男は青を、女は赤を。用意された男女の【型】
最近、気になっているテーマが
「ジェンダー」です。
今日、図書館で借りたこの本を読み終えて。

元々、「男」「女」というのがずっとずっと気になっていて。
男性脳と女性脳の機能の違いや特性には、興味深いほど明らかな違いがあって、
だけど今日(こんにち)の「男らしさ」「女らしさ」にはどうしても納得がいかない。
私の中で矛盾を孕みながら、考え続けているテーマです。
今回は「男性らしさ」「女性らしさ」という
ジェンダー(社会的性差)レスについてです。
※というのも、脳の機能や運動能力には性差が必ずあるので、【肉体的性差】と【社会的性差】を区別して読んで欲しいな、と思っての前置きでした。
まず、この本はすごく読みやすい。
8割が漫画の構成になっていて、
漫画だけ読んでも十分。
冒頭で、主人公(男の子)は妹と浮き輪を選ぶ際、親の何気ない一言から「男は青(かっこいいもの)を選ぶ、女は赤(かわいいもの)を選ぶ」という価値観を刷り込まれます。
妹はカッコいいものが好きで浮き輪も青を選び、兄もどちらでも良いから譲ってあげたものの、父親が何気なく色のチョイスを諭したことで主人公は違和感に気づきます。

この赤青問題はジェンダー論ではよく目にする議論です。
その昔、赤青の男女のイメージは逆だったそうです。
確か私の記憶が正しければ中世ヨーロッパで、
血の色を隠すための赤いマントを羽織るため赤は男性のイメージ、
高貴な女性のドレスは洗練された青といったイメージがついていたそうです。
そういえばマリーアントワネットの肖像画って水色のドレスだった気がする…と思ってググったら


両方ありました(笑)(笑)
この本によると
世界市場において赤やピンクが女らしい色と定着されたのは1953年ごろというので、
私たちはまだたった70年しか歴史のない謎の価値観に振り回されてるんですよね。
色に限らず、私たちの幼少期を振り返ると様々な「男」「女」の振り分けが存在しています。
私自身、以前はお祝いで男の子の誕生の際に恐竜の絵柄の入ったスタイを贈ったことがあります。
保育や子育てに関して、男の子を褒める時は「かっこいいね」、女の子へは「優しいね」「可愛いね」などと声をかける現場を見たことがあります。
ぶっちゃけ、逆はほぼありません。
特に「かっこいいね」は見た目の褒めではなく、何かできたときや誰かに譲れたりした時に「うわぁ、かっこいいー!お兄ちゃんだもんね!」のように言います。
女の子が同じことしてもそうは言わない。今も従来通りの子供への声掛けに違和感を感じることがありす。
私の友人(男性)は子供の頃、のんたんという可愛らしい猫のキャラクターや魔法少女もののアニメが好きだったそうですが、大人からの奇異な目を子供ながら感じていたそうです。
多分まだまだいっぱい出てくるはずです。
私たちはかなり早い段階から性を刷り込まれ、趣味嗜好のレールを敷かれていきます。
この本にもありますが保育士は男女で仲良い子供へ「ラブラブだね、○○くんは王子様だね」といった褒め方をして、無意識ですが、無垢な子供たちを恋愛に結びつけようとします。
また子供達は自分の親や家族からまず人間関係を学びます。男と女がペアであること、一般的に男性が立場が強く女性が家事育児の比率が多いという、いわゆるモデルケースを肌で学んでいくのでしょう。

それが当たり前の世界で育ち、違和感のある子供だけが苦しみの果てに手を挙げて社会を変えようとエネルギーを使って動いているのが、今の現状です。
まず当たり前にある
男と女で違う「型にはめる」行為をなくさなきゃいけないと思います。
冒頭の浮き輪にしかり、与えるおもちゃにしかり、遊び方や声掛けにしかり
型にはめようとせずその子に合った世界を作ってあげなきゃいけないと思うんです。
その子が選ぶならどんな色でもどんなおもちゃでもどんな絵本やアニメでも。
多様性とは、難しい言葉かもしれないけど
その人に合った「好き」「欲しい」「こうしたい」が
人の数だけ存在することをただ受け入れる。
それだけで十分だと思います。
今の時代の、どんなことも。
型にはめるのを少しずつ辞めていく社会にしたいなって私は思います。
あらら…この本の全体的な話をしたかったのに
膨らみすぎて
冒頭14ページから進んでない(笑)
〈※「男根期」という、5歳ごろ男女の違いを初めて意識する発達段階についても語りたかったのに〜…😂
↑子供は5歳から性を意識するんです。なのにこの時期の適切な性教育はまだ為されていない。(性教育絵本は増えましたが)〉
なので最後の部分だけ。
30歳同棲中の男性と、父親の話です。
父親は「結婚を急かす」「女性が高齢出産になる前に」「男性が苗字変える=恥ずかしい」「家庭を持つのが立派な男性像」をこれでもかというくらい叱責と共に息子に押し付けています。
私的に、心の中で殴りたいオンパレード!🤣

だけど最後に父親は奥さんの前で
「そう簡単に父や男はこうあるべき、母や女はこうあるべきという価値観が変わると心許ない」
「自分が生きてきた道(自分がこれが幸せだと思ってきた価値観)を否定されるようで」
そういった本音をこぼしながら、
「それを子供に押し付けるのは違うでしょ」と諭されます。

私にとっては腹に落ちたような大きな価値観でした。同時にとても癒された。
そうか、新しい価値観を受け入れられなかったり、(私からすると不合理な)社会常識を下の世代へ引き継いだり押し付けてしまうのは、
無知だからもあるけどそれ以上に
この人たちがそれまで信じてきたものを肯定したいから。否定したくないからという事なんだ。
私自身、親世代が(特に母親が)もつ恋愛・結婚・仕事・生き方などの価値観を押し付けられるたびに反発している部分があり、そんな要素も含めて構成されたのが「宇宙感覚」「地球感覚」なんだけど。
彼らは当然だけど【自分は、自分達はこうだから幸せだ】という持ち物を、拒まれることは望まないし、
特に自分の血を分けた子供たちには同じ持ち物を持って幸せになってほしいと願うんだろう。
風の時代。これから私たちは嵐のようにたくさんの持ち物(価値観)が当たり前では無くなる体験をしていきます。
要らない持ち物を手放していくことも。
自分には必要だから持ち物を持ち続けることも。
どちらも多様性。
私としては持ち物を手放していって、今の時代や今の自分に一番合った持ち物を持っている方が「宇宙感覚」として最適だろうと思うけど、
それができない人たちを非難してしまうと多様性から遠ざかる。まさしく「地球感覚」だよなぁ
って思います。
さて、良い感じに締まりました🤭
この本は図書館で借りました。
期限が延びていて(笑)、でも、書くことができて
心置きなく返却できます。
これからも「ジェンダー(社会的性差)」、「肉体的性差(脳科学や心理傾向など)」「スピリチュアル(ソウルメイトとか)」など
様々な観点から男と女を語っていきたいです。
