世界のホテルから -Los Angeles,US- HOTERES 6月号
2025年3月に訪れたLAにて滞在したGJELINA HOTELとその周辺についてまとめています。こちらの記事のベースは雑誌 月間HOTERES 6月号に掲載されていますが、noteのために少し情報を足したりしています。
2024年に遡り、Triennale Milanoにて開催されたwalking sticks & canes 展、カリモク家具の協賛により開催されたこの展示が、東京を巡回した後、LAにあるEmeco Houseにて行われるとのことで、お伺いすることに。LAは大規模な火事に見舞われた直後だったこともあり、心配な気持ちが大きかったものの、LAの人たちは「大丈夫、来て〜!」と笑顔で迎えてくれる印象。


ホテルについても、Santa Monica / Veniceに限ってサーチをすると4つ星以上になると大体1泊40,000円を超える。(後から聞くと色々なフェアが重なる週で、すごく高かったらしい)且つテイストのないホテルが多い印象。出張の大きな楽しみの一つなのに…ホテル…と思いながら諦めきれず、毎日ネットを徘徊したら、出張2日前にフワッと現れた可愛らしいブティックホテル!これは運命だとクリックしたのがGJELINA HOTELでした。
野球好きなら一度は訪れたい!? アメリカ、ロサンゼルスへ
人口は約380万人を誇る、アメリカ第二の都市ロサンゼルスへ。
映画産業で有名なハリウッド、ビバリーヒルズ、野球好きなら絶対に行きたいドジャー・スタジアム…観光地だけでもすごいラインナップ。


今回は、ダウンタウン西側に位置する、南北5.6kmにわたって存在するサンタモニカビーチと、商業地と住宅地が交わる高級地区のある、人でにぎわうこちらもビーチタウンであるVeniceの丁度中間あたりに位置する「Gjelina Hotel(ジェリーなホテル)」に滞在することにした。1年のうち、280日が太陽に恵まれるといわれるロサンゼルス、折角なら太陽を思いっきり楽しめる場所が良い。


GJELINA HOTEL

Gjelina(ジェリーナ) Groupによる初のホテル
Gjelina(ジェリーナ)グループは、2008年にアボット・キニー・ブルバードでオープンしたレストラン「Gjelina」(創業者Fran Camaj氏の母親の名前を冠して名付けられている)から始まる。当時から、南カリフォルニアの農家、地元の牧場主、漁師から仕入れた地元の食材をふんだんに使った料理を提供し、コミュニティの定番レストランとして長年人気のレストランである。
現在では、スタイリッシュなレストランやショッピングスポットや、カフェなどが多数存在するキニー・ブルバード通り付近において、レストラン「Gjelina」だけでなく、ベーカリー「Gjusta Bakery」ライフスタイルショップ「Gjusta Goods」、食料品店「Gjusta Grocer」等を営むグループとして発展してきた。尚、レストラン「Gjelina」はニューヨークとラス・ベガスにも支店を構える繁盛ぶりである。

ミニマルながらも触知覚を生み出すインテリア
小さくも可愛らしいファサードにかかる「HOTEL」の小さな看板を見つけ、中に入ると、木の床、天井、淡くテクスチャのあるブルーの壁に経年感のあるロビーとフレンドリーなスタッフが受付に。レセプションは24時間オープンではないものの、滞在中はほとんどの時間スタッフが滞在しており、親切に対応してくれる。


今回は最も小さいお部屋であるSMALL QUEENに滞在した。15平米の部屋にクイーンのベッド。都市部のホテルはこれくらいのサイズのホテルが多いので許容範囲だが、ご想像の通り、ベッドを置くとほぼ何も置けないようなサイズである。

そのような制約の中でも質感の高いビンテージ什器や、ブラスなどをアクセントとした小物が効いている。宿泊する人にとって「第二の家」となるようなしつらえを目指したというのも納得である。



私が滞在した部屋以外にも、キッチン設備などが備えられた「GJUSTA APARTMENT」や、2階のテラスを利用することができる「TERRACE STUDIO SUITE」など、インテリアの異なる27部屋があるそうだ。


街に開かれたホテル
「明日の朝はここに食べに行ってね、朝7時から11時までの間にペイストリーと飲み物を注文できるわよ」と鍵と一緒に渡されるのが朝食券。GJELINA HOTELには食事をする場所が無く、朝ごはんは歩いて10分ほどの場所にあるベーカリー「Gjusta Bakery」に足を運ぶ。(すぐそこよ!と言われたのだが、やっぱりアメリカは大きい…)


ペイストリーもかなりの種類があり、ついつい全部制覇したくなってしまうが、やはりサイズが非常に大きい。滞在中3種類くらいしか食べられなかったが、素晴らしいクオリティであった。



ペイストリーだけでなく、デリも提供され、室内・屋外席もあり活気がある。
ベーカリーの目の前にはゴールドジム1号店があり、筋肉のお祭りのような光景が広がっているが、こちらはこちらでスタッフと老若男女問わず、楽しそうに朝の会話を楽しんでおり、活気があって楽しい。


隣にはライフスタイルショップ「Gjusta Goods」もあり、朝食を楽しんだ後、Veniceの街に繰り出す前にチェックするのがおすすめである。


Veniceの中央通りとも言えるアボット・キニー通りを歩いて散策していると、小腹が空いた頃にレストラン「Gjelina」がひょっこりと現れる。「私たちのVeniceにおいてのビジネスはすべてGjelina Hotelの体験の一部として相互に結びついています。」と言われる通り、街を知り尽くした人々によって、Veniceの街を案内されているかのような体験ができるのが大変楽しいホテルである。




GJELINA HOTEL
客室数:27室
開業: 2023 年
住所: 15 Rose Ave, Venice, California 90291
