【サッカーW杯】ミリ知らワールドカップご飯:第14戦|スペイン料理編🇪🇸
黄色い米の国へ
次なる相手はスペインである。
スペイン。
パエリア。フラメンコ。闘牛。サグラダ・ファミリア。ピカソ。ガウディ。ドン・キホーテ。
スペイン料理といえば、やはりパエリアだろう。
そこで向かったのが、吉祥寺のびいどろだった。
店先の看板には、大きく魚介のパエリア。
しかも「選手権優勝パエリア」とある。

席に通されると、注文したのは、もちろん魚介のパエリア。ランチなので、前菜もついてくる。なんとお得だろう。

まずはスペイン風オムレツ。
ポテトが入っているのだろうか。
ほくほくしている。
しっとりしている。
そして、うまい。
続いて、イベリコ豚のサラミ。
口に入れた瞬間、肉の香りがふわっと来る。
そのあと、少し温められた脂がとろける。
そこから加速度的に旨みがあふれてくる。
噛むほどに、うまい。キャロットラペもある。
そして、スペインのラタトイユらしきもの。
ズッキーニ。
ああ、麗しのズッキーニ。
スープまで付いて前菜だけで、すでにだいぶ楽しい。

そして、パエリアを待つ。
パエリアは生米から作るので、少し時間がかかるそうだ。その待ち時間も、なんだかいい。
ふと見上げると、生ハムの原木が置いてあった。

おお。
生ハムの原木があるだけで、急に旅行感が出る。
外に出れば、スペインの黄色い太陽が眩しく煌めいていそうである。
実際に外に出れば、そこは小雨の吉祥寺なのだが。
そして、いよいよパエリアが来た。

おお、これだ。
私が想像していたスペインが、かなりそのまま登場した。
パクリ…。モグモグ。
うまい!
米がムチムチしている。

日本の白米とは違う。
ぱらっとしているようで、でも魚介の旨みをしっかり吸っている。
スペイン代表のユニフォームを纏った米である。
エビ、貝、イカもいる。
魚介の香りが、米に入り込んでいる。
エビは殻ごとでも食べられそうなくらい香ばしい。

うまうまい。
パエリアという料理は、雰囲気からして明るい。
黄色い米。赤いエビ。黒いムール貝。レモン。
皿の上に、小さなスペインの太陽が昇っているようである。
ガウディが設計した米料理かと思うほど、魚介の旨みが複雑に入り組んでいる。
それでいて、食べればただただ分かりやすくうまい。
米でこちらの警戒心を解き、魚介でたたみかけてくる。さすがは強豪国らしい、天晴れな戦い方である。
記事:まるのすけ
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