ラブストーリー・オブ・エレガンス「第3話 シャンパンゴールドの錯覚」恋と幻想の境界線。そのどちらにも、君の影が揺れていた。
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丸の内、仲通り。
街路樹を彩るイルミネーションは、
孤独を照らす、シャンパンゴールド。
クリスマスが近づく、華やかな街の灯りも、
僕の淋しさを、やわらげることはない。
革靴の音が、冬の空気に溶けていく。
ポケットに手を入れて歩きながら、視線の先を見る。
――彼女?
ショウウィンドウを覗く横顔。
ヘアスタイル、雰囲気。
一瞬、風が止まった。
しかしその人は、足早に通りの角を曲がり
木枯らしの中に消えて行った。
そうだ、そんなはずない。
それでも今もなお、ふと彼女を思い出す自分がいることに
あきれて、少し笑う。
無意識に、恋を探した夜。
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