見出し画像

【地域の“食”から未来を考える、農村経営研究者のたまご】 岡久 花衣(篠山イノベーターズスクール コーディネーター)

篠山イノベーターズスクールの講座運営をサポートしている、岡久花衣(おかひさ かえ)さん。
現在は大学院博士課程で「農業農村経営学」を学びながら、地域の食文化や郷土料理の継承をテーマに研究を続けています。

「食」が好き。その気持ちが原点でした

岡久さんが「食」に興味を持ったきっかけは、幼い頃に参加した農業体験がきっかけでした。

もともと食べることが大好きで、地域や国ごとに違う料理に出会うたびに、「その土地の暮らしや文化が見えてくる感覚」が面白かったと話します。

「食の多様性って、人生の豊かさにつながると思うんです」
そんな思いが、今の研究にもつながっています。

研究と現場、どちらも大切に

現在、岡久さんは神戸大学大学院農学研究科の博士課程で「農業農村経営学」を学びながら、地域の伝統的な食をどう次の世代へつないでいけるのかを研究しています。

2025年10月からは、半年間イギリスに滞在し、ニューカッスル大学で研究を行っています。

現地で調べているのは、地域の食をめぐる課題に対して、行政・市民・生産者など、さまざまな立場の人が集まり、話し合いながら実践につなげていく「フードパートナーシップ」という仕組みです。

社会背景や文化、制度が日本とは大きく異なる環境での生活は、新しい発見の連続。そこで得た学びを、日本のローカルな食を支える仕組みづくりに生かしていきたいと話します。

「食」を通じて、人がつながる場所。

一般社団法人神戸大学フードコミュニティ

岡久さんは、神戸大学の先生とともに立ち上げた「一般社団法人神戸大学フードコミュニティ」で、代表理事も務めています。

大学の農場で育てられた野菜やお米を、もっと多くの人に届けたい。そんな思いから始まった取り組みです。

農産物のブランド化やオンラインストアの運営、発送業務、生産者と購入者をつなぐやりとりなど、活動はさまざま。地道な作業ですが、「誰かの食卓につながる仕事」として大切に取り組んでいます。

現在は5人のメンバーで活動しており、その中には篠山イノベーターズスクールの卒業生・松崎さんもいます。スクールでの出会いが、今も新しい活動につながっています。


▼社団法人神戸大学フードコミュニティ▼


篠山イノベーターズスクールとの出会い

スクールと岡久さんの出会いは、大学4年生のとき。
地域と深く関われる活動を探していた頃、篠山イノベーターズスクール代表の中塚先生から声をかけられたのがきっかけでした。

それから約5年。研究者としてだけでなく、現場を知る実践者としても学び続けています。

「現場を知らないままでは、本質的な課題は見えてこないと感じています。スクールでの活動を通じて、地域で起業しようとする方々のお話を伺いながら、理想と現実のギャップや、課題の核心に触れることができるのは、私自身にとっても大きな学びです。」と話してくれました。

\岡久さんのお気に入り講義/

「なんといっても中塚先生による『農村イノベーション!』
これまでに10回以上聞いていますが、その時の自分の状況によって刺さるポイントが違って、毎回新しい学びがあります。立ち止まったときに思い返したくなる、大切な講義です。」

「学び」と「つながり」が広がる場所で

篠山イノベーターズスクールでは、大学教授や現場経験豊富な専門家から学べるだけでなく、卒業生や地域の方とのあたたかなつながりも生まれています。

運営スタッフとして講座を支えながら、学生として学び続ける岡久さん。人と関わる時間の中で得た気づきが、研究や活動にも生きていると話してくれました。

最後に

「私は“広く浅く”が得意な、いわゆる器用貧乏タイプ。
そして超夜型人間です(笑)。正直、今も進路に迷っている途中です。

だからこそ、“これから”を考えている皆さんと一緒に、農村での暮らしや起業について学び、成長していけたらと思っています。

スクールで出会える、多様なキャリアや価値観を持つ人たちとの対話は、私にとって本当に貴重な時間です。ぜひ皆さんのこれまでの経験や、これからの夢も聞かせてくださいね。」


あなたの「次の一歩」、ここから始めてみませんか?

篠山イノベーターズスクール 2026年度生 エントリー受付中!

一次募集:2026年1月25日(日)まで  ← 受付終了
二次募集:2026年2月13日(金)から3月8日(日)
https://school.tscapital.jp/