A〜J 横断観測|非一意性構造の現在地
1|現在の観測フォーマット
事例の蓄積によって、記録単位はここまで精密化した。
C → P[U]→ R → P'
C|拘束:何を固定したか
P|発生位置:一次非一意性がどこに現れたか
U|未固定要素:そこで何が決まらず残ったか
R|表現間展開:どの表現へ移したか
P'|再観測位置:展開先で非一意性がどう見えたか
まだ residual/自由度などの意味づけは行わない。
2|A〜J 横断表
例C|拘束P|一次発生位置U|未固定要素R / P'Avaluation prefix 固定P1 内部位置合同類内部の具体値—BT(n)=1P2 経路・逆像逆像となる始点—C初期状態 n₀ 固定P0 非発生前向きにはなし—DT^r(n₀)=n₀P3 関係候補条件を実現する軌道・始点候補— ※存在は別問題ET^r(n₀)=mP2 多段逆像r段前の始点—F平均 valuation 固定P4 配置valuation の値・並び—G1≤kᵢ≤KP4 配置有限範囲内の値・配置prefix→cylinder → 内部未識別性HGを状態側へ展開——P4 → R → P1 を具体観測Ikᵢ≥KP4 配置上方に開いた値・配置prefix→cylinder → 内部未識別性J#{i:kᵢ≥K}=dP4 配置発生位置+値の上方開放prefix→cylinder → 内部未識別性

※ H は独立した拘束例というより、Gで生じた一次非一意性を別表現へ展開した観測。
3|発生位置 P の横断結果
現在のラベルは、
P0|非発生
→ C
P1|内部位置
→ A
P2|経路・逆像
→ B・E
P3|関係
→ D(条件付き候補)
P4|配置
→ F・G・I・J
ここから観測できるのは、
異なる拘束でも、同じ発生位置が再出現する。
特に、
P2:B → E
P4:F → G → I → J
と複数事例で現れている。
ただし、頻度そのものに意味はまだ与えない。
4|U「何が未固定なのか」を分離すると見え方が変わる
Pだけでは粗かった。
同じP4でも、
G
→ [有限範囲内の値+配置]
I
→ [上方に開いた値+配置]
J
→ [発生位置+上方に開いた値]
と、残り方が違う。
つまり、
「非一意性がどこにあるか」と「そこで何が未固定なのか」は別軸。
ここがA〜Jでかなり明確になった。
5|さらにHで加わった「表現間展開」
Gの一次非一意性を状態側へ移すと、
上界拘束
→ P4[valuation prefix の値・配置]
→ R:prefix → cylinder
→ 複数の cylinder として展開
→ 各 cylinder 内部に具体状態の未識別性
となった。
したがって、
非一意性は発生位置だけでなく、表現を変えたとき別の形で観測され得る。
ただし、これをまだ「伝播則」とはしない。
6|設計図の現在形
観測対象
↓
拘束 C
↓
固定部分 F
↓
実現可能集合 S
↓
一意 / 非一意
↓
発生位置 P
+
未固定要素 U
↓
一次非一意性 P[U]
↓
表現間展開 R
↓
展開先で再観測 P'
↓
複数事例を横断比較
↓
再出現・差異を記録
↓
[意味づけは最後]圧縮すると、
C → P[U] → R → P' → 比較
7|ここまでで観測された核
大きく三つ。
① 発生位置と未固定要素は別物
P = どこに残ったか
U = 何が残ったか
② 同じPでもUは異なり得る
G・I・Jがその例。
③ 表現を変えると、非一意性の見え方も変わり得る
G→Hで最初の具体例を得た。
したがって現在地を一文にすると、
拘束後の非一意性を「発生位置 P」と「未固定要素 U」に分離して記録し、それが表現間展開 R を通したとき、どこにどう現れ直すか P' を横断観測している。
ここまで。
residual/自由度の意味づけは、まだ完全に後段に置いたままでいい。
