
例えば、
朝9時に出社する
長く勤めるほど立派
年齢に応じた生き方、働き方がある
こういう価値観は今も残っています。
当時と今ではあまりにも状況が変わっているため、古い価値観で作られたルールや慣例というのはほとんど参考にならないはずです。
それにも関わらず、今もなお社会や会社には、誰かが勝手に決めたルールや慣例に何の疑問も抱かない思考停止した人たちがたくさんおり、同調圧力となっています。
そんなルールや慣例、前例や過去の価値観などによる同調圧力には、まったく価値はないと澤円さんはバッサリ断言します。
また、土谷 愛 著『自分を知る練習 人生から不安が消える魔法の自己分析』でも、価値観というものについて触れられています。

自分が大切にしたい価値観が分からなければ、「どこに行けばストレスが少なく幸せを感じられるか?」ということが分からず、自分に合わない職場やコミュニティで我慢し続けるということが起こってしまうと言います。
高度経済成長期に作られた価値観、バブル期に肯定された価値観、コロナ禍以前の価値観といったものは、一度疑ってみましょう。
出勤は必要なのか?
会議は必要なのか?
それは本当に自分が大切にしたい価値観なのでしょうか?
価値観の自己分析が、人生の無駄遣いを防ぐ
「どんな価値観が満たされる環境ならば、自分は心地よくいられるだろうか」と自己分析しておくことが、幸せになるために必須です。
自分の好きなことや、やりたいこと、大切にしたいこと。
もしピンとこない場合には、逆に自分が嫌いなこと、苦手なこと、やりたくないこと。
そういったことを分析すると、自分が大事にしたい価値観が見えてきます。
「興味がないこと」や「嫌々やっていること」にはどう向き合えばいいのでしょうか?
澤円さんは、嫌なことなんてやらなくていい。逃げちゃえばいいと言います。
もちろん、これは万人に当てはまるわけではなく、逃げられないことも当然あります。
それでもなお、「やらない」「逃げる」という選択肢をつねに持っておくことはとても大切だと言います。
土谷愛さんは、「自分の大切にしたい価値観」と、「自分の強み」の2つが重なり合う場所が、目指すべき「居場所」であると言います。

「強み」とは、単なるスキルや特技だけに留まりません。
「目的を達成するために使える特徴」だったら、何でも強みになりえます。
好きなこと、得意なこと、優れていること。
それどころか、自分では弱みだと思っていることや、コンプレックスに思ってることすら強みになることもあるのです。
この強みは1つではなく、2つや3つ掛け合わせるとオリジナリティーが生まれます。
複数の異なる強みを掛け合わせて独自の道を切り開いた人物として、私は猫ひろしさんが思い浮かびます。
猫ひろしさんは、お笑い芸人でありながらマラソンでも活躍されている方です。
失礼を承知で言うと、猫ひろしさんはお笑いの分野で一流と呼べる活躍をされた方ではありません。
かといって、マラソンだけで世界に通用するという感じでもなさそうです。
お笑いもマラソンも、覇権を取れるレベルではない。
しかし、地方のマラソン大会に呼ばれたりと、結構仕事があるんだそうです。
二足のわらじだったからこそ、ユニークなポジションを獲得できた人物として印象に残っています。
