「声にならなかったありがとう」
あのとき、私は何も言えなかった。
胸の奥に「ありがとう」が溢れていたのに、
声にする前に時間が過ぎてしまった。
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◆ 言えなかった理由
言葉にすれば壊れてしまいそうだった。
その一言で最後になってしまう気がして、
私はただ黙って笑った。
心の中で繰り返し唱えた「ありがとう」は、
誰にも届かないまま、
私だけの秘密になった。
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◆ それでも残る温度
言えなかった感謝は、
後悔ではなく、やわらかな余韻になっている。
たとえ届かなかったとしても、
私の中に温もりを残してくれたのだから。
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🌙 声にならなかった「ありがとう」は、
今も私の中で、
静かに息をしている。
