【映画感想】「グリッドマン ユニバース」感想
ネタバレ注意!!!!!!!!!!
最っっっっっっっっっっっっっっっっっ高の映画でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見た日はこの映画のことばかり考えてなかなか眠れなかった。
映画が刺さりすぎて眠れない経験は「まどマギ叛逆の物語」、「天気の子」、「若おかみは小学生」でしたことがあるけれど、これらはモヤモヤや衝撃、切なさが伴うものだった。
でも、この映画は違う。
全て「楽しい」「嬉しい」「面白い」で構成されている。
こんなに「楽しい」と「嬉しい」と「面白い」が詰め込まれた映画は久しぶりに見た。
本当に楽しい2時間だった。
語りたい要素が多すぎるので、思いつく限り書き殴ります。
・オリジナル裕太
グリッドマンじゃなくても、突き動かされて走り出す裕太。グリッドマンだったから勇敢だったのではなく、元々勇敢だったのだ。
自我を失う可能性を聞いても、一切の迷いなくやると言い切る強さ。記憶がないことを気にしない強さ。グリッドマンの2ヶ月を「楽しかったならそれでいい」と肯定できる優しさ。
ようやく見られた本当の裕太、こんなにかっこいいとは思わなかった…。
・ダイナレックスとガウマ
ダイナゼノン最終回でダイナレックスが再起動していたのを見た時、いつかガウマにもまた会えるだろうという予感があった。
そして今回、グリッドマンのピンチに現れたダイナレックス。「手を貸すぜ?大将!」
それがよく知った声で喋り出した時は本当に嬉しかった!!
しかも、叫ぶ技名が「なんとかビーム」!!!!!
正真正銘、あのガウマなのだと感じられて最高にテンションが上がった。
グリッドマンとダイナレックス、夢の並び立ち。
フィクサービームを放つグリッドマンを背に乗せるダイナレックス。
初っ端からめちゃくちゃかっこよく、一気に盛り上がった。
戦闘終了後すぐガウマの姿を見せてくれたのも嬉しかった。予告の感じからして出番少なめ(オールスター映画に限って、出番がないとは思っていなかった)も覚悟してたけど、多めなことが察せられたから。
・ダイナゼノン組
次々迷い込んできたダイナゼノン組が合流してガウマと再会する流れが速攻で、変に尺を割くことがなかったのが嬉しかった。再会は早ければ早いほどいい。その分しっかり話すことができるから。
カプ厨としては付き合った後の蓬と夢芽を映像で見られるのも嬉しかった。
きっぱり「付き合ってます!」って言うところと、インパーフェクト再会と、暗にプロポーズされて真っ赤になるところが好きです。(後者はカプ厨フィルターを通すとどうしてもそう聞こえてしまう)
テレビシリーズではずっと「南さん」「蓬くん」呼びだったのに、今回の「夢芽」「蓬」呼びが異常にしっくりくるのは何故だろう。二次創作の見過ぎか?
・ガウマと姫
こんなところで再会するんかい!!!
守るべきもの3つ目って賞味期限なのかよ!!!
でも良かったな!!!
この直後のシーンが世界の異常に気付くシーンだったため、姫もアレクシスや怪獣優生思想同様現実ではないのかと心配してしまった。けどその後の描写的に姫はちゃんとダイナゼノン世界に存在してるみたい。良かった。
・フルパワーグリッドマン&カイゼルグリッドナイト
物語は不穏な流れではあったが、ナイト&ゴルドバーン登場、新世紀中学生全員出撃、合体、グータッチ、並び立ちはテンションが上がってしまうというもの。
ダイナゼノンのオシャレBGM、武器交換(ナイトがキャリバーを使うのがイイ!)と熱い戦闘シーンだった。このバトルがクライマックスになれるだろ。
前には世界の異変、後ろにはグリッドナイトに貫かれ消滅するダイナゼノン組と不穏に挟まれてはいるが、名バトルだと思う。
・現象の外側にいるアンチくん
世界に起きている謎の現象の外側にいて、現象の外側から主人公を助けてくれるポジションのキャラ、かっこよくて好きなんだよな…(この好みはまどマギ叛逆の物語の美樹さやかに起因するものです)。
本作のアンチくんはそのポジションそのもの。かっこよかった。
アンチと二代目はグリッドマン時代の容姿だったが、2人の関係はダイナゼノン世界となんら変わらないのが嬉しかった。
ダイナゼノン世界のアンチたちは、グリッドマンが思い描いた成長IFだったんだな。でもめちゃくちゃいい成長だから、同期されて正史になったのが嬉しい。
・作られた世界と虚構の存在
グリッドマンユニバース。グリッドマンが生み出した宇宙。本作で出てきた怪獣も、全てを知ってから見るとカラーリングや意匠、色々グリッドマンっぽい(名前もGRIDMANのアナグラムらしい。凝ってるね)。
グリッドマン組が作られた存在なのは元々そうだけど、ダイナゼノン組まで作られた存在だと判明。
でも、そんなことは関係ないというのが彼らの答え。
作られた存在だとしても自分で考えて生きていることは不変の真実。
「あの景色は誰がなんと言おうと本物なんだ」なんだよな…。
自分が作られた虚構の存在だと知った時の葛藤って、普通なら時間をかけて行われると思う。
でも本作は、彼らの答えを示すかのようにその葛藤が一瞬で終わるのがいいね。
虚構を信仰、大いに結構。説得力を持ってそう言ってくれるこの作品、何人もの人を救っているんだろうな。
・インスタンス・ドミネーション
ダイナゼノンはなくても、インスタンス・ドミネーションで時間を稼ぐ蓬がかっこよかった。
直前のアンチ怪人態もそうだが、使えるものは全て使ってギリギリのピンチを乗り切るのが好き。
・現実のアカネ
よく見たら最初のTRIGGERロゴのところからアカネの目が見つめてた。出番あるよって伝えていたんだな。
グリッドマン最終回の「アカネは現実に戻る」というラストが大好きだから、現実の、実写のアカネとして出てきたのが本当に嬉しかった。
神様としてではなく友達として協力するという動機も熱いし、インスタンス・ドミネーションまでやってくれるだなんて。
・アニメのアカネ
現実のアカネが出てくるのも嬉しかったけど、まさかの再アニメ化は嬉しかったなぁ。
アレクシスと再会した時から、昔のような楽しげな声のトーンと軽いノリに戻って、そんな昔と同じアカネが今度は味方として一緒に戦ってくれるという事実が嬉しかった。
他の人の感想で見てなるほどと思った考えが、「劇中劇でアカネの要素を入れるかどうか悩む」という描写こそがアカネ登場の前振りということ。
アカネを出していいのか、六花が悩んだことは製作陣の悩みそのものだったのかもしれない。
悩んだ末に出すことを選んでくれてありがとう。
・インパーフェクトと、満を持してのダイナゼノン
この映画で一番好きなシーン。
ダイナゼノン組が復活して流れるインパーフェクトで、熱くて涙が浮かんできた。
そして満を持してダイナゼノンの登場!!
この映画はここまで一貫してガウマがアシストウェポンのダイナレックスとして戦っていて、みんなが乗り込んでのダイナゼノンとしての戦闘はなかった。それを寂しく思ったが、まんまと嵌められていた。
全てはここでのカタルシスのためだったのだ。
全員搭乗しての「はぁい、それでは皆さん、ご一緒に!ダイナゼノン、バトルゴー!!」
こんなの、泣くしかない。浮かんだ涙は止まらず溢れてきた。
この映画のおかげでインパーフェクトが泣き曲になったよ。聞くだけで泣けるタイプのやつに。
・正真正銘の全員の力
アノシラス、内海、六花、アカネ、アレクシスも含めた全員の力を合わせた決戦も最高に熱い!!もう一切出し惜しみなし、全パターンの合体見せてやると言わんばかりのサービス精神!!
ダイナゼノンとの合体、ローグカイゼルグリッドマン(とフルパワーグリッドナイト)も最高に輝いていた。
・これも伏線!?
伏線、めちゃくちゃ多かったですね。
バレーボール直撃が平気そうだったこと、書き直しすぎてぐちゃぐちゃになった紙、ウルトラマンの舞台で泣く内海、観劇で泣く裕太、グリッドマン似顔絵大会などの何気ないシーンが伏線になっていて、回収のカタルシスがたくさんあった。
・これでもかと拾われる関係性
テレビシリーズからある関係性は全て拾ったんじゃないかと思うくらい、めぼしい絡みは大体あったのも満足度が高い。
メインとなる裕太と六花はもちろん、裕太と内海、蓬とガウマ、蓬と夢芽、六花とアカネ、内海とボラー、キャリバーとアンチ、アカネとアンチ、アンチと二代目、ちせとゴルドバーン、ガウマと暦、ガウマとちせなど。
ちょっとだけの絡みもあったとはいえ、全ての関係性を網羅する勢いで供給たっぷり。最高だね。
・アカネとの別れ
この一連の流れ、アニメグリッドマン最終回を強く意識していて好き。
立派に成長したアンチがアカネにお礼を言うシーンは、ただの怪獣じゃなくなったゆえ青目が重要だったグリッドマン最終回と対比して、怪獣として生んでくれたことへの感謝を伝えるため隠れている赤目の方を強調していて感動する。
内海が六花とアカネに挟まらなかったシーンのオマージュも、youthful beautifulのオマージュもあったのも良い。
アカネは、六花の最後の願いを尊重して話さずに去っていったんだよね…。六花の神様………。
・再会の約束
グリッドマンと裕太たち、裕太たちと蓬たち、蓬たちとガウマ、これらはどこも永遠の別れではなく、いつかまた会おうという別れなのが良かった。
特にグリッドマンと裕太たち!!アクセプターをそのまま残していき、互いに助けが必要な時は求め合う、美しい友情!!
・告白
もうこの映画の裕太かっこよすぎて、それを六花と一緒に2時間見てきた視聴者には結果は明白だったよね…。
タイミングが遅くとも、六花がちゃんと裕太を好きと自覚したタイミングで良かった。
一旦こんなところ。
・総じて
お祭り映画で、カオスで、大盛り上がりで、でもテーマは分かりやすくて、最高に面白かった。
この映画を楽しむことができて本当に良かった。
グリッドマンもダイナゼノンも見た人は絶対見なきゃダメですね。
この映画は幸福物質だけで構成されています。
最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おわり
マシュマロでお題募集してます。
